イギーポッポさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

イギーポッポ

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20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

2.2

三部作で一番盛り下がっているのがこの2章だと思いました。
中継ぎで、ケンジの復活へ向けての繋ぎだから仕方がない?
いやまぁ、今回の主役のカンナも魅力的ではあるのだが、いかんせん意志はあっても力が足りな
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.0

コンプレックスが強ければ強いほど、解放する鍵を見つけた時は出力が大きい。それがまた久々の(初めての?)恋愛となれば。
イケメンの年上の映画監督って、ただでさえ若い女性はクラクラするヤツやん。それがこの
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ブラック・フライデーの恐怖!(2021年製作の映画)

3.2

バカでありたい。バカになりたい。バカで死にたい。
これっすよこれ!ブルースキャンベル印の脳ミソ一切使わないおバカホラーをご堪能あれ!
デパート立て籠りはゾンビ映画の常套というか、ロメロオマージュやし、
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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

2.5

全然原作知らないで観たのですが、1~2~3と、どんどんテンションとワクワクが下がって行ったような。

すげーオールスターキャストでやることか?て思ったが、どうだろう。
長友の嫁が可愛いのは分かった。
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20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

2.6

凄いキャストなんですが、言わせてもらうなら、50話くらいのドラマのダイジェストみたい。んで08年当時としてもCGがしょぼい。
三部作なんだから、もっとしっかり人物とエピソードを掘り下げられんもんやった
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クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

3.1

月並みすぎる表現だけど、皆さん目がキラキラして少年みたい。
というか、残業とかいう概念がないんやろな。好きなことを追及してるだけで。
職場の環境がどうこう言うレベルを越えているから、芸術として昇華?
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エスター(2009年製作の映画)

3.3

キモいんですよ、このエスターが。だから気持ちいいんですよ。恐怖映画として。
エスターの女優さん撮影当時13才で、見た目は10才で中身は33才で、しかも反社会性人格の殺人鬼。こんな難解な役をこなす、この
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AKAI(2022年製作の映画)

2.8

現在プロボクサーとして活躍する息子さんがコロナ自粛中で始めた?ドキュメンタリー。何せ世界の誰よりも赤井と距離が近い監督のインタビューなのでリラックスし倒してる赤井が微笑ましい。
対して、過去の現役ボク
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.1

子供の頃に不要に思えたあのエピソードが、抜き出したらこれ以上単独映画に適した内容は他に考えられないエピソードだったとは。安彦節に酔え!

戦争でいつも犠牲になるのは力の弱い市民。子供たち。
分かりやす
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東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

3.0

もう日本に五輪は不要?というかそれで一丸になる国ではなくなってるのは確かだし、一部の企業の狡いお金儲けの道具なのは、今も逮捕者が後を絶たない現状が明らかにしてるわけで。
そもそもが“呪われた”なんて言
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

ぶっちゃけストーリーは単調というかありきたりなるも、音楽が素晴らしいので、何となく感動した気分に終わるミュージカル。それって優秀作ミュージカルって事やん?
夢を追いかける若者たちに現実が立ちはだかる。
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(2023年製作の映画)

2.9

正直にいわせてくれ。北野武監督は好きだが、俳優ビートたけしはもう引退でも良い。
今作では、ビートたけしのコントが重苦しい作風における一服の清涼剤?いや、俺は違和感ばかり気になり…。

そこを除けば、狂
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

結局観た。ディズニー+未加入勢としては、MCUは映画だけではついていけないから、もう止めようと思ったのに。
一応ドラマの流れはネットで予習してまでして観たよ。
猫に釣られて?実際今回は猫度ましまし!そ
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.1

あの金髪ネーチャンが主役で、あのイケメンがその相棒になりそう(恋愛も交じりーの)って思うやん!それを早々に清々しく裏切る気持ち良さ!
ポップにグロくて、中々におバカ!これ楽しいやつ~!
え?富の格差を
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2:22(原題)(2017年製作の映画)

2.4

日々デジャブが連発過ぎるので、その中からパターンを見つけ出して、起きるのかどうかもわからない殺人事件を追及する。
暇なの?ええ暇です。何せ仕事を4週間停職されたので。その間に美女といちゃコラしたりね。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

過去のゴジラ映画で一番カッコいい背びれ。ですよね?ただ、あの太ましい太ももに猫っぽさを感じて萌えてしまいました。カワエエ。
戦後の日本の国力で圧倒的な恐怖の大王にどう立ち向かうねん!
な絶望しかない展
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.6

自然な不自然さ、いや、不自然な自然さ。そのどちらにせよ吾郎ちゃんが演じると説得力が増すのです。だから普通の(主人公曰く「つまらない人間」)パーソナリティな主人公がとてつもなく興味深い人間の奥行きを持つ>>続きを読む

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.1

最初、(そういうサービス会社があるのね?)と気付くまで時間がかかったオイラは飲み込み遅いんです…。
素敵なサービスですよね。でも、嘘が本当に本当が嘘に?その虚実混ぜ合わせた展開が絶妙である。
過去の輝
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

何より、音が全てを決定づける作品で、その音がしょぼかったら全部台無しになるところやけど、世界に誇る上原ひろみ監修で完全にそこをクリア!ジャズに詳しくないけど、各演奏シーンに合わせた楽曲とバンドの成長に>>続きを読む

アンダーウォーター(2020年製作の映画)

3.0

あれ?思ってたよりお金かかってる。B級ではないがA級でもないという微妙作品。クリステン・スチュワートにヴァンサン・カッセルだし安っぽくはないのだがのぅ…。
いきなり爆破が起きてパニック&死者多数!てい
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.1

これはしんどいぞ。すぐに災害が始まって、延々群衆の狂った利己的な姿が描かれる。一番恐ろしいのは人間です。が王道ディザスタームービーですから、それで正解なんですけど、まぁ、疲れる映画ですわ、何回も観たく>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

2.8

ごめん、死霊館ユニバースは全制覇してるけど、こっちは全然知らんかったから、死霊館の二番煎じみたいなのにウォーレン夫が出てる(笑)とか思ったが、これもジェームズ・ワンなのね。そして死霊館よりこっちが先な>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.3

ここまでガッツリ彼のキャリアを通して、彼の創作に迫ったドキュメンタリーはなかった。勿論彼が亡くなって、そしてその死を受け入れられるようになってきたから出来る編集か。ただ、彼について語るのは最初から最後>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

結局一人もまともなイイモンがいないのが逞しくてエンタメ。別のヤクザ映画で“全員悪人”てキャッチコピーあったけど、本作は更に進めて“ほんなら正義とは何よ?”みたいな場所にもカチコミかけてます。
一見正義
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

ホラー映画という事ですが、現実の人種差別もホラーですよね。をホラーという、世の中の矛盾や絶望、怒りを一番託しやすいジャンルで提起?
まぁ、そこまでの作品は過去にも散々作られてきたような。本作が一線を画
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ヴァイラル(2016年製作の映画)

2.8

ゾンビ化する感染症のパンデミック。て何万回こすられた筋よ。
でもだからこそ安心して観ていられるホラー(?)という、なんともウィルスゾンビもんに飼い慣らされた我々。(今回はウィルスではなく寄生虫ですが)
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.4

愛だろ?愛。
コマ撮り愛、造形制作愛、そして想像力愛。
愛の力だけで映画を撮る人がいて、それが地球の裏側で愛でられる。そんな事が許される映画の懐というか文化の深さ、今の環境に感謝。
この世界観を表現す
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Phil Tippett: Mad Dreams and Monsters(原題)(2019年製作の映画)

2.6

好きなことを続けられる事ほど幸せな事はないのだが、まず一生打ち込める事を見つけられる人が少ない。
彼は幼少期にそれを見つけ、それだけを脇目もふらずに一直線に進み、しかも現在も現役。コマ撮りの伝説から、
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.2

執着があるから、人は苦しみ、性欲があるから男女はややこしくなる。でもそれがあるから、夜があるから、始まる物語があって。
そもそも夜がないと物語は始まらないし、発情期がないだけに、人間は年中発情の機会を
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

ドニー映画にして真田映画でもある!世界の映画のど真ん中で二人がかち合う!これ夢やん!俺たちの夢を実現したのはジョンウィックでした!そして相変わらず犬映画😃
しかしまだ殺し足りないってのかい?この一人で
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

殺しすぎ注意報発動映画だった2からさらにデフレが起きてるので、桁違いの殺しを見せてくれるよ!バリエーションも一本のアクション映画の限界に挑むかのように多彩よん!殺しの多様性!殺しの宝石箱やぁ~
良い意
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17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスク(2018年製作の映画)

3.3

日本の映画に対するリテラシーの問題で、何の個性もない丁寧でダサい邦題。ま、それは置いておくとして、少年のほろ苦い性と恋、そこをくぐる途中に巻き込まれる暗黒の時代の荒波。そしてその先の成長譚。
私的な内
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.5

相変わらずなのである。誰が誰だか、前作からの続きは何だったか忘れとるけど、いつもの面子がケレン味溢れ過ぎる顔芸かまして広島弁で啖呵を切れば、それだけで成立する様式美!
毎回上に立つ親分がだらしない。で
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

今この時期(2023年10月現在)に日本人はこれ観て思うことはひとつ。某芸能事務所は20年以上前に声が上がったのに、何故それ以上に進められなかったのか?裁判で性加害も認められたのに!
この映画の公開時
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.3

楽しければそれで良し!レイリオッタの遺作もこれでよし!
どこまで実話かはともかく、バカなお話をゴキゲンな80sミュージカルにのせて、突き抜けない程度におバカなキャラ達が突き抜けない程度のギャグとスプラ
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あのこと(2021年製作の映画)

3.6

いつか子供は欲しいけど今じゃない。人生と引き換えにしたくない。
そりゃ、前途洋々たる若い女性はそうでしょ。
この60年代のフランスで中絶が違法とはびっくりしたけど、今でもアメリカの州によっては違法にし
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