たけあぶさんの映画レビュー・感想・評価

たけあぶ

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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.5

カラス神父カッコよかったね
多くを語らないから映画だから真相は見えないまま、でもそれがいい

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.7

音楽の入れ方がすごい
特に最後が気持ち良すぎる
女性の様々なアイデンティティの形がカッコよかった

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

企業の実態を1人の人間で表現してるから異常に感じる
この異常さは本来、人間の集合体に感じる怖さ

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.3

主人公が後ろを振り返る余地もなく流されていくのが心地良い

主人公は安室からしたら良い商品だったんだよ
別の用途で利用してやろうっていう汚い欲望の目にも留まらないくらい純粋で強い真心だったんだと思う
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

こういうのでいいんだよってこういうことなのよ
最下位になるほど狂児が下手じゃなくても腕に聡実が彫られてるシーンで終わるのが絶対良いんだから。
期待してる展開を素直に用意してくれる映画がやっぱり最高なん
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

結局キースは麻薬中毒者だったのかも知れないと思わせる死に際のセリフ
つまり登場した男性は4人いたが全員が女性にとってのバーバリアン的な一面を持ってた
全体像を見ると男性の印象に対する女性の反応がテーマ
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

バービー世界から現実世界に移動する時に現れる間の過程、あの移動の時だけ無条件に楽しそうなのが真理。唯一、現実を忘れられるのはひとときのバカンス。
どんな社会になったとしても結局、疲れるから理想郷を夢見
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

最初から受け入れる気がないと皆んなバカに見える

猫がソーニャの生まれ変わりみたいなくだりあると思ったら一切なかった
やっぱ凡人の発想は本物のクリエイターには余計な発想で無駄でしかない
仲直りするはず
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.9

夢中で自分と向き合って努力してる時に現れる自己に没頭する感覚
ストレスでずっと頭の中が少しだけクラクラするあの幻想感をそのまま形にしたような作品

夢と現実の間のようで物語の中に没入して浸り続けたいと
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

努力は無駄にならないっていう認識よりも
努力は全てその人のスタイルの形として現れる
逆に無駄にしたくてもできないのが努力

やりたいと思った瞬間に始めればいいんだよな
何歳になってもブルージャイアント
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ボディガード(1992年製作の映画)

2.8

思ってた100倍大衆向けだった
恋愛要素多すぎて、もっとバキバキに守るのかと思った

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

鈴木亮平のコメディとシリアスの急な切り替えが上手すぎる

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.8

行き着いた先がどうなろうとも自分の生き方を貫く
主人公は報酬よりも過程にシフトした人生
安定を求めがちな人は共感できないが彼女はあくまでやりたい事をやって本当に欲しいものを手入れて早めに人生を終えただ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.4

エマワトソンってすごいんだね
この映画の重要な要素の大部分を占めるだけの器がある
そもそも顔が美しすぎるし表情の演技が青春そのものを表してる
青春映画って物語の流れが綺麗すぎるとSFにすら感じる時があ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

恋人が別れて復縁する話にファンタジー要素を加えて視聴者を飽きさせないミステリー感のある時系列に組み替えるやつ

「私はあなたに退屈して息苦しさを感じるようになる」
『いいよ』
「そうね」
このセリフの
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

おしゃれな映像で痛い青春の詰め合わせ
レディバードって呼称するのも好きな人に近づくために親友を切ってイケてるグループに気に入られようと奮闘するのも嘘つきなのも痛い発言して『えっ』て引かれるのもぜんぶ青
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

ティムのお父さんは理想の父親すぎる
程よい不幸と理想の幸福で溢れててなんか夢みたいな話だった

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

フローレンスピューの体格は全力坂に向いてる
急な坂を駆け上がって欲しい

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

稀代の人殺し夫婦やで!せなかて名頃のスピンオフ作れや、さかいに!

Winny(2023年製作の映画)

4.0

誰しもが同じ職に長いこと就いてると知識や思想に偏りが出てくる。
それは多数派として少数派を自然淘汰する原因になる。
金子さんの純粋で人格的な人柄をメリハリよく緊張感まで細かく表現してて東出さん流石だな
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.8

エイダがヘインズに惚れるところが20年も前の映画だから時代背景を含めて感覚的に理解できない。
エイダに取引を持ちかける時点でヘインズはスチュワートに比べて
口が聞けない女性もこの時代背景の女性の地位み
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.1

同類で自然と集まってて首謀者に目的なんてなくてただ快楽だけ
1人の人間から全部始まってて追った先の根っこには何もないのに枝葉のように複雑になってるのは怖い

ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

なにがファーザーだよ。感動はしたけど。ポスターがわるいわ

視聴者が困惑するのは当たり前なんだよね。いきなり始まった物語。これが当事者の視点や脳内で本当に起こってることっていうのがそりゃ映像化しても理
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.6

最後のバトルは観客のエキストラがガチで興奮してるのが伝わってくる。
あの熱気は演技じゃ無理だよ。本物だった

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.4

主人公がいた上の世界では使い捨て要員として扱われたんだろうけど下層に行くと扱いが神様になって何度壊れても直してもらえるのがいいね。
みんな優しいキャラクターも可愛かった

パージ(2013年製作の映画)

3.3

テーマは若さと家族
自由の中でやりたい放題できるあの日々がパージという一日に凝縮されてる

なので後半は死ぬほど痛い大学生の集団がイキリ散らかして目を覆い隠したくなる恥ずかしいシーンが多いので注意
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.7

ユージャアルサスペクツ感あるなって思ってたら最後はイコライザーでもあるんかいってなった

それぞれの俳優が役にピッタリの顔で配役が完璧に感じた

予想できない展開が何転もあって、まるで自分もそこにいる
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

小ネタとか伏線が多くてまた見直したい

階級の違う3つの家庭すべてに共通する家族間の愛情と各家庭の格差の違いを同時に表してるのにそれが違和感なく絶妙に調和できてるのがすごい

細かい表情の変化もどこか
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

他人との人間関係で聞こえないものや伝わらないものはしょうがないとしていい意味で諦めるのが今の時代に合ってる考え方だよね。
でも家族ではそう簡単に割り切れない
大多数が少数に合わせないっていう社会の縮図
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

人間関係に気疲れして人里離れた郊外で羽を伸ばしに週末のバカンスのはずが得体の知らない他人と同居から始まって得体の知れない不安や恐怖にせっかくの週末が蝕まれていく。
ラストではこの週末よりも恐ろしい不安
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.1

ウィルみたいな人はあの涙を出させるまでが難しい。理屈で理解できても心で理解できないものは人を通じてわかっていくしかないんだよね。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

最後はスカッとはしないのよ。でもガッツポーズはした。
いろんな後味の形が楽しめる映画
アカデミー賞ってきれいにまとまりすぎて物足りないみたいな気持ちわかる
完璧すぎて文句言えない感じがね

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