ペンギン侍さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

パターソン(2016年製作の映画)

3.0

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眠れない夜に観るにはちょうどいい映画。一週間、かわりばえのない何てことない普通の日を過ごすパターソン。人生ってこういうことなのかも、と考えた。

白黒好きの奥さんに嫌気がさしたり、奥さんの変わり者っぷ
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.8

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よかった…。ピクサー初のメガネの主人公ということでも話題だったけど、単なる家族いいでしょ映画を超える感動があった・・・

魔法を使える家に生まれた主人公はなぜか自分だけ魔法がない。周りとの違う自分に自
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.0

2000年代の映画!って感じだった。感情揺さぶられずに、エンタメで暇つぶしをしたい…みたいな時にもおすすめの映画かと・・・!

料理人ケイトの姉が交通事故で死に、姪っ子を引き取ることになり、ちょうどそ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

クロエ印の映像がたくさん、背景が綺麗…などという感想もちらほらあったけど、ちゃんとアカデミー賞をとった映画だった。「考えさせられる映画」ってこういう体験を言うんだと感じた。

主人公とノマドたちの交流
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

1.2

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酷評されてるからどんなものかと…。
ご都合主義でしか物語が動かないので、セリフもキャラクターの行動も不自然だし、脚本書いた人映画観たことないんじゃないかと思いました…

聞いたことないアーティストが歌
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.7

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先々週観たのだけども余韻凄すぎてすぐレビュー書けなかった…スパイダーマンのこと好きだったすべての人が納得する映画すぎた。

それぞれの主人公が救われ、平和が保たれる中、トムホスパイダーマンだけが取り残
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

4.6

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私は母親になったことがないけれど、今母親の人・これから母になるかもしれない人にとっては、ドスをつかれた気分になる映画と思う。バカンスにきた主人公中年女が、ある若い母娘を見ていろんなことを思い出していく>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.8

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過去作見返さずに挑んだ。結果、過去作の流れなどうる覚えでも十分に楽しめるような作りや工夫がされていた。マトリックスぽいアクションでワクワクしたし、過去作の登場人物が出てきたり、過去の映像を効果的に使っ>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

信じられないくらい豪華なキャスト、という話題の映画。あと少しで彗星が地球に直撃しちゃう…どうする!?という現代風刺モリモリのブラックコメディ。

そんなばかげた話ねーだろ勢にミンディ博士とケイトが立ち
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浅草キッド(2021年製作の映画)

1.5

好きな方すみませんでも、ひどいねって思った方たちとこの邦画の酷さを共感したいです。男が男のために作った映画、「昔は良かったね〜すごかったね〜」ってたくさん言いたい人たちが作った感がすごい。歌が歌いたい>>続きを読む

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

4.6

住んでいる場所も年齢も異なるおジャ魔女どれみが好きだった3人が主人公。それぞれの「わたしの魔法」を見つけていくのだけど、リブート映画として最高の物語だった。
夏菜子ちゃんハマり役だったなー!
一点レイ
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.7

わたしは好きです!胸が揺り動かされまくって、サンドラブロックのことがもっと好きになる。この映画の展開のようにしないパターンで、出所者の消えない罪について描いた映画(サンドラブロック主演で)観てみたいな>>続きを読む

ロン 僕のポンコツ・ボット(2021年製作の映画)

4.5

ティーンエイジャー二人組の青春ものってどうしてこんなに心を打たれるんだろう。

手を触れるだけで“君の友達”になれるロボットと、時間を過ごすことで友情を育み“友達になっていく”対照さが素晴らしい。
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.5

大好きな映画になった。今敏だったら、今この時代にどんな映画を作るのかな。もうこの人の新作を観られないことが悲しい。

心のカルテ(2017年製作の映画)

3.0

痛々しい姿で臨んだリリーコリンズのおかげで拒食症という病の凄まじさを知れた。口に入れて、噛んで、飲み込む。普通だと思うこの行為も、おそろしく難しい人もいる。

この映画の邦題もクソで、原題To the
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

ネタバレとかじゃなくて性暴力・性的搾取を扱う映画なので、無理な人気をつけてください(映画始まる前に光の演出があるから気をつけてね〜的なCAUTIONあったけど性暴力に関してはないんだ〜と思った)

6
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.5

主人公と同じく、29歳(の最後の夜)に観た映画だった。焦燥して周りとの比較しまくって、結果が全然でないのに、それでも自分の志す道を貫き通せるか?と問いかけられた気がした。40代で遅咲きのバンドデビュー>>続きを読む

失くした体(2019年製作の映画)

3.4

アメリの脚本家さんが手掛けられているとのことで楽しみに観た。手が主人公という奇天烈な設定ですでに引き込まれていたけれど、繊細な物語の展開に自然と引き込まれていった。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

最近見た邦画の中でぶっちぎりに面白かった。速水のような破天荒な人は、一側面から見ると変人奇人で大変失礼なやつ…だけど、世の中を変えてくのはこういう型破りな人なのかもしれない。調べたら、大泉洋を主人公に>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.6

LGBT映画だということは聞いていて観るタイミングを図っていたのだけど、これ2015年公開だったんだね。マイノリティ、弱い人、生きづらい人ってたぶんどの時代にもいて、不遇な自分の環境をどう乗り越えてい>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

この映画を観て感じた混乱が認知症の人の頭の中。祖父が認知症なのですが、祖父の観ている世界を少し知れた気がして、ずいぶんと寂しい思いをしてきたんだろうなと。認知症の世界を表す演出方法(服やインテリア)は>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

話や歴史的背景はもちろんだけど、カメラワークや壮大な自然風景(日の入り直前の自然光とか、夜明け前の青白い空気感とか)が性癖をつかれる。冒頭のおばあちゃん〜思春期にスイッチする演出もすごく好き。おばあち>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

実話をベースにしたお話、コロナ禍のこの時代に観たことが個人的にものすごく意味があったと思う。今はもうほとんど消えてしまったという脳炎、調べれば調べるほど何なのかが掴めなさすぎてただただ、恐怖。でもきっ>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

レイプされたと正直に話すことは困難な時代。レイプされても黙っていたほうが賢明とされる時代にマグリットは告発した。その凛々しい勇気の映画…みたいなふれ込みを知っていて鑑賞したが、全然違った。地獄だった。>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

わたしにとって大切な大切な映画になった。一目惚れはあるし、それは異性とは限らない。ラスト、くっついて終わり〜にも悲恋にして終わり〜にもしてなかったのがめちゃくちゃ好感。これから二人が何を選択してどうや>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.9

今わたしが観たいすべてが詰まったヒーロー映画だった。もう一回行く。評価が低いんだって?何を観てんだ?

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょうど同じ時期に『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002/スピルバーグ)を観たら、離婚することになったのでパパとママどっちに着いてく?という同じシーンがあったんですよ。
キャッチ・ミー〜の主
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.9

フランクはずっとずっと居場所を求めてるいた寂しいやつだったんだな、ということが一貫していてラストもそのようになっていて好きだった。レオ氏とトムハンクスの関係性の変化が見どころ。振り回されるおじさんハン>>続きを読む

ブリトニー対スピアーズ -後見人裁判の行方-(2021年製作の映画)

3.3

ブリトニー父に匹敵する毒親はこの世にはおらん…と思ってたら今日のニュースがめちゃくちゃ泣けました。これからは自由に自分らしく生きてね、ブリトニー。

自分用メモ📝
ELLEのこの記事を読んだら、このド
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.5

昔からニュースを見てなんとなくわかっていたかのようなことの、辛い辛い現実を突きつけられた。今これが2021年の地球で起こってることが悔しいし、悲しいし、どうしようもできない。

ペット2(2019年製作の映画)

3.5

しっかりと作られた、しっかりと楽しめる映画です。勇敢に成長していくマックスが見どころ、子供でも大人でもみんな楽しめる😉

ダグの特別な一日(2009年製作の映画)

4.7

ダグのことがピクサーのキャラでいちばん好きなんですけどこの気持ちどうすればいいですか????AIのような棒読み、変わらないごきげんな笑顔、いつでも前向きなポジティブな性格。別の犬がしゃべっても意味ない>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.8

音楽というあやふやな存在が3人を繋ぎ止めていた。よくある音楽性の違い、みたいな軽いもんじゃなく緻密でのっぴきならない人間関係の群像劇を描いた映画。最後の方はちょい無理矢理感あったけど、みんな幸せなら私>>続きを読む

バオ(2018年製作の映画)

3.5

オチを知らずに観てほんとに驚いてしまった…短編映画としては安定の感動をくれるピクサー

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.3

愛とは何かの問いに対するアンサーとしてもっとも腹落ちする映画だった。息子の薬物依存の話なんだけれども何度も振り出しに戻っちゃう息子と関わる親の描き方も秀逸で、子供がほしいと思えた…君の名前で僕を呼んで>>続きを読む