さくらえびさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

さくらえび

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ポール・ヴァーホーヴェン トリック(2012年製作の映画)

4.1

冒頭の4分だけをプロの脚本家に書かせて、残りは素人から募集したものを組み合わせて映画を作る。そんなプロジェクトをヴァーホーヴェンは新しい創造力を得るために行った。
前半はその制作過程の記録で、後半50
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あなたがいてこそ(2010年製作の映画)

4.3

愛しの彼女は宿敵の家の娘だった。監督はハエ映画『マッキー』を撮ったS•S•ラージャマウリ。インド映画の鬼才が贈る『ロミオとジュリエット』
ベタなコントをやりながら、ちょくちょく踊る。そんな明るい恋愛映
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スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(2012年製作の映画)

3.4

豪華絢爛なのに、なんか安っぽい。
学生No.1を目指す大会のせいで友情、愛情に亀裂が入る話。焦点が絞れてなく、とっちらかってるような印象を受けた。
私のために争うのは止めて!的な展開を久々に見た気がす
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命ある限り(2012年製作の映画)

3.7

取ってつけたような不幸に見舞われ、やたら壮大な雰囲気を醸し出す胃もたれラブ・ストーリー!

シャー・ルク・カーンとカトリーナ・カイフの共演は見物です。二人ともダンスがかなり達者なので、ダンスシーンのク
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闇の帝王DON ベルリン強奪作戦(2011年製作の映画)

3.7

三大カーンの筆頭で顔も演技も濃いシャー・ルク・カーン主演。
そして、お相手のプリヤンカー・チョープラーは20世紀最後のミス・ワールド!超綺麗!
ダンスシーンは2回だけと少ないが、演出の謎さで中々光るも
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タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)

3.7

ボリウッド映画の三大カーンの一人サルマーン・カーンと、アジアで最もセクシーな女優カトリーナ・カイフ主演。
パキスタンとインドの諜報部員が出会い、禁断の恋に落ちる!

世界中を転々として各地で何故か踊る
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裸の島(1960年製作の映画)

5.0

舞台となるのは瀬戸内の水道、ガス、電気のない島。
海を渡り水を汲み、乾いた土へ水を遣る。
質素に厳かに日々の生活を営む。

瀬戸内の風景と林光の音楽との調和も非常に心地よい。
心地良さと、繰り返される
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.8

おばちゃん達が滝へと向かうツアーの途中で遭難する話。
ニコニコしながら見れるのほほんコメディ。
面白かったけど、のほほんし過ぎて刺激が足りないぜ!

欲動(2014年製作の映画)

4.6

えっっろい!!
三津谷葉子えっっろい!!
凄いえっっろい!!
勢いでエロいエロい書いたけど、お話自体はエロい内容ではない。ただ三津谷葉子の体とか雰囲気がエロい。好き。

三津谷葉子演じるユリは病院勤務
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画皮 あやかしの恋(2008年製作の映画)

4.2

中国で歴代興行収入を更新した大ヒット作『妖魔伝 レザレクション』(原題:画皮Ⅱ)の前作。

中国きっての美男美女達が繰り広げる六角関係(妖魔込み)の恋愛劇。
妖魔さんたら、恋愛の仕方が汚いぜ。そんなこ
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

ロメロの『ゾンビ』のリメイク。
『ゾンビ』が真綿で首を締めるようなジワジワとした恐怖なら、本作はギロチンのように切れ味鋭くスピーディな恐怖。パニック映画としては、かなり秀逸な出来だと思う。
反面ゾンビ
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.4

死ぬんやろ?と思いながら見ていると、やっぱり死ぬ映画。
潔く割り切って変わった死に方をする彼等の様子を鑑賞するも、緊迫感に欠けてる様に感じた。

死ぬ理由もなく、殺される動機もないまま死んでいく。
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.1

「それは日本の何処にでもみられる海峡である。その底流にわれわれは、貧しい善意に満ちた人間の、ドロドロした愛と憎しみをみることができる。」オープニングのこのナレーションが印象的だった。
貧しさの対岸にあ
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.1

凄い爽やかなゾンビ映画。
ゾンビと爽やかさって対極に感じるけど、メインの4人が其々に悲劇を背負いながら凄い爽やかなので、全体的にそんな印象が残った。

トゥインキー好きのワイルド兄ちゃんが強すぎて憧れ
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愛と誠(2012年製作の映画)

4.1

昭和歌謡曲を使って構成されたジュークボックス・ミュージカル。バズ・ラーマンの『ムーラン・ルージュ』的な雰囲気がある。原作は昭和の大ヒット漫画。読んだことはない。

まず、どのシーンをみてもセットや衣装
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幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)

4.0

霊幻道士からキョンシーの設定を引き継いで生まれたキョンシー映画。ていうか続けて見ると類似点多すぎるが、今更の指摘は野暮でしょう。
これがリメイクでも、リブートでも、パクリでも構わない。面白かったから!
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キョンシー/リゴル・モルティス 死後硬直(2013年製作の映画)

3.6

清水崇プロデュースの霊幻道士のリブート。うーん、なんだかなぁ。

リブート云々は忘れて、ダークファンタジーとして見ればソコソコの出来かな?凄い微妙。面白くなかったわけじゃないど、期待してた分残念だった
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霊幻道士(1985年製作の映画)

4.5

霊幻道士のリブートが公開されるにあたって十数年ぶりの再鑑賞。
怖いイメージが強かったけど、今見ると法術を使った功夫の格好良さやコメディらしい掛け合いが印象に残る。
ストーリーも盛り沢山で面白い。ムーン
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バタリアン(1985年製作の映画)

4.0

2014年の見納め。

「Night of the Living Dead」は実話なんだと嘯くこの映画は、その「Night of the Living Dead
」で作られたゾンビのセオリーをまるで無
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.8

悲しみを背負った男と、余命幾ばくかの妻の最後の物語。

”人間は誰でもいつかは死ぬ。だから、だからみんな一生懸命生きるのよ”というのは『ダイの大冒険』と言う漫画の台詞。少年漫画の中で語られたこの死生観
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トム・ヤム・クン!(2005年製作の映画)

4.0

トニー・ジャーvs大量の雑魚。
トニー・ジャーvs功夫。
トニー・ジャーvsカポエラ。
トニー・ジャーvs剣術。
トニー・ジャーvs鞭使い。
トニー・ジャーvsでっかいレスラー。

海賊版買うなんてサ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.2

リドリー・スコットが日本を描くとなると「2つで十分ですよー」みたいな謎な日本が出てくるのかと思いきや、古さのおかげもあってか意外とリアルに感じた。

劇場映画としては松田優作の遺作ということで、彼の演
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007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

3.9

シリーズ17作目。ブロスナンの一作目。ブロスナンのボンドは平均的にクオリティが高く見やすい印象。初めて触れたボンドがブロスナンだったことも彼のボンドは割と好印象。
今作あたりから映像技術が格段に進化し
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007/消されたライセンス(1989年製作の映画)

3.9

シリーズ16作目。ダルトンの2作目。

盟友フィリックス・ライターを殺されたボンドが、Mに逆らい単独で任務を進めると言う珍しい展開。コネリーやムーアの時代はちょくちょく活躍してたライターがあっさり死ん
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FORMA(2013年製作の映画)

4.4

高校の同級生だった綾子と由香里が、あるひ突然再開する。
綾子は化粧品会社の主任で、由香里は警備のバイト。綾子が由香里を一緒に働こうと誘い、由香里は綾子の部下になる。
二人の関係性の中で徐々に気配を強く
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メイン・テーマ(1984年製作の映画)

4.2

ストーリーも台詞も演技もファッションも全てがナンセンス。というか有り体に言えば全てがダサい!だから面白い。笑える。

野村宏伸の「最高だよぉ」は映画史に残る爆笑名言だと思う。
ファンタスティックすぎる
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ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

4.1

「魂でさえも自分を知るためには自分の心の底を覗き込む」プラトンの言葉が画面に映し出され、次いでギリシャ人映画監督マキナス兄弟により撮られたバルカン半島最初の映画が画面に映し出される。それを鑑賞する映画>>続きを読む

エンドレス・サマー/終りなき夏(1966年製作の映画)

4.0

エンドレス・サマーと言うタイトル、これなんかの比喩だと思ってた。例えば、終わらない青春とか、ずっと続く輝かしい日々とか。違う。もっと単純に本当に夏が終わらない。夏を追いかけて、世界中を旅するのだから。>>続きを読む

トランスポーター(2002年製作の映画)

4.0

プジョーのパトカー可愛いな。

ステイサムのキレのある動きに、状況を生かした戦い方が加わることでがあって楽しい。特にローション相撲みたいなシーンが好き。

ヒロインのスー・チーって凄い年齢不詳顔だと思
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シン・シティ(2005年製作の映画)

4.0

幾つかのエピソードを組み合わせて作られている。メインとなるエピソードは3つ。3つとも男が女のために戦う話。
跳梁跋扈の罪の街で、唯一無垢で健康的な美しさを持つジェシカ・アルバが印象的だった。

白黒の
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でんきくらげ(1970年製作の映画)

3.6

ビデオのパッケージに、オナペット女優No.1の渥美マリ主演と書いてあった。オナペット女優と言う生々しい表現にちょっと驚いた。
そんな渥美マリ、何回も脱ぐが乳首を死守している。

不幸な境遇の女が男を喰
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.3

男たちの裏切りと絆のストーリー。後に『インファナル・アフェア』を生み出すこととなる香港ノワールの旗揚げ。

マークが2丁拳銃でカチコミかけるシーンめっちゃかっけぇ。

柔道龍虎房(2004年製作の映画)

4.7

草むらの中で『姿三四郎』のテーマを日本語混じりのよく分からない言葉で歌うおっさん。奇天烈だけどかっこいいオープニングに胸が高鳴る。
勿論オープニングだけではない、全編通して奇天烈だけどかっこいい。
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大魔神(1966年製作の映画)

3.7

パッケージを手に取り大魔神の顔を眺めている時、ふと思った。誰かに似ている。
そうだ!ハマの大魔神こと佐々木主浩に似てる!まさかと思い調べてみると、予想通りこの映画が由来だったらしい。素晴らしい出会いに
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レッド・ステイト(2011年製作の映画)

4.5

2011年のシッチェス映画祭グランプリ作品。
レッド・ステイトはキリスト教が支持母体の一つである共和党傾向の州のこと。

3人の学生が4Pする為に出会い系サイトで見つけた女に会いに行き事件に巻き込まれ
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道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

3.7

タイトルのインパクトがあまりに強いが、内容も中々のインパクト!

ピエロが暴れまくるスプラッター。コミカルで曲芸的な殺し方が見所。
R18だけど、怖さよりも笑いに比重を置いた作品なので、ゴアシーンもコ
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