ブラックチェリープラムさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.7


なるほど、こういうキャラクターなんですね!
初見のヒーローや登場人物はどういう経緯でヒーローになったのかどういう人格なのか、やっぱり楽しみです。

彼はヒーローでなく復讐心から悪と戦ったというけど、
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あのこと(2021年製作の映画)

4.0

衝撃的な体験でした。

徹頭徹尾、一人称で語られ映されるので、まさに自分に起きたことのよう。
主人公も多く(例えば相手だったり、お腹の中の様子だったり)を語らないので、同時に自分だったら、どうするって
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.6

ロマンチック‼️
私はこういう映画が好きなんだと改めて思う!

出演している俳優さんたちがとても1957年な感じでいい!キャスティングが素晴らしすぎ。
特にナターシャ役のアルバ・バチスタは初めてお目に
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


観終わって、湿地の娘と呼ばれた主人公の人生を思うと後から後からじわじわ、うわぁ〜っと切ない感情に溢れました。

以前から読みたい読みたいと思っていたら、早々に映画化されたことと、
11月は観たい映画
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.9


封切り時の話になってしまいますが、上映館の多さにびっくりした。
すずめや黒豹の前週封切というのも大きかったんだろうけれど、今泉力哉監督といえばミニシアター系が多かったのでね

映画は、もはや今泉手法
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.4

皆さんが一定の評価をされているので申し訳ない気持ちですが…
私的には新海さんはもういいかなぁ、
と思ってしまった。

ロードムービーはいいし、
おもしろい会話もあるし、
子どもの頃のイス懐かしいし、
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RRR(2022年製作の映画)

4.6

観ている間も観たあとも興奮さめやらぬ映画。

永遠のテーマともいえるし、おそらくの結末もわかる、“最強の者同士”のガチ勝負。
それを最高の形で魅せるリズムと音楽、効果音、VFX。
後半の2人はもはや神
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.4

コリン・ファースの記憶が戻る前と後の変化がなんともナイス。

なんといってもこのおふざけしながらのゴージャス感がたまらない。
特にスーツ好きとしてはどのブリティッシュスーツもシルエットが垂涎ものでマイ
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.3

くすっと笑える中に小津作品らしい様式美と人間の本質をつく台詞が散りばめられている

簡単ね?
ボクは簡単主義でいい

ひとりで複雑がっていますけど、大きい神様からみたらどっちだっておんなじなんですよ
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.4

バッドガイズというものの、内容もキャラも非常にお行儀のよいアニメであった。原作は児童書なんですね… あとで知りました。

友情とはなにか、ひとは見かけではないといったことがシンプルに描かれています。
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あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

3.6


シャーリーマクレーンとアマンダセイフライドの共演が観たくてチョイス。
シャーリーマクレーン演じる80代を迎えたハリエットはなんでも自分で決めて突き進むタイプで、気がつけば家族からも自分が起業した会社
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.8

いろんな意味でこの映画は希望!

何かに一生懸命になること
純粋であること
「はじめから完璧なんて期待しちゃいけない」
未来への約束

見終わったあと、自然とカントリーロードを鼻歌してしまう。そうして
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.6

いやあ、よかったですよ!
はじめ、冴えない感じの2人の主人公が最後はキラキラ✨していたよ。
全編にこれから人生が始まる感がいっぱい。羨ましいと思った!😍

レズをカムアウトしたアンバーとホモを隠して生
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

こういう話とは思っていなかった。
すれ違いラブストーリーではあるけれど。

意識失うくらい酔っ払わせておいてキスしたこと覚えていないの、あるかな😓
人生のパートナー選びは慎重にね、っていうドラマ。
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百万長者と結婚する方法(1953年製作の映画)

3.7

オープニングにまずびっくりした。オーケストラでの演奏時間!そうかシネスコ第二弾映画ということでのプロモーションだったんですね。

お金に執着しているようで、惚れっぽくて、いやな女たちなのに憎めない。
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

前に進みましょう、
足踏みしているのは時間じゃない、自分なんだ、
ループから抜け出すということは前に進むということ。
抜け出すことよりも抜け出してどうするのかが大切、
時間は目的ではなく手段です!
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

ディカプリオファンにはたまらないだろう。
学生、パイロット、医師、弁護士おまけに囚人まで様々な衣装替えw

それにしても、詐欺を働くには女からなんですね。最後のブレンダも騙しているのかと思ったら、待ち
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.1


こういう映画だったのかというのが第一印象。かなりコメディー。

銀行強盗のソニーとサル、
その無計画性も笑えるが
ソニーの周辺の人物たちがみんなピントがずれている。
今それ言う?問題はそこ?
…って
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


ラストを楽しめるかどうかは映画の世界に何を求めているかにもよるかな。
「これじゃない」というひともいるかも… これまでにもあった展開だけれども
まあ、もっと超越した場所ではあった💦

“訳あって”彼
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

今泉力哉監督を観るようになったのはこのロングランの映画から。
岸井ゆきのも、この前のドラマ「まんぷく」で初めて知って、女優さんとして本格的に知った。

そうそう。突き離されてもやめられない、可能性があ
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噂の二人(1961年製作の映画)

3.8

メアリー怖すぎる。
女の人は子供からお婆ちゃんまでおしゃべりや噂が好きかもね…
しかし度を超えるとこんな恐ろしい事態に😱

「何を言っても別の意味に取るんだな」ってすれ違うときの哀しい過ちだなぁ

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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.3

森見さんの小説は結構挫折していましたが、これは確かにおもしろい!

そして懐かしい…

ああ、こういう人たち、学生時代にいたなあ。寮に25年住んでいる先輩、美人なんだけど変人たちに妙に馴染んでる子、や
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.6

13年振りに映画館で観ました。

忘れているということもあるけれど、
その後の震災や環境問題、コロナ、
そしてウクライナへのロシアの侵略…
そういったことがおそらく私自身の感想を変えているかもしれな
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

まず、永野芽郁と奈緒のコンビが安定していていい!

永野芽郁はこの役ではいままでの比較的優等生風と180°違うワルな芝居を期待したけれど、そうでもなくバスに手をふるシーンとかそこかしこに永野芽郁がいた
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.7

日本らしくない日本を観せてくれる。
こんな日本よく創れるなあ。
異国風情のある日本。

松岡茉優がインタビュー記事で髪を緑色にしたのは自分の提案と仰っていたけれど、うん、赤とか紫色とかあり得ないよ、そ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0


絵本のような映画。
「トムは真夜中の庭で」を思い起こさせられた。

自分も昔こんな童話を書いていた。
ただし、彼女がお母さんとわかるのはラスト(種明かし)にしていたけれど☺️

【燃ゆる女の肖像】も
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

頭使わず手使え、って緒方直人が松山ケンイチに言う言葉、ほんとう。

ろくでもないのは遺伝するのか。
それはともかく、
自分はろくでもないとして決めてしまうのは自分なんだよな。

自分なんか笑っちゃだめ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.7

ガリレオシリーズをドラマ映画を通じて初めて原作読まずに観てみた。
やっぱり原作・映画ともに最高の出来の「容疑者Xの献身」と比較すると全く物足りない。
悲哀感やトリックは容疑者Xの原作が優れ過ぎているの
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.1

人生の夏。
ひと夏の出逢い、人と人との関係や会話、見知らぬひとたちと飲んで歌って踊ってが懐かしい!
若いころだからこそ、他のひとのふるまい、誰かの何気ない言葉に振り回されて態度にでたり。要らぬ言葉を発
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

5.0

40年前と同じ涙で溢れた🥲

1979年の封切り時は、2本立てでした。入れ替え制でなかったので、おそらく、あまり興味のなかった(すみません)MR.BOO!
を我慢してみつつ、繰り返し観た。
それからテ
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.5

韓国で前の夫に嘘つかれていて、
身の置き場なく踊るシーン好き。

放っておけない前夫の面倒をみてその母国にきたものの、
20年ぶりに再会した前夫とその息子の結婚式。
何それ?
自分と前夫の息子は6歳で
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百花(2022年製作の映画)

3.4


いつか忘れ、忘れられるものなのに、なぜ人は生きるのか。

半分の花火を親子でみる縁側のシーン。
ゆく夏虫の鳴き声と原田さんの無表情の表情が印象的。
どんな思い出も愛したひとのことも忘れ消えていく、人
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.5

突き抜けた作品だと思います。
「さかなクンの半生を映画化?」
「のんがさかなクンを演じる?」
映画化を知った時からとにかくどういった作品になるのか不思議な気持ちで待っていました。まぁ、沖田修一監督なの
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.8

あのころ。あいさつもまともにできなかった。言いたいこと、なにも言えなかったなあ。

少年時代、自分をつくってきたもの。

思うのだ。
僕らの『またね』はいつ無くなってしまったのか。
『またね』を最後に
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

「結婚していないし華やかな仕事についてない」女性のリアルに涙がぽろり溢れた。何でもないと思ってしまいたい日々の営みを勇気と思っていいのだ。本音を吐いていいのだ。

生むのは親の意思だが、もし生まれて今
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.7

あくまで個人的に、「キミスイ」の浜辺美波、「ぼく明日」の小松菜奈の発見に似た、福本莉子との出逢い体験。
それらの映画で感じた彼女たちの透明度はその時の若さもあるけれど、直向きさが画から溢れるものだった
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