kmiwさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

ほぼ10年前の作品。今や『きりしま』と聞けば霧島の方が頭に浮かぶ。
だがね、公開当時、桐島は全国区だった。日本で一番有名な高校生だった。
こんなに有名なのに、姿は一度しか見せないというチラリズム。
>>続きを読む

ウィジャ・シャーク2(2021年製作の映画)

1.3

前作の方が、も少しサメ映画だった。
今回は、死んだはずのオカルトマスター・アンソニーが、別れた妻のお陰で無事生き返り(正確には死んでなかったらしい)地獄の使者と都会を舞台に大立ち回りするという。あれ、
>>続きを読む

ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.0

L.A.コンフィデンシャルの作者、ジェイムス・エルロイが原作。
暗黒L.A.4部作の第一弾。
実際の猟奇的殺人事件にインスパイアされて書かれた作品ですが、この事件自体メインテーマではなく、この事件を解
>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.3

巨大な古代サメが大暴れ。
それ以上でも以下でもないので夏の風物詩として大いに楽しもう。
サメが出てくるまではちょっと退屈だけど、登場人物に感情移入するための大切な儀式だから我慢して。
ちなみに、これの
>>続きを読む

N号棟(2021年製作の映画)

1.5

遅ればせながら、ネトフリでおすすめされたので観てみました!
皆さんほぼ同じような感想ですね。
はい?ミッドサマー…かな…?
もうちょっとマイルドだけど。
なんだかワケわかんないけど。
もしかしたら深い
>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.8

ホロっとビター…😌
めったに観ないラブストーリーだ。夏だから特別。
たまに観ると、こういう感情がまだ自分の内にあったのかと少し驚く。

愛の始まりと終わりを交互になぞりながらストーリーは流れていく。
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

昨晩最終回で観てきました!レイトショーはお得。
アクションレベルの高さよ!バナナ商品にもありますが、“極み“と名付けたい。上映前に流れる、きたる映画宣伝のアクション全てかすんでしまうよ。
どう観ても4
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

もののけ姫大好きなんだ。
ジブリで一番好きかも。
それなのに今夜の金ロー!!
半分見逃しました。どうしてくれる。何てこった。この夏最大の失態だ。配信ばかり観ていたら民放のチェックを忘れていたよ。
アシ
>>続きを読む

シャーキュラ 吸血鮫(2022年製作の映画)

1.5

悪態 要注意。

サメもそろそろ出尽くすかと思いきや、マークポロニア先生の頭の中は無尽蔵。

なぜドラキュラ?と問うてはならぬ。

相変わらず当ててくる俳優のレベルは私から言葉を奪う。いやもうね、
>>続きを読む

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

1.0

努力されましたね。
三池さん多作な方ですからね、でも世の中手を出しちゃいけない物があるんじゃあないか。
原作のストーリーの再構築がちょっとばかり中途半端なんじゃあないか。
小松菜奈かわいいんだが出てき
>>続きを読む

ハープーン 船上のレクイエム(2019年製作の映画)

3.0

どこまでも碧い海、静かに浮かぶ一艘のボート。素敵な予感しかないジャケからの血と裏切りにまみれた殺し合いたぁビックリだ。
ファーストインプレッションを軽く裏切ってくる作品、中々な物。
ただしこれ、他バー
>>続きを読む

サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.5

1996年ゲームのバイオハザードが成功を納め、2002年映画化、言うまでもなく大ヒット。
対してサイレントヒル 1999年ゲーム発、2006年映画公開。
似ているようで似ていない。バイオハザードはアリ
>>続きを読む

怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)

2.5

スコアど真ん中😆
kanacoさんおすすめを、今朝新宿行きのロマンスカーの中で拾わせていただきました。この灼熱、それでも新宿は人人々。そっちの方がむしろこわい。

無事会食を終え、帰宅し、コーヒーとサ
>>続きを読む

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.7

スパイク・リー作品、全ては観ていないのだが、常に気になる監督である。
こちらは、口がたつ小うるさい監督による、ベトナム戦争・言いたいこと全部詰めました的なヒリつく作品。
序盤ベトナム帰還兵4人(+その
>>続きを読む

Curve(原題)(2016年製作の映画)

5.0

10分間の恐怖とモヤモヤをあなたに。
目覚めたらすでに絶望的な状況。
なぜ、どうやって、どうしたら。
全てわからない。最後までわからない。
心拍数が上がることうけあい。
そしてあのコンクリートの手触り
>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.3

やくざっていうのはもう…。しょうもない。
アル・パチーノは当時50代。渋みもありつつ若々しい精神も内に抱えたちょうどよいお年頃。こりゃあモテモテだ。

あらすじ
アル・パチーノ演じる元麻薬王カリートが
>>続きを読む

バック・イン・タイム(2015年製作の映画)

3.5

三部作を観ずにこれを観る人はいないですね。まさかいたらごめんなさい。
ドキュメンタリーとしてはオーソドックスで捻りも何もないけれど、裏話ってどうしてこんなに楽しいのかね。
どの話からも映画のシーンが頭
>>続きを読む

ジュラシック・ウッズ(2021年製作の映画)

1.1

1.1がついたからって、図に乗るなと言っておく。
だめだから。ぜんぜんダメ。
これを観て一番心に残ったのは、ジュラシック・パークシリーズが如何に素晴らしくよく出来た作品だったかということ。
すごいチャ
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.8

救いがないのです。心暖まるシーンが一秒たりともないのです。
ご覧になった方でジャケ写の青空をバックにしたエッフェル塔に惹かれた方は、完全にしてやられたと思うでしょうね。
憎しみの連鎖。誰かがどこかの時
>>続きを読む

ベッドの下(2014年製作の映画)

4.5

micaさんおすすめにて、観たくて検索したら高良健吾のアンダー・ユア・ベッドばかりが出るのです、とコメしたら「Tuck Me In」という本来のタイトルで検索せよと教えてくださったので観られました!>>続きを読む

COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

3.5

コーラは飲まないんす。一年に一度飲むか飲まないか。
だから飲もうとした時手に入るならにコークでもペプシコでもヴァージンでも何でも良い。
しかし、この無党派層の購買行動を決めるのはコアなファン層。
ああ
>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.5

せんだっては米国のサイコパスを鑑賞したので、バランスを取るべく美しい国日本のサイコパスを観てみました。
尚原作未読。
阿部サダヲ演じる”榛村”独り勝ちです。最初から最後まで彼の欲望を満足させる為に皆動
>>続きを読む

ファザーフッド(2021年製作の映画)

4.0

インターステラーに続き子育てシリーズ!(?)
実話を元にお作りになられたそうでね、奥様亡くなったシーンは作品の主題上わりとあっさりとしてましたが、 OK,俺がシングルで立派に育てるぜYo,Man!
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

インセプションに続けとばかりに今更シリーズのインターステラー。
こちらも何度か観ております。
ノーラン兄弟の妄想も更に更にノリにノッて、宇宙では飽き足らずブラックホールにまで突っ込んだ内容、恐れ入谷の
>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.6

最初に言っておくべきは「吹替えで観ました」→配信系吹替えで観た人ならわかるはず。アマプラには他に選択肢なく悩むまでもなく吹替え。ああ、数多の名作がこの吹替えによって殺されていったことか!
と言うわけで
>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

1.6

役者さんは良かったが、全体的になんとも中途半端。最後に大団円的に丸められた時に、「何一つ解決してないよー」とテレビに向かって声をかけたのは私です。
原作未読につきまして不明瞭部分多々ありなのかも知れな
>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

micaさんのレビューでアマプラ無料を知り早速観ました!
観たかったのだよ、これ。
どんだけオドロオドロした沼殺人のミステリーなんだろうと思っていたのだが違っていたみたい。
沼地の豊かさを堪能した、と
>>続きを読む

ファウスト(1994年製作の映画)

4.4

わかりあいたい・わかりあえない、そんなもどかしい存在、ヤン先生のファウスト、観ちゃいました。
ファウストです。ご存じか。
ゲーテですよ。ゲーテのファウスト。
超有名。
だがしかし、読んでいない私のフン
>>続きを読む

悪魔館 死霊のせいなら、有罪。(2020年製作の映画)

2.1

変なタイトルだけど、評判結構よいし、今夜は眠いからサクッとこれを観て寝よ。
お、 老夫婦。なんだろー…おお!いきなり誘拐???
ん?で、何、なんか儀式的な話し?
あれ??ウォーレン夫妻どした?
殺人は
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

湯浅さんと女王蜂と、両方好きならぐっ👍️
どちらか好みじゃなければやめといた方が良い。
私は幸い好き好きの方なので楽しかったですよ。アニメのヌルヌルした動きとアヴちゃんの特徴的な歌声で疾走感のある90
>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.5

ぜんざいさんのレビューで観てみようかと思って。豚映画の次にふさわしくゴリラ映画。
動物と子供だしときゃ間違いない、というセオリーからは大きく軌道がずれているこの2作品だが、どちらがお子さんにむいている
>>続きを読む

プラネット・オブ・ピッグ 豚の惑星(2019年製作の映画)

-

これまで色んな作品観てきましたが、初のスコアなし。
五感に訴えかける不快感満載の謎映画。
もう考えるのも嫌になってきたんで、映画.comからあらすじひっぱります。
ーーーーーーーーー
第3次世界大戦後
>>続きを読む

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

4.0

短編を観たのが3月半ば。今は梅雨入り直前。
本編は憂鬱になると思っていたのでなかなか食指が動かなかったのだが、観終えてみれば、確かに凄絶であった。(同時代をノンポリで生きてこられた私はラッキー)
しか
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

マイケル・ジョーダンは重要な役なのだが、本人役は常にチラ見せ。お、出るか出るかも…ああ出ない。
ということで主役は働くおじさんです。
尊いですね、情熱というのはとても大事です。仕事もそれがあるとないと
>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

満を持して書いてみようか。うまく書けるかしら。ツラツラといってみましょう。
これ、映画ってほんといいもんですね、と言いたくなる権化。
少年達の瑞々しさは留めておきたくもあり、その純粋さは禍々しくもあり
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

悲しいなぁ。悲しくて理不尽で美しい。
日本は”差別“に対するすべてが国際基準から一周遅れなので、こういう作品のスカッと明るい結末はほぼないと思われる(知らんけど)
長らく島国で鎖国(中途半端な)してた
>>続きを読む