クローネンバーグで万人に勧められるのってたぶんこれくらいですよね。スティーブン・キングの原作をけっこう忠実に再現してるんじゃなかろうか。異能力者の孤独と悲哀ってことで言えばまあ確かにクローネンバーグ的>>続きを読む
これも名画だよねえ。ブライアン・デ・パルマのキレの良さがハードボイルドなストーリーとよく合ってテンポがとても良い。そしてキャラクターが全員魅力的。アンディ・ガルシアはカッコ良かったよなあ。戦艦ポチョム>>続きを読む
これは邦題に騙されてて長いこと食わず嫌いだった作品で、爽やか感動ストーリーかと思ったらめちゃめちゃ痛快な大逆転ストーリーだったなんて…。まあスティーブン・キングだし話は面白くないわけはない。ていうか見>>続きを読む
食わず嫌いの最たるものがこれ。絶対見ることはないなあと思ってたらうちの奥様に誘われて「まあいいか」くらいな気持ちで観に行くことにしたんだけど見たらびっくりの超名作でした。細部まで気をつかいまくった美術>>続きを読む
まああえてここで書くほどのこともない名作。あの時代のサイコスリラーはこれと羊たちの沈黙がたぶん双璧なのかな。ラストのあの場面で見てる自分の顔が歪んだのはいまだに覚えています。
デビッド・フィンチャーにしては地味なんだけど、これすごくよく出来たスリラーだと思います。すごくストイックで最低限のアイテムだけで最後までドキドキ感を維持出来てるのはさすが。
個人的にはこれが世界一恐ろしいホラー映画です。犠牲者がやられるシーンの起伏の無さが本当にめちゃめちゃ怖い。ちょっと台所でお塩取ってきますね、くらいのノリで襲われてる。レザーフェイスの単なる捕食者感が震>>続きを読む
この映画の魅力は結局は役者の良さってことになっちゃう気がする。この時期のナタリー・ポートマンを映像に収められただけでもタクシードライバーのジョディ・フォスターとかペーパームーンのテイタム・オニールとか>>続きを読む
リュック・ベッソン初期の雰囲気カッコつけ映画。地下鉄構内で暮らすならず者の話って設定は良かったけど結局とっ散らかっていって何だかパッとしない感じになるのは残念。でもイザベル・アジャーニは美しいので見る>>続きを読む
この作品くらいまではリュック・ベッソンはカッコ良いと思えてたんだよな。それがレオンで一旦止まって、そこから段々と「おやおや?」ってなる(笑)。組織に育てられた殺人マシンの女、的な非常によくあるタイプの>>続きを読む
何が何やらわかんない哲学的な変態映画。ミステリなのかホラーなのか何なのか全然はっきりしないまま、イザベル・アジャーニが美しいということ以外価値がどんどんなくなっていく変な映画。
エンキ・ビラルのコミック(ていうかバンド・デシネか)が原作のSFだったと思うけどジュリー・デルピーが可愛かったことしか覚えてない。だけどジュリー・デルピー大好きなのでそれだけでもう4点。
これは凄い映画だと思います。ブレア・ウィッチ・プロジェクト的な、いわゆるモキュメンタリーなんだけど段々とえらいことになって階段を転げ落ちるように傍観者が加害者になっていく様が本当に怖ろしい。よく作った>>続きを読む
そもそもがレイ・ブラッドベリの甘甘な感じが良くも悪くも顕出してるとても綺麗なお話なんだけど、トリュフォーの映像で再現されると輪をかけて美しく仕上がる。重箱の隅をつつくときりが無いお話なんだけど炎に包ま>>続きを読む
音楽をフィーチャーしたお洒落映画みたいなのは大抵は噴飯ものの大失敗に終わりがちなんだけど、これはよく出来てます。カッコ良い。音楽と映画のシンクロのさせ方が良い。そして音楽が何故必要になるのかの設定が良>>続きを読む
これぞフランスの恋愛映画、とでも言うべき拗らせまくり激情ラブストーリー。ていうか一人の狂人のお話と言っても良いのかも。どこまでも美しい映像とどこまでも捻くれていく愛憎と。相当高カロリーの感情を消費する>>続きを読む
しかしまあこの邦題はないわな。原題はQuadrophenia(四重人格)だし。内容は要約してしまえば実に他愛の無い話で、拗らせたガキんちょの駄々でしかない、んだけどさ…多少なりともロックを拗らせた人間>>続きを読む
まあこれは0点でもいいんすけどね。ひどいってことでまず世界的に有名になってしまった後で見たので逆に歴史に残る名画感が出てきてるのがちょっと腹立つ(笑)。何かこう監督以外のスタッフがかなりやる気ねえんだ>>続きを読む
好きな映画なんだけど観る度に寝ちゃうやつがあって、これはそのうちの一つ。後半まで頑張って見ておくとすごいカタルシスが訪れるので、前半のめちゃめちゃ眠くなる長い長いくだりは実はすごく重要なので良い子のみ>>続きを読む
デビッド・リンチの娘がどんな映画を撮るのかなと興味が湧いて見てみたけれども、まあこんなとこか、みたいな。四肢切断以外にはそんなにトピックもなく心理描写も「ああ、そうなるんだ」くらいな感じ?その後かなり>>続きを読む
これ見て「けっ」てなる人の気持ちもまあわかる。でもいいじゃないですか。こういうちょっとした都合の良い夢物語があったって。ちなみに作中での日本の描写はなかなか的確な部類で、そのへんは安心して見てられまし>>続きを読む
とにかく沢田研二と菅原文太がカッコ良い映画。樹木希林じゃなくても「ジュリー〜」と身体をくねらせたくなるイケメンぶり。まあ内容は中二病をこじらせた教師の突拍子も無いクライムムービーで、あの当時のシラケ文>>続きを読む
オタクからオタクへのラブレター。愛すべき馬鹿野郎エド・ウッドへの渾身の恋文。全オタクが泣いたであろう名作。
バカバカしくて楽しい。ティム・バートン作品の中で珍しいかもしれない底抜けに楽しい作品。オタクがフィギュアで遊んでるだけみたいな映画でもある。
ティム・バートンで一番好きなのは結局これなのかなあと思ってたりします。まずはエドワードの造形だけでも傑作。玩具みたいな町もお話の後々の展開を考えると逆に空恐ろしくも感じられてきたり。ウィノナ・ライダー>>続きを読む
サイコホラー作品の中ではかなり個人的には上位に入る。少しずつ少しずつ蓄積していく狂気。止めようのない負の連鎖。人間が静かに壊れていく様がじっくりと描かれていて背筋がすうっと凍る。
これも個人的な好みでの満点であって、映画の完成度とかは度外視ですね。そもそもがこれは日本の映画監督が初期に撮りがちな低予算のポルノ映画なんだけどあまりにも発注をシカトした内容のトンデモ映画で、不思議の>>続きを読む
これガチで怖い映画よね。下手なホラーよりこっちの方が絶対怖い。有名な心理実験についての映画なんだけど「人間怖え」ってなるよホントに。
ダニー・エルフマンの音楽、っていうかもうオインゴ・ボインゴの音楽なんだけど、サントラがまず最高。そしてポリコレをガン無視のひどい内容でさらに最高。悪夢でもなかなか見られないようなひどい映像と、泥酔して>>続きを読む
個人的な趣味で満点付けましたが冷静な評価としては2.5〜3点ってとこですかね(笑)。まあとにかくインモラルな内容で、いかにもオスカー・ワイルド的なものを表現してるんだろうなあと。そのへんを上手いこと加>>続きを読む
これまた『メメント』同様に頭のなかでも話を整理する前に終わってしまった(笑)。まあ、あの巻き戻し映像をデカいスクリーンで見てるだけでもかなり楽しいので劇場で観る分にはお金を出す価値はあるかなと。
さほど賢くない方ですので頭が整理できる前に映画が終わってしまった印象もあり。記憶障害もの(ってまとめて良いのかわからんが)が流行る走りなのかな。あとは映像がとにかくカッコ良かった。
まあダークナイトがウケたから出来た作品なのは間違いないけれども、これはこれでなかなか良質。栄光→挫折→鍛錬→復活みたいな昭和仮面ライダー風なスポ根感も日本人には響くものがある。
ヒース・レジャーの件もあってさらに奇跡的な印象があるんだけど、そのへんを差っ引いても全てが凄い。バットマンっていうのは実に因果なヒーローで、あの捻くれ加減をここまでしっかりと描いてくれたのはこれが最初>>続きを読む
スパイダーマン撮る前から何ならもっと面白いヒーロー映画撮ってるんですよサム・ライミは。ちなみに小説『ラバー・ソウル』(井上夢人)はこれのオマージュだよね、たぶん。
もうどうしたら良いのかわかんないレベルの馬鹿。まあ確かにホラー映画ではあるんだけど。とにかく馬鹿。すごく好きです。