ちーくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

隠された記憶(2005年製作の映画)

3.8

ミヒャエル・ハネケ作品。これもまた初期のセブンス、べニーズのような解釈全任せのいかにもハネケらしい作りで、最初は少し味気がないなと思っていたけど、だんだんこの雰囲気が癖になってまんまとハネケの術中にハ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明(1991年製作の映画)

3.6

ジェット・リーの過去の作品を観たことがなかったので、まずはこちらから。この頃のカンフー映画といえば自分はジャッキーチェン一択で、それ以外のカンフー映画はあまり観たことがなかったんですが、ジェット・リー>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.9

大好きなシリーズの3作目ということで、アクション映画としては面白かったんですが、エクスペンダブルズとしては少し物足りなかったと思いました。やはり自分としては前半の新メンバーでのミッション部分が盛り上が>>続きを読む

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭にて。映画自体の面白さに加えて娯楽性などにも優れている作品である反面、火災現場の怖さ、恐ろしさ、そして消防士さん達の命さながらの果敢な消火活動に火災の危険性を目の当たりにしたような感じ>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い。前作からアクション、スピード感、爆発、カメラワーク、何もかも超パワーアップしていて、シュワちゃんやブルース・ウィリスも一緒に混じってアクションしてくれて最高でした。スタローン、シュ>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.5

サメ映画5作目で一旦区切りにしようと思い最後に選んだのはサメ映画の元祖、サメ映画の名作、サメ映画の殿堂入りである「ジョーズ」ですね。やはり今観たらかなり粗削りでそこまでの面白さはないですが、本作がサメ>>続きを読む

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

4.2

普通に面白かったし楽しかったです。もうぶっちゃけ自分にとってはスタローンとステイサムが一緒になってやってるだけで最高ですし、その他にも豪華なアクションスターたちが名を連ねているのでその時点で文句なしで>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっとシリアスで重苦しい雰囲気が漂うなかで、ピエール瀧の「最近出が悪くてな、3日ぶりに出た」って喜びながら言ってたのめちゃくちゃ笑った。やっぱりピエール滝好き。

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.9

夏だ!サメだ!お祭りだ!ということで早くも四作目まで突入してしまいましたが、これは面白かったです。こういうサメ映画を期待していたのかもしれません。もう初めから怒涛のノンストップアクションが続いて、観て>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.0

結構好き。もう自分なんかはピアノの旋律を聴いているだけで満足なので作中ずっと耳が幸せでしたね。特に海をバックに砂浜でピアノを弾いている画は美しすぎて、個人的にはこの時間が永遠に続いてもいいくらい心地良>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

2.2

夏のサメ祭り第三弾ということでこちらを選びましたが、これは全く面白くなかったです。まず最初に前フリ長すぎ。時間が86分しかないのに25分くらいまで全くサメが出てこない。これじゃサメ映画じゃなくてサーフ>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

NPBもMLBも毎日チェックしている自分にとっては今回のWBCは楽しみで仕方がなく、なんといっても今回は大谷翔平やダルビッシュを筆頭にメジャーのスーパースターたちも続々と参加表明をして、より一層本気度>>続きを読む

海底47m(2017年製作の映画)

3.4

「MEG ザ・モンスター」を観てからサメ映画を一通り網羅してやろうという謎のムーブが自分の中で起こってしまったので、まずはこちらから鑑賞。途中までは特に派手さも新しさもないしつまらないなと思っていたん>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

ステイサムが出ているということで鑑賞。まず、内容としては勧善懲悪、単純明快、よく分からない自己犠牲、ハピエンなど笑っちゃうくらいアメリカ映画の特徴が詰まった作品でしたね。大人も全員落ち着きのないアホガ>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.4

エリック・ロメール作品。自分にとっては全く興味のない会話が永遠に続いてすぐに飽きたから映像のみを追っていたけど、特に好きな映像もなかったので微妙でした。あとこれは全くもって意味が分からないと思いますが>>続きを読む

トランスポーター3 アンリミテッド(2008年製作の映画)

4.0

こちらも再鑑賞。やっぱり2回観ても女の身勝手さと鬱陶しさで、もう窓から放り投げぇと思ってしまったけど、スーツとシャツとネクタイを上手く使って無双するステイサムとチャリ爆走ステイサムが観れたので満足でし>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

まず本作は一つの独立した映画でもありますが、「響け! ユーフォニアム」のスピンオフ作品でもあるということなので、一応観ておいた方がいいかなと思いアニメを観てみたら意外にも面白かったので、より楽しみに>>続きを読む

トランスポーター2(2005年製作の映画)

4.1

続けて再鑑賞。2もしっかり面白いですね。今回はカーアクションというよりはステゴロでの戦いが見どころで、車とスーツを汚されるのが何よりも嫌なステイサムがオープニングから肩を慣らして、そこから最後まで銃を>>続きを読む

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.6

エリック・ロメール作品。本作は「青い時間」、「カフェのボーイ」、「物乞い 窃盗常習犯 女詐欺師」、「絵の売買」の4話で構成されるオムニバス作品ですね。感想としては1話目の「青い時間」が結構良くてこ>>続きを読む

トランスポーター(2002年製作の映画)

4.2

久々に観たくなったので再鑑賞。やっぱりステイサムといえば自分の中では「トランスポーター」ですね。彼の代表作と言ってもいいと思うし、自分もこのシリーズで一気に好きになって追うようになりました。このシリー>>続きを読む

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.8

映画を観ているというよりかはNHKの「ドキュメント72時間」とかBSの「世界ふれあい街歩き」を観ている感覚だったけど、これらの番組もロードムービーもドキュメンタリーも大好きな自分としては良い作品でした>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.0

レオス・カラックス作品。「ホーリー・モーターズ」を観ても思ったけど、この人の作品はまだ誰も体験したことない世界(本作では音楽と花火を横目に踊り狂うシーンなど)に連れていってくれるから楽しくて好き。スト>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.3

めっちゃ好きこういうの。コレをブラックコメディと言わずして何と言うのかという程、洒落と皮肉がたっぷり効いた素晴らしい作品でした。もうこれは肉屋の夫婦がヴィーガンの人肉を普通に美味しい肉として販売すると>>続きを読む

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.0

このポスターを見ただけでも分かるけど、映像がとにかく瑞々しくて美しい。その美しい数々の画の中でも「水」の映像が特に綺麗で、観ているだけで心が浄化された。記事を見たら、溝口健二監督に感銘を受けて本作を作>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.9

是枝監督ってこんなに日常を撮るのが上手かったのかと思って少し驚きました。それだけにこれは相当面白い作品になるなと思ったんですが、物語の部分に少し引っ掛かりがあって最初の滑り出しの期待感からやや落ち気味>>続きを読む

ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)

3.8

普通に面白かった。かなりコメディに寄っているけど、マーティンローレンス持ち前のノリとテンションで気軽に楽しく観れました。作りとしても、94分と短い時間でコンパクトにテンポ良くまとめていてとても見やすか>>続きを読む

ANIMA(2019年製作の映画)

3.9

これが何を意味しているのか、何がしたいのかなんて自分には全然分からなかったけど、視覚芸術とリズム感の心地良さが相まってなかなか興味深い作品だった。個人的には切り替わってからの後半は蛇足だったから、最初>>続きを読む

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.8

え、面白いやん。リンチ作品の中では割と好きな部類なんだけど一般的な評価としては低いんだなぁ。一種のコントみたいな感じで、猿が真面目にスーツを着て尋問を受けてる絵面だけでおもろいし、その癖して言ってるこ>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.7

当然っちゃ当然の結末よねとしか思えんかった。ただ、ラストの皮肉が効いた仕上がりは傑作やったね。「子は親を選べない」を具現化した映画。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

クリント・イーストウッド監督作品。本編という意味では最後の30分くらいでしたけど、それまでに至る過程や男三人の友情だったりがしっかりラストの展開に効いてきて見応えのある作品でした。これは自分だけかもし>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

面白い。こういうの好き。そもそも自分は宇宙について考えたり見たりするのが好きだから、綺麗な宇宙の映像を観ているだけで満足だった。室内っていう言い方が正しいのかどうか分からないけど、とにかく中も最新鋭の>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

惜しいなぁ。勿体無いなぁ。この設定なら絶対もっと面白くなれそうなのに。始まりの拷問シーンを観てこれは面白そうって期待値が上がったけど、結局この拷問シーンがピークだったなぁ。設定がめちゃくちゃ癖なのに内>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.8

今まで観た映画の中で一番重たくてキツイ作品だったかもしれない。観終わった後もしばらく放心状態が続いて言葉が出てこない。子供たちの自然すぎる演技にドキュメンタリータッチの映像、一つ一つの細かい心理描写を>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

パク・チャヌク監督作品。本作は過去の復讐三部作や「お嬢さん」などにみられた暴力やエロティックなどの直接的な表現を抑えて、「愛」や「嘘」を描いた割と間接的な表現が多い映画だったなと思いました。 前述にも>>続きを読む