ヒデさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

すんごい今更ながら観た。(遅い)
なんで今まで観て来なかったんだろうってくらいサイコーに気持ち良い映画だった。

アメリカの王道と皮肉好きな部分を掛け合わせたような作品で、既存のヒーロー像や実在の人物
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.4

「人間の脳には最期の8分間の映像が残っている」 

列車テロで亡くなった人の記憶に入り、8分間でその犯人を突き止めるという映画。ただホントに8分では無理なので、「All You Need Is Kil
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.3

10年ぶりくらいに観た。映画が原作を超えることってほぼないけど、この作品に関しては超えてると思う。それだけ堤真一の演技が素晴らしい。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

マジでやべえ映画だった…。頭のおかしい人が全力で芸術作ったみたいな。エログロを華やかな儀式として見せられると、脳はこんなに混乱するんだな。初見で全部理解するのは不可能なんだけど、2回観るのはあまりに勇>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.2

松竹は良い映画を作るでホンマ…。元々企業ドラマが好きなのはあるけれど、それを差し引いてもめちゃくちゃ面白い映画だった。

かの有名な三菱自動車による脱輪事故がモチーフで、「整備不良」の濡れ衣を着せられ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ良かった…。まるで自分が戦地にいるかのような圧倒的臨場感。観ている間ずっと心臓がヒリヒリしてた。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

菅原文太がカッコ良すぎる…。今の時代にこの眼力が出せる俳優はいない。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

笑えて泣ける最高のファンタジック・ナチスコメディ!こんなに心が揺さぶられる映画はなかなかない。少年に芽生えた愛が、狂信を妄信に変えていく様は観ていて爽快だった。カメラワーク(特に画角)がいちいちオシャ>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

どんでん返しがすげえ…。
「自分を殺してくる犯人を見つけるまで同じ1日が繰り返される」というループものなんだけど、この結末は予想できなかった。

主人公の女子大生・ツリーはビッチで品がなくて人に好かれ
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.8

東ドイツを愛する母に、社会主義が終わったことを絶対にバラしてはいけない話。

ある日息子のアレックスが反体制派のデモに参加していたところ、母がその姿を見て心臓発作で倒れてしまう。そして病院で意識を失っ
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ブラインドネス(2008年製作の映画)

3.2

ある日突然人が視力を失ってしまうパンデミックが起こり、盲目の感染者が集められた隔離病棟での地獄が描かれる話。

その中で一人だけ「見える」状態のまま来てしまった女性が主人公であり、彼女の目線で人間の醜
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イカロス(2017年製作の映画)

3.8

戦慄のドキュメンタリー。「ドーピング検査の緩さを証明するために、自分でドーピングしちゃおう」と企画した米国人が、あれよあれよと言う間にロシアの陰謀の渦に巻き込まれていく。国家ぐるみのドーピングが怖すぎ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

話が二転三転する映画はよくあるけど、この作品はその振れ幅がすごい。「お嬢さん」でも富裕層の家に潜入してたけど、韓国ってそういう設定人気あるのかな。何はともあれ面白かった。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.4

脚本が素晴らしすぎる!何をどうしたらこんな美しい構成で作れるんだ。最後の終わり方とか鳥肌モンでカッコ良かった。

スラム出身の教養のない主人公がミリオネアのステージをクリアしまくり、「なぜその問題に答
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ハンコック(2008年製作の映画)

3.3

綺麗な三幕構成でいくのかと思ったら、途中からまさかの展開でビックリした。多少気になるところはあるんだけれど、そこから話がガラッと変わったのが面白かったなー。ウィル・スミスが良い味だしてた。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

ひとりの人間に起きた悲劇が、世界を崩壊へと導いてしまった。こんなに悲しさと狂気が脳裏にこびりついた映画は初めてだ。

この世には救われないことが多すぎる。東京がゴッサムシティになるのも十分あり得るんじ
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長いお別れ(2019年製作の映画)

4.3

本当にこういう作品に弱い。飛行機で見たのに思いっきり泣いてしまったよ。

徐々に脳が死にゆく父との“長い”お別れ。劇中で7年の月日が流れ、その間病気と真摯に向かい合い続ける家族の姿が描かれる。辛いシー
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アス(2019年製作の映画)

3.2

すんごい怖かったけど、あまりハマらなかった…。たぶんモチーフが多すぎて理解するのがわりと大変だからなんだな。でもオチはすごくゾッとした。

天気の子(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

良い作品だった!「新海節が戻ってきた」という前評判を観たので結構身構えてたんだけど、ラストも良かったし、映像美も圧巻だった。雨露のしずる感とか、夕方の茜空とか、一つ一つの色使いが幻想的ですごく綺麗。>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.5

恋の力ってすごいね!
冴えない男が、惚れた女のためならこれだけ体張れるんだもの。前半はやや退屈ながら、後半は気持ち良いシーンばかりで超スカッとした。

コメディらしく「なんだよそれw」ってなる演出が多
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

性癖ぶっ刺さり系映画。エロ×百合×バイオレンスの極致で、こんなに放送禁止用語のオンパレードな映画を初めて観た笑

「オールド・ボーイ」の監督が作ってるだけあって暴力性高めな韓国映画の中でも相当攻めてる
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

こういうちょっとブラックな設定好きだなぁ。生まれてからの30年間ずっと知らずに監視されてて、それをテレビ番組にされてたら自分だったら発狂してしまいそうだ。なんかこれ漫画の企画にできそう。

『ブラック
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.5

ゾンビウィルスの感染源となったNYに、ただ一人残った研究者の物語。19000人のガン患者を救った研究結果が、実は彼らをゾンビに変えてただけだったというのがなんとも皮肉。

結構ツラい話だけど、「だから
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スプライス(2008年製作の映画)

2.9

気持ち悪さが尋常じゃない映画。研究者夫妻が遺伝子組み換えで新生物を作る話だが、中途半端に人間ぽい見た目(スキンヘッドでアバターみたいな顔してる女性)なので、それを飼う姿は結構観ててツライものがある。そ>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

4.3

茶目っ気No. 1の映画。こんなに登場人物全員が愛おしい映画はなかなかない。コミュ障のアメリが繰り出す奇天烈な行動の数々に笑わされたし、彼女が勇気を出して理想の愛を見つけるラストにはウルっときた。>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.9

とにかくスカッとしたい時に観る映画。中身があるかと言われればそんなに無いんだけど笑、一つ一つのアクションが命懸けすぎてて感動してしまう。自転車で追いかけっこしながらの戦闘シーンとか、「自転車をこんなに>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

エグい。悪趣味な演出オンパレードだし、中身もめっちゃダークだけど、作品としての完成度は高いと感じた。最後オフェリアが経験する現実と幻想、その2つの対極を見せた演出は見事だったなー。この話に救いがあるか>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

半世紀も前の映画にこれほど心動かされるなんて…。オードリー・ヘップバーンがとにかく素晴らしくて、その行動の一つ一つにドキドキさせられた。突然髪をバッサリ切ったり、バイクで暴走したり、ギターで秘密警察ぶ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

結婚が心から怖くなる映画。
浮気してた夫に対する妻の復讐劇だけど、これはサイコすぎる…。特に最後のオチはホラーそのものだった。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.3

長年観たかった映画。
伊坂幸太郎の作品って、こっから影響受けてたのか!とようやく気付いた。(遅すぎ)

時系列をズラした群像劇という構成だったり、キャラがやたら雑談する作風はタランティーノの影響だった
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

3.6

性転換手術に失敗したロックシンガーの話。
タイトルの「アングリーインチ」ってそういう意味か!と思った。

時系列がポンポン変わって観づらいのを除けば、テーマもしっかりしてるし面白い映画。元恋人に向けた
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.7

最高に面白かった。文句なしに素晴らしい映画だった。

「人を決して殺さない」という信念を120%体現した頑固な主人公が、衛生兵として、そして一人の人間として周りの人間に認められていく様は痛快。

主人
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セラフィーヌの庭(2008年製作の映画)

4.2

フランスのアカデミー賞にあたる"セザール賞"で、2009年に7部門を受賞した傑作。

舞台は1912年のフランス。
コミュ障家政婦のセラフィーヌが、40歳を超えて始めた絵画で、同じアパートに越してきた
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.2

サイコ好きなので結構期待してたんだけど、思ったよりという感じだった…。

1シーン1シーンは刺激的なんだけど、それに尽きてしまうというか。特に大きな伏線もなく終わってしまった印象。

ただクリスチャン
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.6

戦争映画が好きだ。
グロいのが好きなわけではなく、どの作品にも必ず「戦争はもうしてはいかんぞ」というテーマがあって、その悲惨さを伝えようという強い気概を感じるからだ。

プラトーンもまさにその一つに当
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

4.0

出てくる人数が多く、使われる言葉も哲学的なものが多いため、初見で全部を理解するのはかなり難しい話。
「作家はウソで真実を描く」みたいな名台詞のオンパレードなんだけど、ゆえに一発では頭に入ってこない。マ
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