りふぃさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.8

待望のウェス•アンダーソン監督最新作をようやくミニシアターにて視聴してきました!!

相変わらずの、映像美。
映像が心地良すぎて眠気が一瞬、、、いや、ちゃんと最後まで観ましたが!

これは何度か観ない
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.9

安定に感動できるお話だった。
が、私の気持ちとしては複雑。。。
ちょっと派手すぎる演出が気になったのと少佐が生きているのが。。。

私としてはTVアニメシリーズは少佐は亡くなったものと思って見ていて、
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

5.0

あああ、また泣かされたあああ!!

アニメ版は放映時に全話試聴。
当時のリアタイ勢からは「綺麗な話で毎回泣けるけど、深さはない」と評価されていたような記憶がありますが、放火事件後に一気に「感動作」と評
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アマデウス(1984年製作の映画)

5.0

あっという間の3時間!
こんなに時間を感じなかった映画は『ゴッドファーザー』と『シンドラーのリスト』以来。

昨年、ピーター•シス展でこの映画のポスターを観てからずっと気になっていた映画。
ようやく鑑
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ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界(2014年製作の映画)

2.0

ごめんなさい、びっくりするくらい好みじゃなかったです。。。

因果応報という四字熟語が似合う映画だと思った。
今というネット社会の怖さを教えてくれる。
だが、そういう社会で生きなければならないのも事実
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サインスピナー(2013年製作の映画)

3.0

サインスピナーをやっている少年2人組。
※今回、サインスピンっていうバイトがあるということを初めて知った。
しかも、そのバイトは賤しいとされている、と。

家がなく車暮らしのシングルマザーと幼い子ども
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マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

4.0

教師や生徒関係なく、等しく皆それぞれの問題を抱えている。

大きな問題ほどひとには言えない。
また、ひとは問題に敏感だ。
言われなくても問題を抱えている人は嗅ぎ分けられる。

その問題に首を突っ込むと
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Clown(原題)(2008年製作の映画)

-

言いたいことはわかるけど、うーーーんというショートフィルム。

虐待や人種差別とかいろんな社会問題の詰め合わせ。
が、やはり、6分は6分。
浅いところで空回りしていった印象。

幼いティモシー•シャラ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.3

生粋のニューヨーカーのギャツビーとその彼女でアリゾナ出身のアシュリー二人がニューヨーク滞在中に遭遇する出来事を描いた青春映画。

恋は盲目。
最初はアシュリーの美しさに目が眩んで、ギャツビーは彼女と反
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

カトリックスクールに通う女子高生の青春物語。

恋と友情、家族、勉強、自分の将来……考えることは山積みで苛々してしまう時期。
だけど、それは一人では乗り越えられない。
苛々している要因の人々に支えられ
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キング(2019年製作の映画)

4.5

全ては砂上の楼閣。
平和は戦争の上に成り立つ。
真実は語られず、見抜くべきもの。
心が弱いと嘘に呑まれる。

ヘンリー4世は嘘に呑まれた。
ヘンリー5世もまた呑まれかけた。
だが、聡明な皇女に救われた
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.8

アメリカのドラッグ問題と家族愛についての映画。

ドラッグに手を出してしまう人ってティモシー•シャラメが演じるニックのような、表面上は何の問題もなくて幸せそうな人という印象がある。
実際、ドラッグに手
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

わりと現実的なお話という印象。

貧乏な家庭教師と恋に落ちる美人な長女、メグ。

女性が現在よりも抑圧されていた時代に、男性と同じだけの表現の権利を求めて結婚を拒む4人姉妹の次女ジョー。

お転婆で最
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

5.0

ドゥニ•ヴィルヌーヴ監督が好きで鑑賞しに行ったら、ティモシー•シャラメに心臓を撃ち抜かれた。

レビューに多く見られるように、話はSFの王道。
使い古されたプロットだ。
だが、王道だけに先が読めてもハ
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.6

見ていて気持ちが良い美しい映像と構図の連続だった。

台詞は最小限で、幼い女の子アナ目線で語られる世界だからか、言葉も単純。
しかし、だからこそ深い。
「精霊ってなに?」

見え隠れする姉イザベルの残
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.0

正直に言うと、私はあまり好きな作品ではなかった。終始胸くそが悪い。

知能犯の妻が、イケメンだけど平凡な夫の浮気をきっかけに「完璧な夫婦を演じてくれない!」と癇癪を起こした話(だと思った。私の見方が浅
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

-

どうやら観たことがあるみたいだが、何も思い出せない。。。

東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

3.3

全話視聴。

監督が神山健治と気づいておらず、後から「だから、仏映画の話やライ麦畑が出てくるのか!」と納得。

結論から言うと、私にはハマらなかった。
攻殻機動隊S.A.C.は大好きだけど、東のエデン
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

余韻が残る映画。

地震のこと、第二次世界大戦中であること、軍事政権なこと、大好きな婚約者が余命幾許もないこと、自分の作った飛行機が余計人の命を奪ってしまったこと、、、

ただただ純粋に飛行機が好きで
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.9

幸せになれる映画🎥

ミニシアターブームの火付け役という、映画ファンの中でカルト的人気を誇る映画らしい。
ヌーヴェルヴァーグが刺さる人々には刺さる映画なこと、間違いなし。

他の方が仰っているように、
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.0

初のスウェーデン映画!
北欧らしいカラフルな色遣いが素敵。

アスペルガー持ちの弟シモンが、大好きな兄サムのために奮闘し、成長していく物語。

留学時代、私のホストブラザーがアスペルガー持ちで、去って
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.9

インド旅行中のすったもんだを経て、疎遠になっていた3兄弟が絆を取り戻すお話。

裏ストーリーとして、父親の死による悲しみとの決別や母親との和解が描かれる。

物事はいつだって唐突に起こり、思い通りには
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

-

大学でセルキー(スコットランドやアイルランドに伝わるアザラシの妖精)について調べなくてはならない時に出会った作品。

映像が可愛くて、綺麗だった記憶。

正直、あまり話を覚えていないためスコアはつけま
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

一度父親の側で見たことがあるが、記憶が曖昧だったため再視聴。

記憶通り、色遣いが鮮やかで出てくるもの全てが完璧な配置!可愛いし美しい!
俳優陣の演技が絶妙に「かくかく」していて、虚構性を強調している
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.5

ひと夏の友情を描いた切ない映画。
様々なことについて悩む美少年ダニエルと強い意志を持つ美少年テオのお話。

母親は滅茶苦茶で、父親は実の息子テオに関心はない。兄も家計を助けてくれない。
ということで、
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.9

贖罪の物語。
随所にキリスト教の教えが散りばめられている。
原版が韓国製作と聞いて納得。
彼の国はキリスト教徒が多い。

アントニオの意味は「非常に貴重」。
大切な人のためにその身を捧げられる人はどれ
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百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

4.9

葛飾北斎の娘であり、絵描きだった葛飾応為のお話。

話の進み方はアンソロジー的。
彼女を含めた彼女の周囲の人々の日常や奇怪な出来事が淡々と描写されていく。
皆それぞれに悩みを抱えながらも生きることを楽
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日日是好日(2018年製作の映画)

5.0

和の心を体現した映画。

劇的なことは起こったといえば起こったし、起こらなかったといえば起こらなかった。
というのも、人間社会の出来事は自然界において些細なことかつ自然なことだいうことがこの映画の中心
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

(月並表現だが)天才黒人ピアニストと荒くれ者のイタリア系用心棒の友情物語。

何も最初から友情があったわけではない。
ピアニストのドクター・シャーリーは教養のない用心棒のトニーに驚いてばかりだったし、
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.9

世間からの評価があまり芳しくない本作品。
しかし、私の友人たちは好きだと言っていて気になったので鑑賞。原作は未読。

結論としては、私は面白いと思った。
生と死は表裏一体というテーマが私の性癖には刺さ
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ダーク・ブラッド(2012年製作の映画)

2.9

多分、ちょっとしたサスペンス?ホラー?映画。

未完の映画を観るのはこれが初めて。
冒頭にリヴァー・フェニックスへの哀悼の意を示す監督の言葉が入る。

ハリウッドから来た夫婦が砂漠で往生し、助けてもら
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愛と呼ばれるもの(1993年製作の映画)

3.5

リヴァー・フェニックスとサマンサ・マシスがひたすら可愛い。

「嫉妬したんだ」と言葉に詰まりながらリヴァーが吐露するシーンが好き。
ベタなのだけれど。

結婚式を成り行きでコンビニのような店で挙げちゃ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

一人の男が自分を取り戻し、愛を再構築する物語。
話は身勝手と言えば身勝手なのだが。

ロードムービー大好き人間には凄い刺さった。

マジックミラー越しにトラヴィス役のハリー・ディーン・スタントンとジェ
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