ジョンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ジョン

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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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とにかく映画の見せ方が綺麗。インテリアや音楽、カメラワーク、陽射しの差し込みなど、監督の才能が光る。時系列がバラバラだし、会話も少し入り組んでるので見るのに集中力がいる。ダンスのシーンはジョントラボル>>続きを読む

アクロス・ザ・ユニバース(2007年製作の映画)

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思った3倍くらい曲が流れてファンからしたら嬉しかった。でもカバーだし、ビートルズの名前もメンバーの存在にも触れられないので別の世界のビートルズのミュージックビデオという感じ。曲から当て書きした内容かと>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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思ったより、桐島にフォーカスされていなかった。桐島が部活を辞めたのは1つのきっかけでそこから複雑な(実は単純なんだけど)人間関係や立場の揺らぎがあったりする。キャストの豪華さと高校の雰囲気は良くて自分>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

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キューブリック20代の傑作。まだ実績が無いため、2001年宇宙の旅以降のキューブリックの芸術的で叙情的なスペクタクル要素はないが、エンタメに振り切った分かなり面白い作品になっている。
フリとオチが効い
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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当時のフランス映画の動向にあまり詳しくないが、独特なカット、会話劇などきっと新しかったんだろうと思う。いつの時代も男は目の前のことばかりで女は先のことを考えていて、当時の自立した女性像であったように感>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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全体を通して緊張感がすごい。ジャンプスケアや絵面のグロさではなくアンソニーホプキンスをはじめとする俳優たちの演技とカメラワークによって恐怖と緊張感が演出されていた。やはりレクターの演技は別格で登場した>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

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1が面白かったので2も期待していたが、1は超えなかった印象。前作よりコメディパートが多めだったのだが、自分的には面白いと感じなかった。ちさとは1とキャラが違くて変なコントキャラが加速していてくどかった>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

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とにかく世界観がすごいというか、世界を作り出していた。食堂、研究室、シアター室など見ているだけで行ってみたくなるしワクワクするセットの作り込みがすごい。恐竜もCGだが公開当時に見ていたら本当に恐竜が蘇>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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哀れなるものとは誰のことなのか。原題の「poor things」のpoorとは貧しい人のこと。この映画には金銭的に貧しい人、愛に貧しい人、道徳的に貧しい人など、貧しい人がたくさん出てくる。ベラのとてつ>>続きを読む

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

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3時間の長尺で1人の男の人生を淡々と映していく。ぶっ飛んだことが起きるわけでもなく、派手な演出が起こることもない。しかし、自然光だけで撮られたこの映画は全てのシーンが絵になるので3時間飽きずに見ること>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

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マチルダは家族を全員殺されてしまう。12歳の少女にはあまりにも過酷な現実。それをナタリーポートマンが完璧に演じていて、悲しい過去を背負い、復讐に燃えるという顔をちゃんとしていた。泣く演技と笑う演技、殺>>続きを読む

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

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光り輝き、闇もみせるゲイリーオールドマンの演技力が素晴らしい。シドそのものだった。ベースの弾き方や歌い方まで完璧で引き込まれた。パンクじゃない瞬間がないくらい常にパンクで、セックスピストルズを聞き始め>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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とにかく怖くて気持ち悪い。70分だけど長く感じた。まともな精神状態じゃ作れない世界観だと思う。絵画のようで、アニメーションの枚数も多分少ないので独特の世界で、人間は生命感がなく動物に近い印象を受けた。>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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スピルバーグの自叙的作品ということで、自分はスピルバーグは好きだが、全ての作品を見たりするほどのファンでもないので彼自身にかなり興味がないと惹き込まれないのかなと思った。冒頭の汽車を衝突させる場面を撮>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

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南極という極限極寒の世界。自分だったら1年もいれば間違いなく頭がおかしくなるが(実際おかしくなっていた)温かいご飯が楽しい時間を作ってくれる。唯一の楽しみと言ってもいい。必ずみんなで食卓を囲むところが>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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予備知識ほぼゼロの状態で視聴。いきなりワンカットの映像が30分ほど流れ、カメラが揺れて酔いそうになるし演技もイマイチだし何を見せられているんだってなったけどそれが終わればちゃんとした映画で安心した。>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

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自分自身、何かに気づいてもないし共感もあったわけではないけど静かな青い光がどこからか漂っているような映画だった。多くを語らず、近づいては離れていく2人の関係は、唯一無二のものだと思う。夜の海で月の光が>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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3作目を飛ばして視聴。若干置いていかれる感じが前半あって不安だったが、特に大きな意味はなく杞憂だった。終始男の破壊的な欲求を満たしてくれる。予算がどれくらいかかったか想像するだけでも怖いくらい車がどん>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

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2時間20分があっという間に感じる脚本と、たくさんの伏線に時代を感じる大統領や、ミュージシャンたちをしっかり1つのストーリーにまとめるロバートゼメキス監督の手腕はすごい。
知能指数が低くても、親に虐待
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ソラニン(2010年製作の映画)

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大好きな浅野いにお原作の作品。高校生の時に初めて見てこんなに美しい物語があるかと衝撃を受けた。月日は流れて3年近くたった今でも初見と変わらないくらい心が動かされる。
将来の不安や葛藤を抱える登場人物た
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まさに「素敵じゃないか」。ここ最近見た映画の中で1番泣いてしまった。油断していた。上野樹里の不思議でふわっとした雰囲気がとても良く、松潤の演技も良かった。キスをするのは早いと思ったが、前半はビーチボー>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

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レントンの雰囲気だけが変わっていて、20年の時の流れを感じたが、車に乗るシーンであの時と同じ笑顔を見たら何も変わっていないワルでとてもよかった。ヘロインの登場は少ないので若くて危なっかしい雰囲気はない>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

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最高だった。社会の道から外れ、元に戻ろうとするが仲間のせいで逆戻り。最後は自分の意思で仲間を断ち切り、自分だけの人生を送る。若さと90年代とアナーキーさが凝縮された90分だった。薬物をやってない奴が1>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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世の中をナナメに見てる風の美男美女のキラキラ大学生活(あえてこう表現)から始まり、ちゃんと恋愛をする姿がまっすぐで自分が通れなかった大学生活に対してボディブローを撃たれた。でも全ての切り口が甘かったよ>>続きを読む

ナイアガラ(1953年製作の映画)

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モンローウォークというのは知らなかったけど、すぐにわかった。確かに存在感があって不思議な雰囲気が漂っているとは思ったけど退場するのが早かった。ラストの船のシーンは会話もなく、ただもがいているだけなのが>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

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人生を辿る映画は満足感がある。親子の関係も幸せな毎日を家族と送るのも素敵だと思ったけど、海外によくある自己啓発ムービーだった。せっかくタイムトラベルが使えるならもっと色々合ってもいいような気がした(そ>>続きを読む

マダガスカル(2005年製作の映画)

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動物園育ちのライオンとシマウマが野生を通して友情を再確認するという、今思えば斬新で面白いストーリー。動物たちのキャラクター作りがすごい。でも2に比べたら少し内容は薄い。ペンギンズが出てきた瞬間コミカル>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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大好きなキューブリックのブラックユーモア作品。時代背景や予備知識がある程度ないと楽しみきれない部分があったが、2001年よりはわかりやすく面白かった。人は簡単に撃つのにコーラの自販機を撃つのは躊躇う軍>>続きを読む

ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー(2014年製作の映画)

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小さい頃から大好きなペンギンズだが、映画は初めて見た。90分の見やすい時間にペンギンズの魅力が詰まっていた。飛行機から落ちるシーンは落ちるスピード感と落ち着いたペンギンズの暴れっぷり。任務を遂行しなが>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

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3部作の素晴らしい幕引きだった。1、2と比べると劣るかもしれないが、全て1つの物語と考えればマーティの成長も見れたし、ドクのかっこいいところも見れたので良かった。「人間の未来は全て白紙ということさ!」>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

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2015年という未来を9年ほどすぎてしまっているため、過去を行き来しているように思ってしまった。時間によって映画の形が変わったことを感じた瞬間だった。1に続いてストーリーは隙がなく、伏線も回収しまくり>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

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80年代SFの最高傑作。現代の出来事、30年前の出来事が全てつながり、一本の線になっていくところはいつの時代になっても色褪せない面白さだと思う。大筋のストーリーはもちろん、小ネタ的なものもわかるように>>続きを読む

バルカン超特急(1938年製作の映画)

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旅ドラマからのミステリーからのガンアクション最後は恋で締めるという、ヒッチコック得意の飽きが来ない展開。違う人たちのストーリーの同時進行が上手くてこれを30年代にやっていることが驚き。映画の神様と言わ>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

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前作よりも良かった。爆発とカーアクションはパワーアップしていて人は死にすぎだが、目が離せなかった。妻子を殺されたわけではないので、ギブアンドテイクのバランスが釣り合っていた。エイリアン2でも思ったが、>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

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あらすじに妻子を殺され…と書いているため70分すぎに殺されるまでずっと辛い気持ちで妻と子供を見てしまった。普通にネタバレだと思うので書かない方がいいと思う。
ストーリーとしては暴走族との戦いだが、敵に
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

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日本要素があり、暗く酸性雨が降る近未来世界はCG無しで圧倒された。ただ、ストーリーがよくわからなくて主人公、レプリカントどちらの感情もあまり読み取れないまま終わってしまった。人間である主人公は嫌な奴で>>続きを読む