たけしのマネっぽい無表情で無感情なダンカンの演技が、妙にハマってる。こんなに顔怖かったっけ?っていうくらいに。
ちょいちょい瞑想的なシーンも挟まって、気持ち悪くなるけど、
あの終わらせ方はすごく好み>>続きを読む
スコットランドのジャンキー達をファンキーでクールで、、、チープに表現。
見たこともない映像が次から次へと、テンポに乗せられて本質が見えなくなるのも、全部計算なのか、、、
美術・小道具からは強い映画>>続きを読む
こんなにも地味な仕事があるのかと。
これは映画としては退屈じゃないか?と思ったのですが、
それを飽きさせないのが馬締くん(松田龍平)の哀愁漂うキャラクターでした。
手の動きと目線や口調、この主人公を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
眠くなるはずの長回しの多用が、少年少女達の狂気じみた演技を爆発させている。
そこからは、撮影の過酷さや相米慎二の恐ろしさ・執念深さが伝わってくる。
「桐島」で高揚してた頃を悔いるほどの怪作。今では絶>>続きを読む
宗教と性を天秤にかける青年。
毒が少しずつ少しずつ、、、
これで大森立嗣が好きになった。
あどけなくてにくめない銀行強盗を演じたパチーノ。主役の器はこの頃から既に、、、
大衆を味方につけるシーン、気持ち良いわー!
当時の米警察の無力さが分かりやすく描かれてる。
ずーっと見てられる。淡々としつつも飽きさせないジャームッシュ節。この趣味全開で自由な感じがたまらん。エルヴィス・プレスリーが繋ぐ三つの物語。
意表を突く恋愛映画でした。
まさかこんなことになるとは笑
吉田恵輔監督は、「純喫茶磯辺」もそうだけど、日常を切り取るのが上手いなーと。カフェとか焼肉屋とかの掛け合いのシーンでは基本的に寄って撮らない>>続きを読む
男が好きな青年、無垢で凶暴な青年、何も言わない青年。狂ったヤツらの日々。
とりたてていい所があるわけでもないのに、ずっと頭に残ってる。
僕の中では最高の群像劇。
旧友だった2人の刑事の闘争。
正義と権力のあいだで苦心する主人公を演じたダニエル・オートゥイユが渋くて良い!もはや全員渋い!
セリフが少ないが、変に説明的でなく、状況が後から後からだんだんわかってゆ>>続きを読む
サイコパスから見える世界の表現の仕方が良かったが、あの夜の惨殺はワンパターン過ぎて飽きてしまった。
このレビューはネタバレを含みます
終戦直後と現代の人々はまるで違うのに、口調は『東京物語』のまま。そこに凄く違和感があったし、もっと現代語を取り入れてもよかったんじゃないかと。
小津安二郎は、血筋の違う者が誰よりも家族の死を悲しむ、>>続きを読む
デ・ニーロVSトラボルタ。『HEAT』のような二大俳優の真っ向勝負かと思って観に行ってみたら、ゆっるーいバイオレンスでした。
拷問シーンの痛々しい描写が凄い。
原題は「Killing Season」>>続きを読む
役者が良ければいい映画が出来るってもんではないですね、、、教訓になった作品。
サミュエル・L・ジャクソンがノリノリ。タランティーノはどの作品も攻撃的でお洒落な所が好きなんですが、個人的にこの作品はちょっと、、、大人すぎるかなって。
キャラクターを象徴する「癖」の見せ方が本当に上>>続きを読む
閉鎖的空間と1人の男で展開される、脱出ゲームのような映画。
これ、15分くらいのコントでもよかったんじゃないかな〜。
パターンが少ないのにやたら「間」を多用してくるうっとうしさがなぁ〜。
全てがあのラストに集約されてる。シンプルでストレートな映画だけど、途中から絶対に飽きてくる。堂々巡り。野見さんが本当の本当に可哀想に見えてしまって、、、
金と嘘と女のゴタゴタを描いているのに、全体のテンションが高いからか、すごく爽快。声を出して笑う場面もたくさんあるし、特に後半に畳み掛けてくる感じ。
ファーストカットのセンスの良さ、時系列を少し入れ替>>続きを読む
新しい映画体験。
でも、まるで中身がない。
鑑賞中ずっーと「え?この面白さわかんないの?」と言われてる感覚。もちろん笑う場面はたくさんあるのだけれど、、、
結局フザけてるだけ?と感じる人が多いと思う。>>続きを読む
食卓で2人が喧嘩するシーンがいい。容赦ない。監督の映画「M」で見た高良健吾が大人になってる。そんな見方もアリじゃないでしょうか。「究極の愛」を表現しきれていない感じがちょっと、、、やけに静かだし。
ヤクザが美化されすぎてる気がするが、高倉健とロバート・ミッチャムが刀とピストルを駆使する、緊張感のある殺陣シーンは見もの。
組長室が「アメリ」くらいオシャレ。
「お前はまだ世界を愛している」
豊田利晃の詩的で美しく、残酷な世界観。
日本では珍しいタイプの映画。