キングボブさんの映画レビュー・感想・評価

キングボブ

キングボブ

インサイド・マン(2006年製作の映画)

4.2

スパイク・リー監督の作品は、見ていて普通に面白い。…が、そこまでの感動や衝撃を受けるものではないというのが印象。

そして今作もそれが全く当てはまり、これだけの豪華キャストを揃えたクライムサスペンスな
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

舞台はオスロの街。
北欧の雰囲気ってやっぱりすごく好きだなあ。

人生は運命なのか選択なのか…
30代といえば自分の身の振り方を決める大事な時期。
それでいて、子育てや転職、退職、介護に身近な人の死な
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.1

ジェイク・ギレンホール主演の、警察バディモノ。
「バッドボーイズ」にも似ている感じがあるが、本作はPOVが基本のドキュメンタリー風。

それなのにマイケル・ペーニャにアナ・ケンドリックス、デヴィッド・
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

キューブリック作品は「シャイニング」に続いて2作目。

今作は大学生の時に一度見ているのだが、正直その時は全く意味のわからないただのエロ映画だった。

20年以上経って改めて鑑賞してみると、だいぶ面白
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関心領域(2023年製作の映画)

3.0

劇場はほぼ満席。
アカデミー作品賞ノミネートだけに関心は高いのかと。

ホラーよりも恐ろしいとの触れ込みだったため、劇場で見るか迷ったが、今作は音が非常に重要な役割を果たすので、間違いなく劇場作品だろ
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

4.0

古来からある超王道ラブストーリーを2024年バージョンでといったところだろうか。

さらには「ノッティングヒルの恋人」の現代版でもある。

まあノッティングヒル〜でもそうだったように、アン・ハサウェイ
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

-

これは映画というよりもライブなので特にポイントはつけません。

40年以上も前のライブ映像をデジタル処理によってここまで綺麗に見せる現代の技術に脱帽…

フレディの髭にブライアンの髪の毛一本一本が本当
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

4.2

『人生に近道はない』
そんな道徳的教訓を見事に表現した良作。

高校生ぐらいの年齢は間違いなく大人の世界に憧れる。
そんな危うい女子高生を見事に演じたキャリー・マリガンはやっぱりすごいな。

主演とし
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.3

「犯罪都市」と同様に、実話を元にされてるとは…

警察だったマブリー兄貴が今度はヤクザのボス。
まあ似合いすぎるのは言うまでもないだろう。

非常にテンポも良く、ヤクザと警察が手を組んで悪魔のような凶
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ステラ(1990年製作の映画)

4.5

隠れた名作発見!

DVDがAmazonで25000円…
配信もなくレンタルもない、もはや幻と化した作品なのかな…

なんとYouTubeで見られたので鑑賞しました。

これは親子の愛の物語。
ステラ
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E.T.(1982年製作の映画)

4.6

記念すべきFilmarks1500本目は、世界的名作で。

本作と「未知との遭遇」(未見)が、地球外生命体を本格的に扱ったはしりなんだろうな。

先日見た「インディペンデンス・デイ」とは違ってなんとも
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.7

アカデミー作品賞を含む4部門で受賞した当時の話題作であったが、当時見た時は正直さっぱりわからなかった…

人生経験も増え、様々な映画にも出会い、今なら楽しめるのではないかと再鑑賞。

結果全然ダメでし
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残り火(2022年製作の映画)

3.9

「コヴェナント」において、主役のジェイク・ギレンホールを食う演技で、ものすごい存在感を発揮したダール・サリムが主演ということで楽しみにしていた。

あまりにも違う役すぎて、笑ってしまった。
今作ではだ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.6

2023の話題作であったが、残念ながら劇場鑑賞は叶わず、ようやく待望の配信開始。

「ジョン・ウィック」や「96時間」と並ぶイケオジ無双の完結編。

と思ったら「マイ・ボディガード」のダコタ・ファニン
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

気にはなっていたが、そこまで興味をそそられるものではなく、結局劇場鑑賞は叶わなかった。

Amazon primeにて。

これはもはや、子供向きではない。
子供の時にアニメにハマった世代が、大人にな
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

4.8

縁あって久しぶりの鑑賞。再レビュー。
もう何度見たかわからないくらい見てきたが、何度見てもその面白さは変わることはない。

正直、アメリカ至上主義だったり、設定が無理ありすぎたりとツッコミどころは満載
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.4

クリストファー・ノーランのデビュー作が劇場で見られるとは。
新宿武蔵野館に感謝。
「オッペンハイマー」のアカデミー作品賞のおかげかな。

超低予算映画であることは、白黒だったりカメラワークだったりとな
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.3

モンスターバース第5作目。
IMAXでの鑑賞をぜひお勧めしたい。

前作はゴジラVSコングだったのに対し、今作はゴジラ×コングなので、共闘体制というのは明らか。

ゴジラの造形も素晴らしいし、新キャラ
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

4.0

サスペンススリラー作品として評価の高い本作。
ルーニー・マーラにジュード・ロウ、さらにキャサリン・ゼタ・ジョーンズとキャストも非常に豪華で、大きな期待をしての鑑賞。

キャストの演技、特にルーニー・マ
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.7

昨年に引き続き、映画ドラえもんの劇場鑑賞。

最近のドラえもんは伏線回収とか、演出がオシャレになりつつあり、それは今作でも随所に見られた。

これまではやはり友情をテーマに描いていたが、今作は趣向が変
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.5

アニメの実写化はその多くがキャストと再現度で失敗してしまうが、今作は素晴らしかった。
Netflixの配信ということで、劇場公開しないのが勿体無い。

鈴木亮平はいわゆるイケメンではないのが少し不安だ
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シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.8

シリーズ第2弾。

ストーリーとしては、前作の続きとなるのだろうが…
ジョンの復讐を企むナンシーの話はわかったのだが、それ以外の話がどうしてもわからない…

マーヴは昔の話なのか、クライブ・オーウェン
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シン・シティ(2005年製作の映画)

4.2

なんとなくのイメージから、ストーリーなど皆無で、アニメ原作の世界観や映像美を楽しむ作品かと思っていた。

3つのストーリーが並行して描かれ、それがあまり繋がることなく終わる感じは、「パルプ・フィクショ
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.8

ソフィア・コッポラの代表的な作品。
自分としては「ロスト・イン・トランスレーション」の方が好きだったかな。

厳しい両親に抑圧された生活を送る5人の美人姉妹…
トルコの「裸足の季節」に非常によく似た設
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マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

3.6

ジェニファー・ローレンスにこんなコメディ要素を感じたことがなかったので新鮮だった。
しかも相当体を張ったなあと感心させられるレベル。

ただどの立ち位置なのかが分かりにくかったかな…

パーシーからは
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.3

日本の誇る巨匠、黒澤明原作を、イシグロカズオ脚本でリメイクしたイギリス作品。

本家は未見だが、いろんなレビューで本家へのリスペクトが感じられるとのことなので、非常に上手くリメイクしたのだろう。

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.4

アカデミー賞は作品賞と脚本賞にノミネートされた今作。
ようやく劇場で見ることができた。

できたら発表前にノミネート作品は全部見たいものである。

まあ…切ない…
こんなに胸の奥をギュッと締め付けられ
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クロエ(2009年製作の映画)

3.2

う〜ん…
ストーリーだけなら3.0かな。
リーアム・ニーソンにジュリアン・ムーア、そしてアマンダ・セイフライドという豪華共演だから最後まで見られたところもある。

3人の演技はやはり素晴らしい。
それ
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サード・パーソン(2013年製作の映画)

3.6

非常に難解…
そういう評価を聞いた上で鑑賞したが、やっぱり難解。

いろんな人のレビューや考察を見た後でも、「なるほど、そうか!」と納得することはなく、多くのシーンがいまだにモヤモヤしている。

ポー
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

4.0

邦画「鍵泥棒のメソッド」の韓国リメイク作品。
オリジナル作品が非常に面白かったので、リメイクの得意な韓国がどのようにリメイクするのかが楽しみだった。

個人的には日本のオリジナルに軍配。
ユ・ヘジンは
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アイ・ソー・ザ・ライト(2015年製作の映画)

3.5

ロキ2が見終わり、トム・ヒドルストンの出演する作品をと思って鑑賞。

なんとMCUの中でも好きなロキとスカーレット・ウィッチの共演。

ハンク・ウィリアムスという人は全く知らなかった。
カントリー音楽
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

4.2

「鍵泥棒のメソッド」を見て、続けて韓国リメイクの「Luck-key」を見ようと思ったのだが、ワンクッション入れようと思い、同じユ・ヘジン主演の本作を。

と思ったら「愛の不時着」のヒョン・ビンがダブル
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.1

堺雅人と香川照之という「半沢直樹」の最強コンビによるダブル主演作。

どちらも演技力が非常に高いので、半沢と大和田とはまた違った魅力を見ることができた。

また桜井武史の元カノ役の女優さん(内田慈?)
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.6

素晴らしかった。

香港のオリジナルの方も最高だったが、韓国の脚本や演出、そしてキャストの配役が本当に絶妙。

オリジナルもそうであったが、基本的に友情や恋愛を描いているはずなのに、どこかミステリー要
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.3

昨年公開の作品でもう配信されているのは非常にありがたい。

多くの方が2023年公開作品の上位に挙げていたので、まあ面白いことは間違い無いんだろうなと。

一作目に続き、オフのゆるゆる感と、仕事の時の
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

最も好きな監督であるクリストファー・ノーランの最新作、日本での公開延期、そしてアカデミー賞の独占。
こんなに公開を待ち望んでいた作品も他にない。

そして非常に難解であることもわかっていたので、公開ま
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