深緑さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

4.0

光石研+九州訛りで「helpless」を想起。

一度その刷り込みが入るともう光石研の笑顔が怖い怖い。

全くそんな作品でもないのに妻とのシーン等で急に暴力が発動するんじゃないかと勝手にドキドキしてた
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さかな(2018年製作の映画)

2.8

土地勘のある場所が舞台でそこを綺麗に撮っていたっていう点のみ評価。

デリカシー・想像力といったものの欠如が目立って自分的には若干恐怖を覚えるレベル。

流石にちょっと底が浅すぎる。

無情の世界(2023年製作の映画)

3.2

コントの域を出てないし、何より笑えない…と切り捨てようかと思ったけど不覚にも3作目で何個か良いパンチをもらってしまった。

「笑ってはいけない」の舞台さえ整っていれば結構チョロく笑わせられるのです。私
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ピンク・レディーの 活動大写真(1978年製作の映画)

3.5

音楽パート→カッコいい
ドラマパート→いじらしく可愛らしい

これ観た後にYouTubeでピンクレディーを検索させる力はある。

てゆーか、渚のシンドバッドの前奏の振り付けヤバない?
アイドル歌謡の一
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にわのすなば GARDEN SANDBOX(2022年製作の映画)

3.8

キャンドルジュンの記者会見ライブ配信にかなり持ってかれそうになったけど、何とか自分を奮い立たせ街へGO。

この手の奇譚系はハマる・ハマらないの振り幅が凄くてリスキーっていうのが個人的にはあるわけだけ
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薔薇の葬列(1969年製作の映画)

4.0

こっ…これは凄い。

ATGとゲイカルチャーの食い合わせの良さを味方に付け、全編を通して考えうる限りの実験をし尽くしている感じ。

従来の性的マイノリティの仄暗さみたいなものもありつつも、そこに止まら
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地下幻燈劇画 少女椿(1992年製作の映画)

3.5

youtubeにあがってるものを鑑賞。

カットされまくりだし途中「warning」となって音声のみになる場面もあったりしたけど、それでもヤバい作品であるというのはハッキリと理解できた。

何か他の作
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ドント・クライ プリティ・ガールズ!(1970年製作の映画)

3.5

一蓮托生っていう勢いでビートルズライクな音楽と心中していて、それが助けにも邪魔にもなってた。

「愛するよりも愛されたいマジで」に本人の意志はどれだけ入ってたのか。
結果的にそこだけが気になる。

他人の顔(1966年製作の映画)

4.2

アフターが仲代達矢なのは分かったからとりあえず一回ビフォーを見せて欲しい。

判断はそこからになります。

世間的にイケてない部類に属する人物が実は一番人の本質を見抜いてる…っていうネタやっぱり好き。

The Little Star(2022年製作の映画)

3.5

着ぐるみ姿のスピーディーなアクションがカッコいい。
山田孝之、風格凄くて時々勝新の顔が思い浮かんだ。

ママ イン ザ ミラー(2022年製作の映画)

3.0

内容は全くと言っていいほど覚えてないけど「今私は何を観てるんだろう?」と思った記憶だけは割と強く残っている。

無事なる三匹プラスワン コロナ死闘篇(2021年製作の映画)

3.8

俳優監督達の気合い入った作品群の中にあってこの気の抜け具合は見事なカウンターとして機能。

男性陣もさることながらナンパで引っかけた女性陣の絶妙なラインが秀逸。

さくら、(2021年製作の映画)

3.2

「このサイズだから観れるけど、90分とかだったら多分キレる」っていうショートフィルムあるあるの典型みたいな作品。

GINAGINA ぎなぎな(2022年製作の映画)

3.5

一通り種をまいてここから収穫に入るぞという機運が高まった刹那終わって「へっ!?」となると同時に「嗚呼、確かにそういうサイズの作品だった」という事も思い出す。

主人公の差し込まれ具合にケン・ローチ成分
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はざまに生きる、春(2022年製作の映画)

4.0

いっ・・・良いじゃないですか。

昨今の作品には最早必須ともいえる雰囲気の良さを標準装備しつつ、そこに止まらない物語の推進力(しかも誠実な方向での)もちゃんと担保していた。

唯一言いたい事があるとす
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アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

3.5

「建物に入ると中にいる人達が全員こっち見てくる感じ。それ即ち東欧圏のルール」っつう勢いで皆ガン見してきてた。

温かみとドライが交互に来るような眼差しに「嗚呼、ヨーロッパ映画」って感じがしましたよ。

ひみつの花園(1997年製作の映画)

3.2

迷惑が渋滞してる。
西田尚美は好きだけど、この主人公は好きくない。

名もなき一篇・東京モラトリアム(2022年製作の映画)

-

「これ自分、本当に観たんかいな?」っていう位に何の記憶も残ってない。

おとこのことを(2022年製作の映画)

3.2

窪田正孝の住む部屋の汚部屋感と光の遮断具合が20代の自分の部屋を想起。

別にニートだったわけでは無いんですけどね。

グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.5

安定のチョケりっぷりと相変わらずの少年誌的展開。

面白いっちゃ面白いけど、「もうこういうのいいかな…」という気持ちも一方で芽生える。

カロリー高いし、この幼さに若干醒めてしまいまして。

巫.KANNAGI(2022年製作の映画)

3.5

内容云々は置いといて名の通った人がこういう社会問題に向き合った作品を発信するのはとても意味のあることだと思いますよ。えぇ。

女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE(2022年製作の映画)

4.0

GW中に連続で何本か観たショートフィルムの中でこれが断トツで一番良かった。

状況のおちょくり方が最高。

もちろんデフォルメされてはいるけど、これに近い事がそこら中で行われていたのは容易に想像できる
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Good News,(2022年製作の映画)

3.5

童顔のヒロインに擦れた役やらせちゃあかん。

Good night PHOENIX(2022年製作の映画)

3.5

打ち出す世界観は抜群に良かったけど、内容は全く覚えてないっていう。

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

4.2

批評性のある作品に久し振りに触れられて嬉しかったし、その批評の向き方がとにかく自分の中でしっくりきた。

80分台でこれをやってのける編集の上手さも自分の中では評価高い。

愛を、撒き散らせ(2022年製作の映画)

3.5

超絶イケメンでしかも監督の才能もあるだなんて、世の中は不公平なものです。

バイバイ(2022年製作の映画)

3.8

普段全く欲しないけど、事故的に出会ってムロツヨシの魅力に気付く…っていうのをここ7、8年毎年1回どこかでやってるような気がします。

酔いどれ博士(1966年製作の映画)

3.8

ごく稀に出逢ってしまうジャケ写段階で鑑賞を義務付けられてしまう一作。

「バケツに水汲んでこい」とか言って患者の介抱に使うのかと思ったら、思いっきり自分の頭にかけて酔いを醒ますスカし方が好き。

粗暴
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燃えつきた地図(1968年製作の映画)

3.8

ディテールの豊かさと市原悦子の変わらなさが異常。

サイケデリック演出からの勝新&市原悦子の白ブリーフは高低差ありすぎたけど、概ねイケてたと思う。

ナナちゃん、Oh mein Gottしよ♡(2017年製作の映画)

2.5

駄目だと思いますよ。
いくら併映作品と言えどこんなもん流しちゃ。
攻めれば良いってもんじゃなかろうよ。

Be Here Now(2020年製作の映画)

3.0

「シュールな笑いを取り入れる」みたいな事でいうと先月観た「凪の憂鬱」は成功例でこれは残念ながら失敗例って感じ。

とにかく白々しさと作り手サイドの押し出しの強さしか感じなかった。

磯部鉄平の爪の垢煎
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大阪古着日和(2023年製作の映画)

-

ここ数日の寝不足が祟って開始5分程度で夢の世界へ。

はっと目を覚ました時には既にDAY2で世界が森田に微笑みかけていた。

まなみ100%(2023年製作の映画)

3.2

8×4とかシーブリーズの香りが匂い立つ爽やかな青春映画と思いきや時々謎の海鮮臭が漂ってきたりして映画IQの低い自分には「見方が分からん」って感じだった。

監督の自伝的映画らしいけど、これを「自伝」と
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俺たちの交響楽(1979年製作の映画)

3.8

完成された漫談で場内を沸かすTT。

「椎茸ひっくり返したような面しやがって」なるルッキズムガン無視の台詞を吐くTT。

「幸福の黄色いハンカチでTT頭打ち」と勝手に判断していたけど、すみません。それ
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凪の憂鬱(2019年製作の映画)

3.5

高校・大学生編を鑑賞。

昨日劇場で観た新作に対しても思ったけど、ダウンタウン以降の笑いのメソッドを取り入れつつちゃんと邦画してるのって結構な超絶技巧なんじゃないかと思う。

何かこのシリーズ、中毒性
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