幕のリアさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

2.2

バンコク発羽田行き機内にて。

実家が京都から滋賀へ都落ちしたのもあり、多少は滋賀愛もあることと関西各県各地域描写もそこそこ充実していたことから、見れたは見れた。

共振ポイントは多々あったはずだが、
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.0

バンコク発羽田行き機内にて。

いかにもガイリッチーな軽さは気になるものの、随分久しぶりに無理ゲー脱出劇をエンタメ作として楽しめた気はする。

ただ、米軍のアフガン撤退後の膨大な犠牲者の存在をエンディ
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

1.5

ダッカ発バンコク行きのフライトがキャンセル!
人生初キャンセルが今週2回目。
タイ航空S**K。
用意されたホテルが本物のインターコンチだったのは良かったが、用意された夕食はインターコンチの本格ビッフ
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バンコック・デンジャラス(2008年製作の映画)

3.0

バンコク発ダッカ行きTG機内にて。

トラブル続きのバングラ出張疲れた。
ただ、意外にもバングラでの仕事周りは劣悪ではなく、無謀とも思えた試みはトライアルの価値がありそうで大きな収穫はあった。
それに
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Influencer(原題)(2022年製作の映画)

2.8

半年ぶりの海外出張、月曜深夜タイ航空のフライトがまさかのキャンセル。
各手続きで早朝5時にようやく手配されたホテルに到着と疲労困憊。
数時間仮眠後、代替便の確認や出張アポの取り直しなどを行い、ようやく
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

2.8

福田沙紀、SPEC以来見た。
Wiki見るとテレビドラマの細かい仕事はずっとこなしていたようだ。
役所勤めの地味な役柄の中でどうしても隠しきれない美しさが見え隠れする。

入江悠作品としてはSR以来の
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.2

劇場予告、邦題、ポスタービジュからイメージを膨らませ過ぎた感あり。

フランス法廷のあまりに呑気なディベートは大学のゼミさながら。
戸惑いしかなかった。

ええ歳こいた男の情けなさを突きつけられてドン
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

4.3

今更ながらホウ・シャオシェン初スクリーンである事に気づいたので、迷う事なく予約。

デジタルリマスターとは思えない雑味のある映像がリアリティーに溢れつつも詩情が乗ったように美しい。
むしろフィルム上映
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

-

エリセの新作を観て、謎の直感から即今日の予約を済ませた。

アイルランドの情景は美しいし、衣装も良い。
それでも序盤に感じた違和感に誘発され当たり前のように失神。

粗野で横暴な父親の描き方にはただた
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

「ミツバチのささやき」は数"多い"マイ満点映画の中の一本。
まさかビクトル・エリセの新作がメジャーシアターで観れるとは。

眼福と言えないまでも、見入ってしまうこの魔力の正体はなんだ。
かと言って、も
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心霊写真(2004年製作の映画)

2.7

"女神の継承"の監督さんの長編デビュー作なのかな。

2004年作品ということで、90年代のJホラー作品の影響が色濃い。
この頃のタイ作品だと、"アイ"がなかなかに緊張感あった記憶がある。

前半の見
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.1

モキュメンタリーな造りがノイズでしかないほどに撮影が上手で美しい。
昼間劇場でよく寝たせいもあり、集中力が下がらない素晴らしい出来映え。

タイをバックパックで回った時のコーンケンとかメーホーソンの景
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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

2.9

映像は枚挙に暇が無いほどに凄いんだが、話が絶望的につまらなくてビックリ。

サスペンスフルな展開には出来るはずだから、撮影技術全振りじゃなくてもイイのにと残念でならない。

終盤の車内昇進試験と爆弾コ
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

-

未見のトリアー作品が二本立てで観れるということで昨年10月以来の早稲田松竹へ。

"キングダム"予告編で見たサンドベージュな色合い。
ちょっと苦手かも。
変わってしまった祖国やヨーロッパ文化を犯罪や警
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

2.8

さしてストーンズ好きではない上に、ゴダールのポリティカルスパイスがどうにも小賢しい。

それでも、
カラフル過ぎて巨大過ぎるスタジオでのどうにも煮詰まりまくりのレコーディング、
唯我独尊はイイとしてな
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

4KリマスターとあらばIMAXレーザー奮発は当たり前。
何度見たか覚えてないけどよく考えたらスクリーンは初めて。

巨大スクリーンの目で追いきれない映像の洪水に歌詞の字幕なぞ途中で放棄、バーンにティナ
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カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

4.0

グリニッジ・ヴィレッジて、どのあたりだっけ。
チェルシーの下の方か。
確かチェルシーで有名なステーキ屋でランチ食って、JCREWのニューバランス別注を買いたくて、この辺まで歩いた気がする。

ギターは
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ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション(2018年製作の映画)

3.2

ダコタ・ファニング、クリステン・スチュワートが出てる"ランナウェイズ"が好きで、このドキュメンタリーも見たいと思っていた。
クリステンのコメントもあるよ。

70年代ロスの堕落したロックシーンでブリテ
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NETFLIX 世界征服の野望(2019年製作の映画)

2.8

なぜかフォロワーさんのレビューが一つも無い。

どうせNetflix万歳な提灯ドキュメンタリーと思いスルーしていた。
解約して久しい今こそサブスク配信の歴史の勉強に見てみた。

意外にもスタートは90
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高校大パニック(1978年製作の映画)

4.9

ハイテンション映画の最高峰だと思ってる。
譫言を繰り返す女学生、泡を吹く男子生徒、銃ぶっ放されブチギレる河原崎長一郎…
枚挙に暇無い。
全て暑さのせい。

本作の浅野温子は今まで観てきた映画の全ヒロイ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

ヴェンダースの下から目線の東京観光、ファンタジー、そしてノスタルジー。

こんな穏やかに日々を過ごせたらどんなに良いかと思う。
いやはや、無理無理。
と思ってたら、平山も心乱され、行動も表情も少しばか
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

2.5

ミスマガ受賞者とのコラボ作品なのか。
WACKオーディション的な下品さで押し切るのかと思っだが、国岡のエエ奴ぶりがナチュラルに青春部活物たらしめている。

フォーマットは良いから新人アイドル連続ドラマ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.4

キリンジのお兄ちゃんこと堀込高樹がサントラを手掛けていると知り見てみた。
富山ロケが良い。

大した力量も無いジャニタレを迂闊に映画で見ることが今後激減するよう願う。

昨今の日本のミステリー小説って
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.8

リッチな映像だが好みではなく個人的な眼福度は低め。
テーマ的に、もっとSF的な未知を体験させてくれるものかと期待していたが、新しさは無かった。
余白の無い退屈な映画だったと思う。

アバンギャルド・タ
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

4.0

例の問題でもう見れないかも、と思っていたウッディ・アレンの新作。
外出先での仕事が早めに終わったので、終業時間前にドロン。

主演のチビハゲ爺が全く可愛げ無くウッディ・アレンの化身を饒舌に表現。
自虐
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最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.2

"スクリーム"冒頭の完コピに散りばめられたくっだらないギャグの数々だけでも最高。
小ネタのプリンスはボコられて欲しかったけど。

パロディにとらわれ過ぎない下ネタのオンパレードが気持ちイイ。

こんな
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ヘルレイザー ジャッジメント(2018年製作の映画)

1.8

新魔導士含めルックはなかなか。
刑事物要素での自力試しが中途半端。
グロシーンであわわわとならない。

集中出来ず。

どうせ次作オリジナルのリメイクもつまらんのだろうな。

ヘルレイザー:レベレーション(2011年製作の映画)

1.9

ヘルレイザー ばっか見てたら体調崩した。
まともな映画を床で伏せってるついでに見ようにも漏れなく熟睡。

U-NEXTにはヘルレイザー 5から8は無いようでシリーズ9作目の本作を。

POV風に始まり
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ヘルレイザー4(1996年製作の映画)

2.7

4は初見。
2027年宇宙ステーションから近世フランスでのパズルボックス誕生秘話、そして現在未来。
火の鳥くらいの壮大なプロットではあるが、満腹感はさにあらず。

双子魔導士のツープラトン攻撃にもっと
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ヘルレイザー3(1992年製作の映画)

3.0

これまでのカオティックな展開と面白ガジェットの畳みかけが無く物足りない。
それでも丁寧な脚本と演出、人気シリーズなりの予算を感じる画面のリッチさは良い。

何気なくAmazonでヘルレイザー 検索して
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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

4.0

ガキだった当時、制服で大勢で観て爆笑した思い出。
U-NEXTで見れるんだけど、公開当時以来のスクリーンでタイムマシンに乗った気分を味わおう。
記憶に残ってるのは、体にまとわりつく幻覚に"取り除いて〜
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日本統一53(2022年製作の映画)

2.5

久しぶりに続きを見てみれば、コメディパートと氷室田村のですます会話が寒くて、かなりしんどい。

横浜港湾のドンとして尾藤イサオ登場。
若い頃のトンパチぶりは有名で今後の活躍に期待するも即退場。

港湾
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怪談蛇女(1968年製作の映画)

3.7

性悪地主の酷い仕打ちがひたすら続く展開なのに中川信夫ならではの俯瞰ショット含め縦横無尽のカメラワークで全く退屈しない。

山城新伍含め悪の地主一家の惨たらしい死が見れなかったのは少々残念。

呪うでも
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枯れ葉(2023年製作の映画)

-

"レニングラード〜"さえ見てないアキ・カウリスマキ弱者。
だいたいずっとカリウスマキだと思ってたし。
なんでスルー予定だったが、いま観るべき作品なんじゃないか、ふとそんな気がしたのでスクリーンへ。
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ホット・スポット(1991年製作の映画)

4.1

91年デニスホッパー監督作をスクリーン上映にて初見。

当時のアメリカン・タフガイを代表するかのようなドン・ジョンソンの甘いマスクと精悍で小麦色の体躯、Vネックから覗く胸元が眩しく膝丈のスカートとお花
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