ピピンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ピピン

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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

2.0

いろいろ含意がありそうなことはちらちら見え隠れするものの、全体としては…
肩透かしで欲求不満感。

ファンも多い作品で言いづらいけれど、
小中学生くらいなら手放しに楽しめるのかも。

ただ、初の黒人ヒ
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オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)

4.2

ものすごい作品だった。
一晩経っても落ち着かない。
鑑賞中に沸々湧き上がり、得体の知れないどろりとした質感を持つ何かが、今もみぞおちのあたりにある。

舞台は夏。場所は日本…ロケ地は日本なんだけれど、
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天気の子(2019年製作の映画)

3.2

絵が綺麗。
舞台が被ってるのもあり、『言の葉の庭』に重なる情景が多かった。

『君の名は』に比べるとだいぶ好き。

『すずめの戸締り』が気になるものの『君の名は』と同じ轍は踏みたくなくて鑑賞。
んーー
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.3

癒しと救いに満ちた作品。
じんわりときて、あたたまった。

本来、なかなか対等になりづらい母と娘が同年齢で関わるというファンタジーな設定を通じて描かれる二人の関係性が素晴らしい。

子ども特有のわりと
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.8

セリーヌ・シアマ監督(『トム・ボーイ』『燃ゆる女の肖像』)のデビュー作。

すごく揺さぶられてざわざわするけれど、どこか心地よさを感じる空気感の作品。きっと、いいことも悪いこともある等身大の世界を捉え
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ケス(1969年製作の映画)

2.5

そんなに好きじゃない。
けど、いろいろな苦労の中、見通せるほどの未来による閉塞感の中、タカと過ごす時間やタカの話をする時のキャスパーの輝きは心にしみた。

一方で、教訓じみた、説明じみた描写が多い気が
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

2.0

嫌い。けどすごい映画。

「もうやめて」ってなって、見てて辛い映画だった。感情の大渦、荒れ狂う渦の中に巻き込まれていく感じ。

会話で進んでいく作品。けれど、会話の中心人物や論点はころころと移り変わっ
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Away(2019年製作の映画)

1.5

製作者がコメントしているとおり、非常に個人的な作品だった。いろいろな実験的要素が詰め込まれていて、試行錯誤した結果が伺えた。

一人で作った点と自然描写の美しさには感嘆するけれど、不満もややあった。
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.5

クリスマス

よきよき。いろんな幸せがありますね。

もし振り返って間違った道を来たと気づいても、えいっと踏み出す勇気さえあれば遅すぎるということはないのかな。

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

不思議な話。
原作読んでみたい。

ちょっとよくわからない話だったけど、菅田将暉の神様感は出てた。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

なかなか怖い映画。
設定がリアルで、無慈悲だとか理不尽だとかを突きつけられる。

この映画のすごいところは「声量」の程よさだと思う。キャストの声の大きさのことではなく、作品が放つメッセージの「声量」の
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

2.0

トム・クルーズの魅力全開作品は数たくさんあって、あんまし記憶に残らない。これも既視感あるけど忘れてた…
見た翌日に既に印象が薄い…

間違いなく面白いし楽しいアクションなんだけどな。

スパイ系でいく
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.3

良すぎ。
こういうたたずまい(青!!って感じというのか、かすかに儚さがあるというのか…)の作品が好きというのもあるけど、面白いし、かっこいいし、キャラやばいしで、みんな愛おしい!

伊藤万理華、表情(
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フライト(2012年製作の映画)

2.1

なんだかなあ…って感じ。

奇跡的な対応によって、不時着するも犠牲者が少なくすんだ飛行機事故にまつわる物語。
ただ、作品のフォーカスはアルコール依存症や家族との関係、薬物依存の女性などとくるくるして中
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.5

恋愛、就職等人生のいろいろから一度距離を取り、都会から田舎に帰ってきたへウォン。
四季に則して暮らす様子が身に沁みる。

大変なことももちろん多いだろうけど、自然のペースに合わせて、地に足つけた生活を
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.6

ウィノナ・ライダーかっこいい。どこかマチルダを感じた。

ロベルト・ベニーノのキチガイ具合がやばい。

短編のオムニバスだから見やすくて(区切りやすくて)みるのに数週間かかってしまった。

不思議だけ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.9

最高。気分爽快。
これが監督のデビュー作ってすごいなあ。

お父さんの不器用さがよく表現されていて泣けた。ビリーかわいい。

音楽の使い方もうまい。

ラストのアダム・クーパーはこの前舞台で見たばっか
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.6

面白い。

タイムスリップにロマンスを人匙。
段々といろいろ繋がってくのが見てて楽しい。

どんでん返し系は気になるとはいえもう一度見る体力がないけど、これはちょうどよく最後に色々収まる。

ラストの
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タツノオトシゴ(1934年製作の映画)

-

ショート、アバンギャルド、ドキュメンタリー、科学映画

少々きしょかった。生命にきしょいと言うのは失礼だが、見慣れない生物かつその外見の内側を切り開いていくのだから(文字通り切ってた)少々きしょいとい
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.0

原作『エール!』に劣らずいい映画。
感動〜

涙のきっかけとなるイベントが画面にない時でも、なんだか込み上げてくるものがあった。作品全体を通して徐々に高まる波のように涙腺を刺激してきてた。

歌ってい
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ウンベルトD(1952年製作の映画)

3.9

ネオレアリズモの傑作。
『自転車泥棒』より、伝わってくるものが理解できた。
みんな自分のことで精一杯だし、やるせない憂世で必死に生きている様子が痛々しくて辛かった。

ウンベルトとマリアは作中で一番の
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ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)

4.1

僕は好きだな。
『自転車泥棒』『ウンベルトD』に比べて、ネオレアリズモ作品としては混沌・混迷しているという批評も聞くけど、わかりやすく、楽しく、ハッピーな作品。

ファンタジー調の裏に社会への批判提起
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.2

アンドレ・バザンによるとネオリアリズモの到達点と思われた作品であり、ネオリアリズモの再出発点でもある作品とのこと。

この作品がなぜそんなに評価されているのかは知識不足でかよくわからなかった。作品登場
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

最高でした。。
前作は必見。

戦闘機アクションのかっこよさに沸き立ち、
前作から続く世界線でのドラマもいちいち良くて…

思わぬ伏線回収がいきだった!(司令官の…)
オマージュに溢れてるのも最高
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.6

mis90sでちらちら見えた、スケボーで繋がる仲間たちが抱えるバックグラウンドの多様さ(苦悶の多様さ)を直球に捉えて描いてる映画。

ドキュメンタリー映画。

とはいえ、機材の豪華さから演出がどこに潜
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

1.0

もはや笑えないコメディ。

スカイミッションで完結にしてくれてればとつくづく…

カーアクションどこいったし。車たくさん登場させて潰すより、たくさんかっこいい走りを見せて欲しい。

ツッコミどころ満載
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

綺麗、おしゃれ。

構図やアニメーションの差込み、色使い(白黒の活用の仕方も)、会話内容、テンポ、全部おしゃれ。

ストーリー展開も実際に雑誌をめくってるような感覚で新鮮。

ウェス作品は初だけど、こ
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

3.0

実話ベース。

いい話だけど、アメフトと人種差別のコラボに慣れちゃったのか激しい感動はなかった。

いい話ですね〜

感動はWoodlawnの方がした気がする

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.3

ダニエル・クレイグ版ボンド最終作。

レア・セドゥ綺麗すぎ。アナ・デ・アルマスも少ない登場シーンながら魅力的。

最後は心揺れますね。
映画館にいるような錯覚を感じるほど「映画」的要素でよく作り上げら
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.3

内容はシンプル。前作、前々作に比べて少し、、

しかし!サブキャラたちにたくさんフォーカスされててよかった。今まで見なかったペアで行動するキャラたち、一層キャラが確立されたように思う。まるでファンサ。
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スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.6

前作で確定したキャラがさらに深められる作品。

内容もハラハラドキドキで、よりアクションによった感じ。

スコッティの相棒かわいい。

最終作が楽しみになる、ジムとスポックの展開でした。