ラストのメリル・ストリープのアレはなんだか一昔前のソダーバーグを見ているようで全然面白いとは思えなかったけれど、即物的な(俗物的な?)編集がたまらない。
最近難病の友人に短歌送ってたら、病室の窓から見える桜の画像を送ってくれたので癒された。この形式でもっとしょうもない感じで飽きるまで日記つけたい。性的なことを語る=ほんとうのこと、みたいなのはつらいけど>>続きを読む
クッッッッッッソおもろかった。瀬々感ある90年代記号の中を鈴木清順と高島礼子が駆け抜ける。とにかく銃弾をビビらない松重豊のロメロ感ある銃撃戦がカッコいい。ダブなサントラも『ブギーポップ』『CURE』な>>続きを読む
激ヤバディゾルブ。ライヒャルトの中で一番わからない。『捜索者』をもっとハードコアにした感じ?。俯瞰+砂埃+俯瞰のシークエンスがまじでカッコ良かった。
時系列ジャキジャキなだけで嬉しくなってしまう。フッと視線を外す、目を向ける、こなれた/てない乾杯、事前情報なしで見たからなのか、そうした些末な動作で親密さの違和感を感じさせる加瀬亮がすごい。
オッサン>>続きを読む
噴出する妙なリリシズム、これが神代分なの?どうにかなりそうなぐらい面白かった。「死の、死の、死のう」。村川透めっちゃみよ。
歯磨きのキマりぐあいがヤバい。城定なのにあんまりチープな画面じゃない。「わたしはわたし?ですよね?」で大感動。自分の中にいる他者と出会い直すこと。『ノーマ・ジーンとマリリン』に一番近い映画。『ファイト>>続きを読む
決定的な瞬間としての水の落下、血の滲み、殺害。不可逆なものを積み重ねることで運動を描く。すべてが途中で、ものごとの始まりではない、もちろん終わりでもない。同一線上の二人をイマジナリーラインガン無視して>>続きを読む
小津最速。54分23秒まじすごい。別な場所の正面カットで繋ぐのシビレる。風で開くドア、フレーム内フレーム×4、移動ショット×2、ノワールみのある節々にやられる。ラストカットほんとにすげー。モガ。
失われた神保町いもや、高円寺バロック…。一青窈の電話声と怪セリフ連発する浅野忠信。冒頭の(3カット目くらい?)正面を向くと同時に通りがかる電車すごい。電車が映っているところと、浅野忠信が出ているところ>>続きを読む
鬼かっこよすぎるタイトル。フツウに良質な日本のプロムもの(しかもジュディマリ)としてバキ泣き。「地図を開いていたずらにペンでなぞる」←最高。「だって好きな人が自分を好きとか奇跡じゃないですか」からバキ>>続きを読む
どう考えても好きになる設定と美術なのにそれに対するセクシュアリティも90年代的だし、妙にフランス映画してる会話もノレず、何もかもがハマらず。『35杯のラムショット』もまじでつまらなかったし、クレール・>>続きを読む
マカヴォイのドア前のやりとりとか、ほとんどウディアレンな前半はいいんだけど、監禁パート何が面白いのかわからず。本当にヴェンダースが撮ったの…?船パートの適当さに『夢の涯てまでも』を思い出したり。まじで>>続きを読む
クソ楽しかった。左右対称ではなく、左右対称にならないことを訴えるかのような歪みが強調されるファーストカット。『mishima』まんまのような空中浮遊。雪の中に飛び散った脳髄も最高。机の上に照らされたG>>続きを読む
田中絹代が車から最初に降り立ったカット(22分45秒)で右から白と赤の服を着た女性が奥に歩いていて画面のモンドリアン感を高めているのだが、反復される浪花千絵栄子が車から降りるショット(31分35秒あた>>続きを読む
予想していたよりも、いろんなところで言われている通り、ずっと小津ではなくてかなり周防正行監督作品になっている。つうかラストのリップシンクエモいし、徹底的に小津を謳っている本作だからこそ人物のカメラ目線>>続きを読む
あれだけ市川崑について研究している割に小津に関しては糸井重里的理解だったことがわかる。JKがいかにもな90年代的表象。「ホームレスが聖火ランナー」という回想はなんか妙に時事的で笑った。ラストの空に爆笑>>続きを読む
フジテレビHドラマシリーズのひとつ。銃撃戦から商店街疾走までどう転ぶか全く読めないサトウトシキ的なジャンル横断感?
小島麻由美が流れ続ける映画があったことに驚いたんだけど、『ありがとう』は荒井晴彦×山>>続きを読む
『VHSオブザデッド』みたいなノリでアメリカのVHSオタクが大集合してる。トロマの倉庫すげー。「結局数千年後になったら何が残るかわからない」。まじでアメリカのレフンの『ブリーダー』みたいな店ってもうな>>続きを読む
伊藤高志『SPACY』にしても体育館って強い。だんだん一人一人を認識できるようになってきたかと思いきや…激ヤバなバスケットボールぐるんぐるん。
頭部轢くショットや、銃殺ショットは気合入ってていい。だがあとはすべて厳しい。資本によって弱者が虐げられているという事実を、強者が弱者のふりをして隠蔽しているという原作をもう一段階隠蔽してるかのよう。A>>続きを読む
ニキータ・ミハルコフわっか!ジャック・ドゥミとか確かに思ったのだけれど60年代のシネスコ街並みと動き回る若者たちって、なんだか蔵原惟繕っぽい。距離感近い街の人々。ワンカットで電車乗るシークエンスは山戸>>続きを読む
修学旅行を抜け出す少女たち、惑わされる大人、神聖なる山(秩父)となんだか
『ピクニックatハンギング・ロック』な主題を80年代少女映画の空気感まぶして撮られた映画。野沢尚の脚本はなにもかもを喋りすぎて>>続きを読む
ボグダノヴィッチ映画特有のマジカルニグロみたいな少女が出てくるノスタルジック性善説ノリに最後まで馴染めず(同じ親子なのね)。キートンのドンチャンぶりを速度そのままに再現しようとした熱量と自分たちと同じ>>続きを読む
結局PFFを目指して…なる流れも園子温、蜷川美花の近作思い出してバッド入ったが屋上の整列→引き→ヒロインの手持ちカメラはとんでもなくエモい。作られてた映画だけならヤケクソ気味に小道具として用いられてた>>続きを読む
「これがブームだよ」でカメラ内がズームしてその後の引きのショットでもズームするのウケた。
「ぼくをその人だと思って笑ってみてください」普通にエモい。
ゾンビクイズかなりムズイ。
Q『蜘蛛女のキス』で>>続きを読む
博物館で館内の説明をガン無視して気まずくなるやつ、小学校の時とか思い出させてくれてよかった。鑑賞者に個人的な記憶を想起させるような長さで楽しい。犯人はマジで唐突で面白くもなんともないんだけれど浮遊シー>>続きを読む
宝くじに当たったことを知ったおっさんが遊戯王カードのように微笑む。冒頭からマンガみたいなロングショットでビビったんだけど、とにかく早い。「フラれる」コメディで個人的にはツレー…。
オクラホマミキサー→イキ告がやっぱりやばい。「ぼくずっと、若松さんのことが…」「がんばれ!!」。
好きな女の子を編集ソフトで編集する系映画(『たまこラブストーリー』)。
ビニールのスイカの夢っぽさ素晴>>続きを読む
サラ・ウォーターズ原作作品は『荊の城』、『お嬢さん』など映像化されている作品も多いが、本作は特にミステリ要素が強い(原作は「このミス2004」海外部門第1位)原作の映像化ということもあり、文字情報がか>>続きを読む
『月の瞳』のパトリシア・ロゼマ監督作品。『エイスグレード』の主人公を彷彿とさせるほぼyoutube自撮りハンディカム語りや、ポスターで描かれているような片思い→空を飛ぶ!なんて描写も面白いのだけれど、>>続きを読む
面白かった……。ヒッチコックの『サイコ』の家を『泥棒成金』するチンパンジーの映画。リチャード・フランクリンが「『鳥』をチンパンジーでやりたかったんだよねー」って語ってる(実際はオランウータン🦧らしい)>>続きを読む
1980年代の岡山県岡山市を舞台に思春期を過ごす二人の少女と、現代に同窓会で再会した二人の姿を交互に描く。いわゆる80年代再現映画らしく、歌謡曲に夢中になりながら好きな男の子との思い出をマンガにする主>>続きを読む
ビデオで会話できる未来人の居候も、マンガを描いている主人公も、長渕剛になりたくて毎日ウイスキーを飲んで喉を枯らしてる男も、どこかちょっとヘンだ。ロケハンをガッチガチにしているのか歩く背中→向かって来て>>続きを読む
ジョエル・マクリーの安定感も伴って、反知性主義の原風景的なモノを感じた。トラックの上に少年二人が乗っかって「オレが神様だったら、一年中夏にするんだけどなー」「クリスマスは欲しいよ」「夏に祝おうよ、クリ>>続きを読む