しろくろさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

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巴里のアメリカ人

話の内容はあってない様なもの
冒頭のジーン・ケリーのモーニングルーティンからエンディングにかけてひたすら名人芸を見せられる
楽曲、ダンス、セット、衣装どれもすばらしいけど全部まとめ
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償

映画的には特に語りしろが無い
武装して公然と急進的な左翼活動を行えばそりゃまあ目をつけられますわな

イコライザー(2014年製作の映画)

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イコライザー

正しさを振りかざしながら歩く災厄の化身
小さいエピソードの積み重ねは楽しいし説明過多でないところも良い

光に叛く者(1931年製作の映画)

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光に叛く者

香ばしいおっさんたちの合唱
らしさは随所に出ているがホークスにしてはずいぶんテンポが重たい
すでに何作か撮っているがトーキー初期ということもあって纏う雰囲気は習作のそれ

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

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殺しが静かにやって来る

この展開は反則です反則
マッチを投げ入れるシーケンスはヒリつく
あえて雪原・雪山を背景にして、白く飛んでしまわないようにするには大変な苦労があったであろうショットの数々

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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MEN 同じ顔の男たち

おもしろい
アガメムノーンとかイーピゲネイアとか鹿とかギリシャ神話どんだけ好きやねん問題
ミサンドリーとエンタメを掛け合わせるとこんな鬼子が生まれます

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

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SISU/シス 不死身の男

こんな内容なのに結構ちゃんと撮られていてそちらの方が面白い
いろんな映画の影響を受けてそうな雰囲気が楽しい
話が進むにつれて、えっそれどうなってるの?とドンドン知能指数が
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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プラダを着た悪魔

セリフ無しの映像で見せていく展開がテンポ良くて気持ちよい
ヴォーグの編集部ならあり得そうなパワハラとルッキズムの話かよケッと思うわけだけどそう感じてしまう事自体この映画に踊らされて
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

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見えざる手のある風景

日本にもカップルユーチューバーなるジャンルがあるそうで海外なら尚更活動は盛んそう
その配信や動画を見ている側が宇宙人として描かれているのは興味深い
画面を見続けそこに映るものが
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少佐と少女(1942年製作の映画)

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少佐と少女

うまいこと話を転がそうと一所懸命なのはわかるけど後期の作品に比べると設定含めぎこちなさと物足りなさを感じる

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

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愛しのタチアナ

めっちゃ笑った
アキ・カウリスマキさすがに一筋縄ではいかない
解放もしくはどん詰まりのロードムービー
厄介オタクみたいに急に早口に喋るやん、我が事のようで胸が痛い

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

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顔のないヒトラーたち

ドイツの膿出しの記録
死の天使と双子
いろいろ詰めは甘いけどそれなりにきれいに撮れている
最近見た「シャトーブリアンからの手紙」が自分の中で許せなくてこちらは及第点なのは出来不
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

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続 夕陽のガンマン

おもしろい
途中からとんでもないものを見ていることに気がつく
カットすれば130分程度にできそうなところを178分ゆったりと間を楽しむ贅沢
タランティーノなんかが影響受けていてよ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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ヴァチカンのエクソシスト

悪魔のいる部屋に入っては一旦退却する、を繰り返すエクソシストマナーを踏まえつつ2つ3つ重い設定を軽く放り込む
祓魔シーンは楽しい
全体としてスタンダードな作り

シャトーブリアンからの手紙(2012年製作の映画)

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シャトーブリアンからの手紙

フランス、しかもコミニュストの美化されたメンタリティ押し付けられ共感の余地がない
急進的な政治的主義主張が世の中を良くした試しはない
撮影にも残念な点が多い

水のないプール(1982年製作の映画)

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水のないプール

コミュニケーション不全についての映画だと思うけど男の欲望とファンタジーでゴテゴテにデコレーションされている
テーマとそれ以外のノイズが同じレベルで扱われていて混沌とした内容

内田裕
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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画

ケリー・ライカートは相変わらずファーストショットが冴えていて見ていて気持ち良い
何作か見たが無計画・杜撰さへの執着とそれに相反する感情が通奏低音としてある
ジェシ
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

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ブルーベルベット

おもしろい
青い空、白い柵、赤いバラ
星条旗と同じ色の組み合わせから始まる
つまり今からアメリカについて語るということ共にショット内に映っているものがその物の意味通りではないことの
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豹/ジャガー(1968年製作の映画)

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豹/ジャガー

革命とは何かを考えずに突き進んでいく方が幸せなのかも
革命家が道化師に身をやつしているのも設定としてはおもしろい
共産主義的な理想と現実のせめぎ合いと言えば聞こえはいいがやはり内ゲバと
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ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

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ダイ・ハード3

前作・前前作と比べて何が足りないのか
不自由さ・限られたシチュエーションの中で頭を使うことを放棄して、知恵を使うということをなぞなぞを解くという単純な謎解きと履き違えている脚本
舞台
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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ミークス・カットオフ

目的地が定まっているのかどうかもあやしいのにケリー・ライカートは今作で個人ではなく家族・集団・国を荒野に彷徨わせる
道先案内人は信用ならず、選択肢を選ぶことすらなくなり挙句その
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

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The Strange Thing About The Johnsons

HELPの玄関マットが反射が薄目に見たらHELLに見えないか(見えない)
ブレないアリ・アスターにありがとうを言いたくなる
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

あっ、これ進研ゼミでやったところだ!

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

映像面はあまりにもトゥーマッチすぎる
もはや一見では脳が処理できないほどの量の情報の洪水が押し寄せる 
映画体験なのか映像体験なのか
アニメーション表
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

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ダイ・ハード2

舞台装置として高層ビルを垂直に活かした前作から、今作は空港周辺を使用した水平的なものへと変化しているが話の基本構造は変わらず

劇中行き過ぎたイエロージャーナリズムとして小狡く描かれ
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

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ミッドナイト・ランナー

おもしろいけどこの味付けなんだったら韓国映画でなくてもいいかな
うす味すぎて韓国映画で摂取できる栄養素が足りてない

ピグマリオン(1938年製作の映画)

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ピグマリオン

レスリー・ハワードの異常性に尽きる
イギリスの階級制度への批判も入る
喋り方と外見を取り繕ったところでどうなるっていうんだ

それにしてもマイ・フェア・レディもピグマリオンもラストの展
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

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ウェンディ&ルーシー

万引きは普通に窃盗であり万死に値するので結果どれだけ酷い目にあってもざまぁ、というのが個人の所感です

ノマドランドの、さらにそこからも弾かれてしまった者をカッコいいショットで
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爛(ただれ)(1962年製作の映画)

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食べ方、飲み方が汚くてとても良い
服の脱ぎ方が雑だったり履き物を揃えないとかも良い
新藤兼人の力技かつ空中分解しそうなところでギリギリ踏み留まってるいる脚本
終わり方が好き

哀しき獣(2010年製作の映画)

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哀しき獣

悪く無いけど全容が掴みづらい
内容の難解さと不親切は別

韓国映画を見てるとたまに朝鮮族という単語がでてくるが冒頭で説明してくれてそこは親切

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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リバー・オブ・グラス

ワクワクするようなショットと理屈っぽさを拗らせた内容の、ぎこちなく噛み合わない感じがクセになる

尺の短さも相まって良くできたアメリカ現代文学の短編のような空気感の一端がある

妻二人(1967年製作の映画)

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妻二人

白河の清きに魚も棲みかねて
もとの濁りの田沼恋しき

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

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オールド・ジョイ

ヨ・ラ・テンゴによる環境音楽映像集かと思いきや、もう交差しない関係性への収まりの悪い感情を台詞とショットを見せてきて引き込まれる

字幕を見逃すまいと気負って見ていたら、俳優の演技
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

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蛇イチゴ

笑福亭松之助の遺影だけで笑えるのはズルい
西川監督はどの映画もキャスティングが絶妙すぎて感心する
第一作からずっと同じようなテーマを撮り続けているんだな

可愛い配当(1951年製作の映画)

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可愛い配当

否応なしにおじいちゃんにされてしまうスペンサー・トレイシー
前作でも思ったが自分が過去にしてきたことでもあるので因果応報ではある
誰かの娘を奪いその誰かをおじいちゃんにする歴史

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

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サイコ・ゴアマン

おもしろい
中身が無いようなあるような無いような、性癖全開さが笑えて楽しい
ニタ=ジョゼ・ハンナをはじめキャスティングが見事
藤本タツキが好きだと言っていたのも納得