三國連太郎のデビュー作品で、役名をそのまま芸名にしたという。
wikiによると「レッドパージで出演取り止めとなった岡田英次の代役として松山善三の推薦により抜擢されデビュー」。
モノクロ、スタンダード、44年、木下恵介監督。プロパガンダ映画だが反戦映画になっている作品と言われて鑑賞。その通りだった。すごい作品。
全体的に長回しで撮られていて(戦時中でフィルムがもったいなかっ>>続きを読む
モノクロ、スタンダード。月形の水戸黄門のシリーズ。
このシリーズ、初めて見たので興味深い。最初30分と残り1時間は別の事件(話のつながりあり)。黄門さまの正体を明かすシーンは最初のクライマックスのみ>>続きを読む
1〜2と話はガラリと変わる。
3部は梶が新兵として訓練を受ける話で、仲代と新珠さん以外はキャストが一新。俳優座など劇団の人が多い。
雰囲気は山本薩夫の「真空地帯」とよく似ていて、非人間的な環境がつ>>続きを読む
65年、モノクロ、シネスコ、五社英雄監督、松竹・俳優座提携作品。
平幹二朗が親の仇として命を狙われる話を軸に、位の高い武士の命令に翻弄される、武士の虚しさが描かれる。正義に対するこだわりと、独特のロ>>続きを読む
46年、モノクロ、スタンダード。木下恵介監督。
牧場の広い景色を生かして、ロングショットや、画面を人物や動物が横に移動したり、縦に移動したり。カット割や切り返しで被写体に近寄っていく。とても丁寧で映>>続きを読む
66年、カラー、シネスコ。加藤泰が松竹で撮った作品。
在日コリアンとの対決を描いているから、レイシズム作品かと思ったけど、30分ぐらいでそうではないと分かってきた。安藤昇が沖縄で戦っていたシーンから>>続きを読む
48年、モノクロ、スタンダード。吉村公三郎&新藤兼人。親をなくして天涯孤独になった原節子が、父親の弟子の佐分利信の家で暮らすことになる話。
他の人の感想が気になる。ラストとかモヤモヤする。原節子が何>>続きを読む
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(ネタバレありの感想)
大川橋蔵の若さまシリーズ第8作で、年末に公開されたお正月映画。御用問屋が毒入りの酒を納めたとされる事件が起こる
クライマックスの立ち回りの直前に「身分など関係ない」と言って、>>続きを読む
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58年、モノクロ、シネスコ。
ヤクザで借金取りをしている葉山良二が主人公。日活はノワールのイメージだけど、この作品は内容的に実録ふうのヤクザ映画(ヤクザ映画といえば東映のイメージだけど、それより前>>続きを読む
34年、サイレント。坂本武が喜八という役を演じる「喜八もの」の一つで、大映で作った「浮草」59のオリジナル。
大映版よりこちらが好きだ。坂本武は人間くさくて憎めないところがある。川口浩が演じた役を若>>続きを読む
33年、サイレント、活弁つきで鑑賞。
サイレントなので途中に字幕が入り、お得意の長回しはあまりないので、作品の良さがいまひとつ分からない。白糸が高利貸の家に行くシーンなんかは長回し。あとカメラワーク>>続きを読む
野村孝の初期の作品で、小林旭がヘリのパイロットに扮するシリーズ。
日活アクションにしてはほのぼのした雰囲気。杉山俊夫が童謡を歌い、小林旭は歌でピンチを切り抜ける(本当にこの人は歌がうまい)。浅丘ルリ>>続きを読む
小林旭主演のアクション。木材の運搬業者同士の争いを描いていて、裕次郎の「今日に生きる」と設定がほぼ同じ(脚本家の1人が同じ)。
カメラワーク、俯瞰の繰り返し、アクションシーンの撮影などうまくて、日活>>続きを読む
拳銃無頼帖シリーズ第4作(赤木圭一郎主演はこれで最後)。舞台は岐阜。赤木圭一郎は1作目と同じ抜き打ちの竜。宍戸錠はコルトの銀ではなくコルトのジョーだけど、同じ人物だろう。
なんと言っても2人の仲良し>>続きを読む
カラー、シネスコ、拳銃無頼帖シリーズ第2作。
主人公の赤木圭一郎、ライバルの宍戸錠は同じだけど、前作とは話のつながりなし。赤木圭一郎の役名は抜き打ちの竜ではなくジョージ。
舞台は四日市。出てくるキ>>続きを読む
59年、モノクロ、シネスコ、古川卓己。赤木圭一郎が大学の柔道選手を演じる作品。日活では珍しい?ほのぼのタッチながら、後半はヤクザが絡む。
大学生役なので、トニーと藤村有弘が学生服。葉山良二と梅野泰靖>>続きを読む
59年、モノクロ、シネスコ。戦中の中国の鉱山管理を任せられた人権派・仲代達矢の苦闘を描く。
多額の予算を使った大規模な作品で、演出、豪華な出演者、テーマなど、圧倒的に素晴らしい出来。日本の映画界は当>>続きを読む
58年、モノクロ、シネスコ、舛田利雄監督、姫田真佐久撮影、木村威夫美術(豪華!)
裕次郎のアクションでは、今のところこれが一番良かった。
神戸を舞台にした豪華キャストのノワール。次郎が刑事に見つか>>続きを読む
57年、カラー、スタンダード(カラーのスタンダードって珍しいかも)。監督は井上梅次、脚本・助監督に舛田利雄。メインの主役は三橋達也。
ストーリーには、若手スターの石原裕次郎、日活を去る三橋達也、両方>>続きを読む
60年、モノクロ、シネスコ。橋本忍脚本のサスペンス。
原作があるけど、回想の部分はやっぱり橋本忍が考えたのかな(だったらすごい)。あれでググッと面白くなる。
映像は、葉山良二が家に入っていく前、葉>>続きを読む
65年、モノクロ、シネスコ。前田満寿夫が監督した最後の映画。
独特のカット割で丁寧な作り。なんでやめたのか知らないけど本当にもったいない。冬子が走り去って行く横を電車が通るシーン、美しくてジーン
モノクロ、シネスコ
赤木圭一郎はゲスト出演的な役柄。行き場のないローティーンたちの話で、中学生版「青春残酷物語」といった趣き。この作品はそれより1年早い。日活は先見の明がある。
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(ストーリーに触れています)
56年、モノクロ、スタンダード
ラブストーリーかと思ったら、成瀬巳喜男作品のような展開で、新藤兼人にしては普通っぽい内容(と思ったら原作があって、作者の自伝小説らしい)>>続きを読む
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面白い。多分、任侠ものと実録ものの中間のような作品(実録もののような内容をいち早くやっている?)。全体的にとても濃い。
ヤクザ映画は、主人公のヤクザが何を大事にしてるか?なぜ暴力を振るうか?が重要だ>>続きを読む
59年、モノクロ、シネスコ、監督舛田利雄、撮影姫田真佐久
話は任侠もののような良い業者と悪い業者の対決、映像は黒シリーズのようなモノクロというのを、先にやっているので驚いた(ただ、裕次郎作品だから?>>続きを読む
小高雄二ができのいい兄、赤木圭一郎はやんちゃな弟で、「エデンの東」を意識したような設定。赤木圭一郎のファッションもジェームズ・ディーン風。
赤木圭一郎が爽やかすぎて、アイドル映画みたい(ファン必見)>>続きを読む
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55年、モノクロ、シネスコ、阪妻の「狐が呉れた赤ん坊」の丸根賛太郎監督。富士映画製作(初めて聞いた)、配給が日活。
前編の1/3ぐらいの高友子とヤクザのエピソードはイントロ。メインは高友子の父親が巻>>続きを読む
57年、モノクロ、スタンダード。「人情紙風船」を思わせる長屋もので、津川雅彦と長門裕之など(兄弟共演)若者たちをメインに描く(父親の沢村國太郎も)。完成度が高くてびっくり。
うまく説明できないけど、>>続きを読む
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60年、カラー、シネスコ。盛りだくさんでかなり面白い(登場人物を生かし切れたら名作になったと思うのでもったいない)。
赤木圭一郎が拳銃を蹴り上げて網の上に乗せたり、ライトを壊したり、頭を使ったアクシ>>続きを読む
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59年、モノクロ、シネスコ。監督は井上梅次。この時代の梅次先生の作品には好きなものが多いけど、これも良かった。
プロ野球の名門・ディッパーズは優勝を逃し、監督は次のシーズン優勝しないと辞めることを約>>続きを読む
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36年、モノクロ、スタンダード。
登場人物が多く、本筋に絡まない人物のエピソードがこま切れに出てくるという脚本。最初はよく分からないけど、状況が分かってくるとグッと面白くなる。こういう趣向は現代の作>>続きを読む