この日をどれほど待ち侘びたことか・・・。
久しぶりに映画館のシートで「あぁ、終わってしまう・・・」という感覚を味わった気がする。
前作を遥かに上回るこれでもか、これでもかと次から次へと展開するアクシ>>続きを読む
スパイダーキラーと言われる殺人鬼と事件を追う女性ジャーナリストのサスペンス。
イランでの娼婦をターゲットに繰り返される殺人は、信仰の名の下に正義として裁かれるのか?悪として罰せられるのか?後半のどうい>>続きを読む
ついに、ファイナル・・・。
ファイナルの割には、大きい組織に立ち向かっているようで意外と地味だった気が・・・。
普通なおじさんが実は敵に回したくないおじさんだったパターンの中でも好きな作品だったので>>続きを読む
ソダーバーグが監督で、ドンチードル、ベニチオデルトロ、レイリオッタ、ブレンダンフレイザー、そしてマットデイモン、こんな豪華な顔ぶれには勿体無いぐらい地味。
ソダーバーグのお得意のケイパーものなのに残念>>続きを読む
独特な演出法で役者陣がとにかく自然かつ、何気ない会話の中にも静かな緊張感や不安定感が出ており、まさにタイトル通り、それぞれの何とも言えない距離感を感じられる。
劇中曲などはなく、ドキュメンタリータッチ>>続きを読む
タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」での映写室でのあの美しい撃ち合いシーンで流れるモリコーネの曲が流れ、映画館で見てからあの曲に魅了されて、実は「非情の標的」という映画のテーマ曲だということ>>続きを読む
悪名高きジョン・ウォーターズの史上最低悪趣味映画として有名な「ピンク・フラミンゴ」以前に制作されたこらまた悪趣味映画。
どいつもこいつも、変態でキ◯ガイ大集合。
とにかく、オープニングの音楽からイカし>>続きを読む
ついに完結編。
剣で己を磨き、高めていこうとする武蔵の孤剣の旅が終幕へ・・・。
佐々木小次郎との、巌流島での決闘がメインではあるがこれまでの武蔵の周りの人々の波乱の人生も落ち着くところへ落ち着いていく>>続きを読む
2024年80本目。
5部作目の4作目。
一乗寺の決闘シーンは、このシリーズの中だけでもなく黒澤明の「七人の侍」に並ぶほどの、名対決シーンとしてもっと語り継がれても良いぐらいの壮絶さ。
決闘シーンでの>>続きを読む
5部作目の3作目となり「二刀流開眼」は、旅に出た武蔵を追うように周りの人々たちの運命が混じり合いながら翻弄されていくスピードがますます加速していく。
中盤から、ついに佐々木小次郎の登場があったり、武蔵>>続きを読む
5部作の2作目。
3年の幽閉を終えた武蔵がいよいよ修行の旅へ。
剣によって己を立つことを目指して旅に出始める武蔵。周りも武蔵を探して旅に出る。
強くあることで、剣に生きることと思っていた武蔵が強くあ>>続きを読む
5部作の1作目。
長い長い物語の序章といったところか、相当予算をかけて作り上げた作品であろうことと、当時の監督と役者の作品への力の入れようが半端なく画面から伝わってくる。最初の10分ほどはあまり面白く>>続きを読む
1977年公開当時に色々と事情があり、日本での公開がされなかった曰く付きの作品ということだが、終盤のスーパーボウルでの展開のスケール大きさとエキストラの数はCGのない時代でよくもここまで原作を元に描け>>続きを読む
マギー・チャンがとにかく綺麗で終始見惚れてしまった。
映画自体は、実験的な作品でこの作品後にマギー・チャンと結婚するオリヴィエ・アサヤスの作品の世界観に戸惑いつつも映画の撮影現場の混乱具合と神経質で芸>>続きを読む
B級感はあるし、ツッコミどころはたくさんあれど、何も考えずに楽しめる作品だった。
タイトル通り、まさに人間狩りされる側とする側のお話で、「パージ」などでやり尽くすれている内容ではあるけど、最初の主人公>>続きを読む
新聞社内でのそれぞれの確執や社長のセクハラ問題など、墜落事故のことだけでなく一人の新聞記者の数日をさまざまな出来事から描き出す。
「金融腐食列島 呪縛」を撮った原田眞人らしい、社会派ドラマであり、ドキ>>続きを読む
アメリカを赤狩りによって追われ、イギリスで活躍したジョセフロージーの作品。
作品の半分が刑務所での出来事に割かれいるが、カメラワークなど刑務所の狭い中をクレーンなどを使用してこだわって撮られている。>>続きを読む
失礼ながら出演者は誰一人知っている俳優がいなかったが、シネコンでやってる邦画や地上波のテレビドラマなんかに出てる人気俳優やアイドルなんかより、よっぽど力を持っている役者さんたちばかりで、監督の俳優への>>続きを読む
2024年70本目。
「変化は必然さ」
旅は道連れ。ドイツの田舎道を映写機を積んでトラックがただただ走り続ける。3時間の時間の中で大きな事件や何かが起こるわけじゃない。それでも、今日も同じように走り>>続きを読む
「恋する惑星」の中の一編として考えられていたシークエンスを独立させて作られたのが、今作。
「恋する惑星」ほどポップではないし、殺し屋が登場人物にいるからか血生臭いところもあるが、どのカットを切り取っ>>続きを読む
戦争を憎み、映画の中で暴力で暴力を批判し続けた深作欣二の集大成的であり、「仁義なき戦い」シリーズに並ぶ、代表作の一つ。
社会現象を巻き起こし、国会でも問題にされて当時ワイドショーで取り上げられていたの>>続きを読む
ラスト30分の二転三転する展開で原作がありそうな良質なサスペンスだが、橋本忍のオリジナル脚本。
正直者はバカを見るということの徒労感とラストカットの不気味さがとても印象的。
小林桂樹と仲代達矢はもち>>続きを読む
小学生の時に「地獄の黙示録 特別完全版」を怖いもの見たさで父親と見に行って燃え上がるジャングル、ワーグナーが鳴り響く襲撃、霧深い川を登る船、踊るダンサーに群がる兵隊、顔を白く塗られた原住民、生贄に捧げ>>続きを読む
セックスにまつわる男女の恋愛物語。
オープニングクレジットからパリの街並みをバックにテクノチックな曲が流れ、ほぼ全編モノクロで洒落ている。
パリという街だからこそ成立する物語であり、他の国だったらた>>続きを読む
「蛇の道」に続けてこちらも鑑賞。
一度、暴力による復讐を終えるが再び暴力という虚無の世界に飲み込まれていく男の姿をヴァイオレンスとシュールな描写で紡がれている。
ダンカンの登場シーンから、武映画風味>>続きを読む
柴咲コウが主演でセルフリメイクされる「蛇の道」
香川照之の怪演をはじめ、独特の空気感でホラーなのか、ヤクザ映画なのか、ジャンル分け出来ない黒沢清ワールド。
「CURE」の後に撮られたのがこの作品だか>>続きを読む
初パゾリーニ。
「ソドムの市」などで悪名高いパゾリーニということもあり、かなり辛抱強さが必要なことを覚悟して鑑賞。
しかし、こちらの作品は思いのほか、ストーリーラインとしては単純明快。
単純明快では>>続きを読む
ゲームの「グランツーリスモ」を映画化したの!?と、あまりゲームに詳しくない自分からしたら驚きだったが、ゲームを映画化したというわけではなく、ゲーマーから本物のレーサーになったというヤン・マーデンボロー>>続きを読む
2024年60本目。
日本のみ公開が未定になっていてやっと日本でも公開を見た本作。
ダークナイトライジング以来、あまり相性が良くなかったノーランと今作で和解できたような気がする。
インセプション辺りか>>続きを読む
子役たちの表情の豊かさに驚かされる。
主役の兄弟もだけど、脇を固める子役たちにもしっかり個性が作られており、いじめっ子までも愛嬌があるように見える。
子供たちからしたら、大人の言うことは絶対だし、大人>>続きを読む
ミレニアムシリーズの完結編。
リスベットが、前作の最後で瀕死の状態に陥ったことでほぼ入院シーンに割かれており、リスベットが巨悪な組織に立ち向かう姿を期待していたため物足りなさがある。
後半の裁判まで>>続きを読む
ミレニアムシリーズの二作目。
一作目に比べて、演出やストーリーのテンポ感が悪く、無駄なシーンやカットが多く、もっと編集で切れるところあるだろうとイライラさせられながら鑑賞。
ストーリー展開としては、リ>>続きを読む
言わずと知れたベストセラーの映画化。
フィンチャー版の方は、だいぶ前に見ていたので朧げにストーリーを覚えていたが、今回初のオリジナル版を見てほぼフィンチャー版と構成は似ているが、結末が少し違う展開だっ>>続きを読む
岩手県遠野地方に纏わる伝承を集めた「遠野物語」をベースにして、18世紀の東北地方の飢饉に喘ぐ寒村を舞台にした作品。
罪人の家系の娘として暮らす村という世界では、息を潜め飢えに苦しみながら生きていた一人>>続きを読む
雪の桜田門をバックに重々しい空気の中、細かいカットの編集で井伊大老の出仕を待つ暗殺者たちを見せながらナレーションが入るオープニングから、グッと作品に引き込む「仁義なき戦い」などの実録ものを思わせるよう>>続きを読む
後味の悪いホラー映画といえば、この作品のことをよく聞くイメージだったが、そう言われても納得の後味の悪さだった。
スティーブンキングの原作とは、違う結末ということで原作も読んでみたい気持ちになった。
一>>続きを読む