konoesakutaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.5

ローランドエメリッヒ監督作品にしてはわかりにくかった。でも月が巨大な人工建築物であるという発想にはぶっ飛んだ。

スペースシャトルがまだ実用できて、それでも飛んでいく様にはチャレンジャー号を思い出ささ
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.0

本日10年ぐらいぶりに鑑賞、3から4回目。初めて観た時にはぶっ飛んだ記憶がある。生徒が殺し合いをする場面よりも、次第に疑心暗鬼になっていく様をつぶさに描いている部分が秀逸だと思った。

私も歳をとり、
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.2

題名が皮肉だもの。あれだけ大勢の若者が死んでいこうともそれが異状無しだなんて。戦場がどれだけ過酷なのかを知らない若者が自分でサインして戦地まで来ちゃうなんて。その愚かさと青春を切り取った傑作だと思う。>>続きを読む

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

3.3

ガイピアースが出てくる記憶障害モノとして、どうしてもメメントを思い出してしまった。メメントでは必要な情報は体に入れ墨だったが、本作ではマジックで左腕に書かれる。消えちゃわないか少々心配だったが大丈夫ら>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.8

私、祖父が政次郎、祖母がトシって言うんですよ。なんだか親近感。

親バカの役所さんの演技良かった。気合いが入っていなさそうでバキバキに尊い演技を見せる役所さんには頭が下がる。アメニモマケズを暗唱なさっ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

各世代、思い浮かべるマリオは違うだろう。私ならファミコンでのマリオブラザーズとかスーパーマリオとか。世代ごとに核となるマリオゲームは違うと思う。それがいい。観る観客を選ばない。お父さんお母さんにはお父>>続きを読む

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

3.9

大迫力。大火災のランドマークタワーを縦横無尽に駆け回るTOKYOメンバーには頭が下がる。

こういう物語は先が読める読めないに関わらず楽しむべきだと思う。大半の人はドラマ版を観てからの鑑賞だと思うし、
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.8

横浜流星の髭の具合が作品のバロメーターになっている。

構造がしっかりしている。よれない。だから安心して最後まで観ることができた。

リアルにやばい、怖い。あのレイプシーンが完遂されてたらもっとトラウ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.3

相変わらずのナイトシャラマン節が効いている。

全体として点数は低め。事件が起こってしまえば後はダダ滑りに。いつものことだけど。

オールドを観た際にフィルマークスに書いたけどやはりワンアイデアだけで
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仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

3.9

第1作目をけちょんけちょんにさせていただいたのですが、本作は出来がいい。仕掛けも必見モノ。

やはり1作目の天海祐希だけを追っかけるのは無理があった。本作は敵となる椎名桔平のみならず佐藤浩市も配備され
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

本作は倍賞千恵子を淡々と追い続けていた。もっとドラマチックに、抑揚をつけることもできただろうに。それが良かった。   

本当にこんな法律ができたら社会はどうなるのだろう。少子高齢化もこれからピークを
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.5

日本でリメイクする必要は全くなかった。しかもなんだかスケールダウンしている。演じている人たちも「なんだかなー」と思いながら演技していたに違いない。

ただ、邦人キャスト演技上手いなーとは感じられた。特
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

ムロツヨシがいい。ただのいい人に終わらす、精一杯足掻いてみせた。ムロツヨシは神では無い。そのベタなキャラに胸を掴まれた。

岸井ゆきのもいい。自分がのし上がって行くには最短距離を試したい。それがボディ
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

2.8

邦題に持っていかれた。こんな題名の映画、ついつい観ちゃうでしょ。

と、もっとコメディをイメージしていたらなんとシリアスもの。

それにしてもこれだけパニックサバイバル系の作品がひしめく中、本作はビジ
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炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.1

皆さん、辛口が多いみたい。

1984年版は鑑賞している。比べてみると昔の作品の方がインパクトあったかも。

でも本作もインパクト以外なら結構褒めることもできる。ザックエフロン演じる父親がいい。スマホ
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ハッピーフライト(2008年製作の映画)

2.5

思ったよりも群像劇だった。ヒコーキに関する群像劇。まとめて観ると職業体験みたいな映画だった。ヒコーキに関わるさまざまな部署の映画。パイロットやCA、整備士やグランドスタッフ管制官まで余すことのないよう>>続きを読む

ベガスの恋に勝つルール(2008年製作の映画)

3.8

ステレオタイプな映画だけど、ジャックとジョイの今後を大いに応援できる。

ジャックの優柔不断な描かれ方が良かった。そんなジャックが再プロポーズした時にはガッツポーズが出そうになった。やっぱりハッピーエ
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疾風ロンド(2016年製作の映画)

2.3

どこが疾風なんだろう。

東野圭吾作品らしく結構豪華な出演陣なのだがイマイチ盛り上がらない。大島優子とムロツヨシの戦いが笑えなければ全編笑うのは不可能だろう。

そう、私は笑えなかった。残念。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

序盤の血まみれショッカーにビビった。でも周りを見渡すと子どもの姿なし。中年男性が多く、血まみれ問題なし。

昭和だねえ。好きよ好き好き。古き良き世界観。チープな映像と音楽。そんな中で各オーグたちが新鮮
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

過度な期待さえなければ決して悪い作品ではない。アカデミー賞が取れなくてもそれなりに良作であると言える。

サムに感情移入できる。自伝的作品ってヤツはイマイチ作品世界に入り込めなかったりするものだが、本
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.4

最初の段階で「揉み合いになって頭を打って死にました」って言えたら良かったのに。って心の底から思いたくなるのが本作を観劇するところのミソだろう。

もう一つは村社会を甘くみてもらっちゃこまるということだ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

楽しめた。痩せ細った家族関係をメタバースで打ち破る傑作だったように感じる。

肝要なのはあくまでも現存する元々の空間が大切ということ。マルチバース空間でさまざまなミシェルヨーが存在しているように見えて
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10ミニッツ(2019年製作の映画)

1.9

ブルースウィルスの使い捨て。

私は裏読みしないでラスト近くまで真犯人がわからないまま観ていたのでラッキー。これで真犯人が予測できちゃってたら最悪。観る価値なしとなってしまう。

チクリスさんが主演っ
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CUBE ZERO(2004年製作の映画)

2.4

ストーリー頑張ってる。キューブの外部を取り入れながらも破綻してはいない。いわゆるオチも効いてる。

2が酷すぎて期待しないで観たけどなかなかやるじゃんという感じ。得点は2.4しかあげてないけど。

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湯道(2023年製作の映画)

3.1

終始のほほんとしていて良かった。誰も傷つかない。ドラマとして観ても心くすぐられる。本当にくすぐられる程度なのだが、それがまたいい。

銭湯の良さって人との繋がりなんだって思わされた。常連客のやり取り。
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

なんといってもラストが効いてる。それまでのしつっこいお金のやり取りやゲロ大会をアリにしている。第1章と第2章は冗長だと思っていたが「ああ、必要尺だったんだ」と考え直された。

第3章は完成されていて、
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CUBE2(2002年製作の映画)

1.9

裏切りが一つもない。あー、この人は実はいい人だったんだなあとか、この数字は実はこんなことを表していたんだとか。前作はもっと登場人物が少なくてもいい意味での裏切りがあったしそれが作品の中核をなしていた。>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.2

ヒラリーが精一杯生きているのが胸を打つ。スティーブンとの心の交流を通じて、少女のように振る舞うヒラリーに共感できた。

オリヴィアコールマンの演技一つとってみても完成度が高い。不安定な心模様を見事に演
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.8

きっちり純愛だった。  
  
きっと刑事は捜査することによって自らの愛を深めていったのではないのかと思って。

女も捜査させられたことによって一つ一つ心のピースをはめられていったのだと思う。

ただ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.8

思ったよりもまとまっていて良かった。キャストが有名どころが多くて人間関係渋滞するかもと心配したが杞憂だった。みんな特徴のある役なのだがまとまっていた。

阿部サダヲがキレッキレの推理をぶちかまして爽快
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バビロン(2021年製作の映画)

4.3

印象的だったのは、トーキー映画に不慣れなセットでマーゴットが何回もバミリを通り過ぎたりマイクのセッティングが難しくてテイクを重ねていく場面。せっかく撮れたのにカメラ技師か死んじゃうって。本当に当時はあ>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

1.9

序盤からダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラ。

もう少しはエンタメ要素を入れてくれないかと強く思った。なぜならば私は必殺仕事人のような映画が観たかったから
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.8

東映70周年記念作品ということで気合い入りまくりかと思ったらいい感じで力が抜ける前半。信長が濃姫の尻に敷かれる場面が面白い。

しかし話が進むにつれてシリアスな展開に。キムタクも綾瀬はるかも笑顔が減っ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.6

静かなるマッドネス。トロトロの極悪人間関係ヒューマンドラマを観たいのなら本作は必見。

そうかー、スリービルボードの監督さんか。出来がいいはずだ。

コルムがひどいと感じた。指を切る以外にいくらでも方
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ガス燈(1944年製作の映画)

3.8

ポーラの神経が次第に摩耗していく様が見もの。グレゴリーのやり口がわざとらしくて少々食傷気味だがサスペンスとして成立している。

ブライアンが味方にいたからなんとかなったがそうでなかったらどうなったのだ
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.8

テレビドラマよりもかなりスケールアップ。ストーリーにも深さが感じられる。

テレビドラマでの人間関係が作品を邪魔しない。思い切って従来のキャストを変えて斎藤工や吉田羊らを配置したことが大成功。おかげで
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