turkeyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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誓いの休暇(1959年製作の映画)

5.0

宮崎駿監督が好きな作品として近年、有名だけど
彼のアニメに出てくる顔のデカい婆さんは、本作に出てくるトラック運転手のオバさんをデフォルメしたのではないだろうかと昔から思っている。

片足を失くした傷痍
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ひとりぼっちの青春(1969年製作の映画)

5.0

若い時観たのでかなり影響を受けたし、ニューシネマの洗礼でもあった

j・フォンダ、M・サラザン(これ以外、ロクでもなかったけど)、R・バトンズ、S・ヨーク、G・ヤングらの名演、ファンだったJ・フォンダ
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ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)

5.0

「ロミオとジュリエット」決定版
・オリビア・ハッセーの絶世の美少女ぶり、レナード・ホワイティングのハンサムぶり、これぞ「ロミオとジュリエット」の世界
・舞踏会のシーンは、中世の絵画、まるで動くレンブラ
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丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

5.0

超売れっ子の新橋の姐さんとはいえ
このお藤さんほど婀娜っぽい、艶っぽい着こなしをする姐さんは邦画史上他に見た事がない、絶品

ちなみに「矢場」はゲーセンのような健全な場所ではありません

フォロー・ミー(1972年製作の映画)

5.0

最高に好きな洋画
好きすぎて映画「ラスト・クリスマス」(2019年)の僅か2,3分のロンドンデート見ても「ここ、「フォロー・ミー」じゃん」と思ってしまう(笑)

「ラスト・クリスマス」のソフトにある特
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眼下の敵(1957年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ロバート・ミッチャム艦長が最初の雷撃を交わすシーン
渋いクルト・ユルゲンス艦長が「ビールの歌」合唱で士気を復活させ見上げると、フフンと笑って「伴奏をつけてやろう」と爆雷を放り込むミッチャム艦長
最高過
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みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

4.2

1967年の作品なれど、ポリコレを徹底排除、恋愛の美しさ喜び切なさ苦しさにのみ焦点を絞った佳作

日曜洋画劇場放映時、淀長さんが言った通り「一直線に落ちていく物語」を愛でる作品

忍ぶ川(1972年製作の映画)

4.5

こんな時代でも純愛映画が有ったっていいじゃないか
この映画は故郷を失った志乃が苦労の末、似た陰(かげ)を持つ男に惹かれ一緒になり、「新しい故郷」を見つける物語ではないだろうか
栗原小巻が最も美しい時に
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ロイ・ビーン(1972年製作の映画)

5.0

散文的な所もあるけど、非常に優れた西部劇へのレクイエム、素晴らしいエピローグによる西部劇への完結感。
ポール・ニューマンの魅力が遺憾なく発揮されている、黒澤監督の三十郎シリーズが三船敏郎なくして成立し
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.8

唯一の欠点は女子高生の祈りの合唱シーン

誰もTVのスイッチを入れてないのに突然、TVから流れ出した(笑)

2024.3.11追記
ゴジラは人間の作った水爆の被害者であると同時に、恵美子にフラれ裏切
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用心棒(1961年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

黒澤時代劇では「羅生門」以外、刀と刀がぶつかる事は無い、全て一撃で斬り捨てるか体をかわして斬りつけている

それは江戸時代の剣士同士の御前試合(真剣勝負)など殆どが睨み合いの末、一撃で決着が付いたと記
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羅生門(1950年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

自分は、あのラストシーン、捻くれず「それでも人間の善性を信じたい」と言う黒澤監督のメッセージと理解している

但し、殺害の真犯人は杣売りではないかと疑っている、坊主も短刀だけではない「その恐ろしさ」に
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野良犬(1949年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

・千石規子と志村喬のやり取り、最高
・ホテルでの銃撃、二人の対決シーンで対位法を使い、音楽と画面のアンバランスからくる異様な緊張感の秀逸さ
・闇市シーンの記録的価値と戦後の匂い、ドキュメンタリー感
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

4.3

当時の人たちには、あの沼の正体は言わずもがなだったろうけど、今では殆どの人が理解できない案件、あの沼はB-29の爆弾の後に雨水と街の下水が溜まって出来たモノなんだよね、敗戦日本の象徴、そういう設定だっ>>続きを読む