HicKさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.9

《身近なテーマが魅力だと思ったのに》

【1番の魅力】
北川景子って天才的なホラーの才能がある。

【想像と違った】
原作を読んで無いので物語が想像と違い、個人的にはがっかりした。もっと身近な"プライ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.3

《オリジナル版に興味が湧いた》

【自分は…】
評価が高いオリジナルの韓国版は残念ながら未鑑賞。この日本版リメイクから鑑賞したけど、「あの頃思い描いてた自分になれてるか」という誰もが感情的になるであろ
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.2

《シリーズを守った統一感》

【完結】
初期3部作完結。前作では、追われる立場から追う立場へと変わったボーン。攻防の逆転が面白さを何倍にもした。今作も追う立場には変わりがないが、より多くの要素が加わっ
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

4.0

《攻めるボーン》

【今回】
ボーンが追われる立場から一転、追う立場に。いかにして逃げ切れるかが勝負だった前作とは違い、今回のボーンは敵の先手を行き、罠を仕掛け、問い詰める。攻めの姿勢。

【アクショ
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.8

《スパイ・アイデンティティ》
 
【スパイ】
マット・デイモン。体を張りまくる彼のスタントがこのシリーズのアイデンティティだと思う。自分にとっては「スパイアクション=カメラのブレ演出」を刷り込まれたシ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.5

《なめてた。こんなの他じゃ見れない》

【総括】
一回始まったらなかなか終わらないアクション。至福の時間。いつも通りシンプルな物語の中にも、このキャラいる?このワンクッション挟む展開いる?ってところは
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

《ハル・ベリーがすごい》

【今作は】
前作の直後から始まる物語。ジョンは逃走し、首長に助けを求める。主席連合は前作の協力者を問い詰めていく展開。終盤にならないと物語が大きく動かないため、ストーリー自
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

《よりスタイリッシュに》

【裏社会の掟】
「個人の復讐劇」だった1作目から、「ようこそプロフェッショナルの裏世界へ」的な2作目。"誓印"やコンチネンタルホテルなど掟/ルールがカギとなる物語に。

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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.2

《「戦闘の所作」に特化。新たなスタンダード》

【よくも俺の犬を!】
犬と車を奪われて怒りが止まらず復讐の鬼と化す。それだけの映画。逆に面白すぎる。「とにかく俺たちのアクションを見てくれ!」と言わんば
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昼顔(2017年製作の映画)

3.8

《大切な存在の怖さ》

【映画版】
TVドラマの続編だが、一本の作品として見れる内容。テイストはドラマよりもかなりトーンが落とされてダークになってると思う。とにかく演技が好きな作品。

【上戸彩が良い
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.7

《心が晴れる作品》

【最悪の職場】
主人公が務めるブラック企業、上司役の吉田鋼太郎の"激演"も相まってだいぶ誇張されてるようにも思うが、実際のブラック企業はこれを誇張だと言わせない現状なのかもしれな
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

4.2

《女は海》

【好きな作品】
好きなファンタジー作品。妻としての、母としての包容力を表した作品にも思う。

【日々の貴重さ】
雨の季節に死んだ妻が帰ってきた。その奇跡と遭遇した頼りない夫と甘えん坊の息
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

《「空気の女」が「空気」を作る》

【社会派スピルバーグ】
監督スティーブン・スピルバーグ×音楽ジョンウィリアムズのタッグふたたび。そこにメリル・ストリープとトム・ハンクス。社会派(もしくはシリアス)
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8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.6

《リアル「サマーウォーズ」》

【ありそうかも】
葬儀や法事とか普段会わない親戚が集まる時、お互いに薄らと"バリア"を張ってる感じ、こういうのありそう。バリア/壁の向こう側がみえず、崩して見たら凄いこ
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.3

《ふたりを繋ぐ景色》

【希和子】
永作博美演じる希和子は真面目な人物。汗水流しながら働き、娘へ無償の愛をそそぐ。周囲からの信頼も厚い彼女。そこには罪人であるという顔はない。物語を追っていくと、罪を犯
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.5

《それは子供なのか。これは芸術作品なのか》

【絵はすごい】
オープニングの上空からのショットや家の中の立体的なショットで一気に引き込まれた。その他ディテールの描き方もさすが。世界を引っ張るアニメーシ
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.4

《愛》

【親子愛】
細田監督作品で好きな部類に入るかもしれない。師弟関係や親子愛、大人から見た子供の成長、子供から見た親の存在、異なる視点の愛が沢山あった。親が子供を成長させるのではなく子供に親が成
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.2

《理想の家族をバーチャル体験》

【理想のファンタジー】
とてつもない大人気作品という印象。夏休みや大家族に関して懐かしんだり、憧れたりと観客のプラスアルファの感情を引き出したからかな?。昔のPSゲー
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.7

《タイムリープ!》

【日常改変】
親近感が湧くタイムリープの使い方。マコトが自身の損得のためにタイムトラベル。バタフライエフェクトとして周りの人たちに悪影響が出てしまう事も受け取りやすい。ライトトー
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.2

《SFスリラーと高質VFXを農村地帯より「愛」をこめて》

【前評判とVFX】
公開当初から高評価だったので気になってた作品。その後、今作のギャレス・エドワーズ監督と山﨑貴監督のプローモーション対談や
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

4.1

《Myメリッサ最高傑作》

【フェイグ監督×メリッサM】
ポール・フェイグ監督×メリッサ・マッカーシーの集大成というか、メリッサ主演コメディーの中でも1番面白いと思う。好きで何回も見てる。

「007
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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.9

《フェイグ監督×メリッサM、爆誕》

【まさかの】
下ネタ満載のコメディ作品だが、まさかのアカデミー賞脚本賞ノミネート、メリッサ・マッカーシーは助演女優賞ノミネート。なぜよ笑。好きだけど。

【フェイ
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.2

《悲劇のコメディーミュージカル》

【イタい痛い】
「下妻物語」と同じぐらい好きな中島監督の作品。こちらも原作未読だけど、絶対こんなにぶっ飛んでないよね。まさかのコメディー色とミュージカル。さぞ原作フ
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.3

《イカつい凸凹友情物語》

【好きっす】
公開当時から好きな作品。知識がなかった自分は少女漫画が原作だと思ってたが、小説だったらしい。映画「NANA」(こちらも原作未読)をコメディーで誇張したような友
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.1

《交わる難しさ》

【移民・異文化】
文化の違いを可視化した世界で移民を描いた作品。偏見や差別、暮らしづらさ、貧富の差など、現実問題が結構ストレートに表現されていた。同時に、多様性社会では多様な才能も
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美女と野獣(1991年製作の映画)

4.5

《新たな設定、新たな時代》

・アニメ初のアカデミー賞作品賞ノミネート。作曲&歌曲賞受賞。

・(初めて?)一眼惚れでは無いプリンセスのラブストーリー。よって、愛を育む過程が描かれているのが新鮮。逆に
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.9

《好きなリメイクの仕方》

【リメイク理想系】
元のディズニーアニメーション版ダンボの物語は開始40分ぐらいで終了。そこのから実写独自の物語が進んでいく。という点で実写化した意味は十分にある作品だと思
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ダンボ(1941年製作の映画)

3.6

《個性と母性》

・「個性を笑うな。あいつにしか出来ないこともある」的なやつ。

・最近なにかと個性の取り扱いで世界的にディスられるディズニーだけど、当時から弱者になりがちな個性に対して救いに行ってる
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.7

《「イタさ」も「痛さ」も》

【"イタい"】
他者と関わりを避け、妄想の世界で生きる"おひとり様"の主人公ヨシカ。…性別は違えど自分も理解・共感できてしまう。日常の中に妄想が入るとか、思い出に浸るとか
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

《全てが「結び」》

【いわゆる】
"セカイ系"って言葉を知ったのは初鑑賞時より後。ほんの数年前。正直な話をすると、セカイ系は「2人が世界を"救う"」よりも「2人が世界を"使う"」の印象が大きくてあま
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

《気持ちいいおふざけ》

【親近感】
「親近感のある皮肉+トンデモ空想」気持ちいい。埼玉でなくても、きっとこの自虐要素はどの県にもあると思う。日本人としてちょうどいいエンタメ。

【演技】
GACKT
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.4

《勿体無さも感じるが、家族で見れる楽しい作品》

【ファミリーエンタメ】
コントのようなコメディーに、分かりやすく色づけされたキャラクターたち、驚きのあるストーリーで家族で楽しめそうな作品。

【コメ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

《価値観を変えるバディー》

【ロバート・デニーロ】
彼の魅力がたっぷり詰まった作品。劇中の彼の表情や仕草が和ませてくれる。愛おしい。早口で喋る周りとゆっくり喋る彼の対比が面白い。

【賢者ベン】
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

5.0

《闇堕ち決定版》

【Welcome to ダークサイド】
主人公アンドレアは徐々に仕事と真剣に向き合うようになるが、周囲から見たら"悪に毒されてる"ようにも見える。っていうのが、闇堕ち系作品に感じて
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

2.6

《無機質なキャラと抑揚ないストーリー》

【これは…】
口で説明されるくだりが続き、かと思えば怖いぐらいに説明不足でぶっ飛んでしまう展開もあり…。更には、ツッコめるだけの情報も収集できてるか分からない
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.5

《中盤まで結構良かった》

【最強のつかみ】
「耳をすませば」以上の胸キュン映画になっていた可能性を沢山秘めた作品だった。「ノスタルジー+青春+恋愛」という最強の要素。坂本九の歌もとてもいい演出。カル
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