しろくろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)

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帝銀事件 死刑囚

序盤ドキュメンタリータッチでおもしろい
はっきりとしない事象が多すぎて真実に辿り着けない無茶苦茶な事件だ

しかしこの映画においてはある種の確信を持って肉薄していて陰謀論との境目が
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

リスペクトとかオマージュの域を超えず知ってる味しかしなかった

前評判高かったので期待しすぎた

殺人幻想曲(1948年製作の映画)

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殺人幻想曲

完全に火事で笑う
どこまでも天丼ネタ
第三幕のネタよりも劇伴と劇中全般の荒ぶる効果音がハイライト

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場

雪中行軍や夜間の戦闘などあらゆるシーンが美しく撮られている
あまりに綺麗に撮られすぎてキザに感じるところも
死んでほしくないヤツも死んでほしいヤツもみんな死んで
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

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パラノーマル・アクティビティ

嫌いじゃないけどテンポ悪いね
86分しかないのに話が大きく動くまでメチャクチャ待たされる

炎628(1985年製作の映画)

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おもしろい
炎による白ロシアの大地の蹂躙とそれと対比して描かれるもの
これしかないという構成とカメラワーク
人物を真正面から捉える印象的なショットの数々
あの戦争の核心をとらえた貴重な映画の一つ

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

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悪魔のいけにえ

おもしろい
喉潰れちゃうよって心配になる
それまでのあれやこれや全てを薙ぎ払うような感動的なラストショットは美しすぎて息を呑んだ

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

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ピッグ/pig

シュレディンガーの豚
「この影が撮りたい」というわけではなくただ画面が暗くて見えないのが残念

パームビーチ・ストーリー(1942年製作の映画)

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パームビーチ・ストーリー

オープニングが冴えてる
公開当時は結婚五年目という邦題
不条理ギャグ
ずっと物が割れ、壊れ続ける
落語でもそんなオチないやろ

ジュリアン(2017年製作の映画)

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ジュリアン

強烈なホラー
共同親権がほとんど議論されていないまま日本にも導入されようとしている現実がさらにホラー

剣鬼 4K版(1965年製作の映画)

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剣鬼

キリングマシン市川雷蔵の設定はおもしろいと思う

still dark(2019年製作の映画)

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still dark

感情が台詞になっていないのがとても良い
決意や思いが行動として視覚化されて映画的
ずっと手に汗握る感じが続く

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

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テオレマ

おもしろい
テーマは全く違うが『Saltburn』よりこっちが好み
全編パゾリーニの独白みたいなもので一瞬映る鎌と槌が最高

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒(1978年製作の映画)

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シルバー・サドル 新・復讐の用心棒

なかなか良いマカロニ
子役のスヴェン・ヴェルサッチの魅力
94分しかないのに紆余曲折が多くて話が全然終わらない

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

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イメージズ

遠景に人影一つ置くだけで絶大な効果を出している
噛み合わない会話とおもしろいカメラワークで独特の世界観

マリオネット 私が殺された日(2017年製作の映画)

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マリオネット 私が殺された日

おもしろい
ただし構成とか展開はやや破綻気味
実話ベースで映画向けにエンタメとしてかなり脚色されて現実の方がいたたまれない

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

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ディープ・ブルー

おもしろサメ映画
サミュエル・L・ジャクソンの有名なシーンも見られて満足

ある男(2022年製作の映画)

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ある男

社会問題はスパイス程度の扱い
唸るようなサスペンスがあるわけでもなく
ちょいちょいおもしろい画はある
予定調和的に話は閉じていく

ディシジョン・アット・サンダウン(1957年製作の映画)

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ディシジョン・アット・サンダウン

復讐に燃えているはずのランドルフ・スコットのグダグダぶりを楽しむ…のか?

前に見たライド・ロンサムもそうだったけど字幕の質がGoogle翻訳レベルより酷い
代わり
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白鯨(1956年製作の映画)

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白鯨

さながら怪獣映画のようだった
モビィ・ディックは神と悪魔の両属性を備えたような存在でグレゴリー・ペックはそれに魅入られ最終的に取り込まれてしまう
人間がそれらに対して畏怖するだけではなく超克し
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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LAMB/ラム

過去はやり直せない
筋はわかるが余白が多すぎるのであれやこれや考えたくないのが正直なところ
安易にキリスト教的なコンテクストに頼りたくなるがアイスランド民話がベースと言われてはお手上
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哀しみのベラドンナ(1973年製作の映画)

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哀しみのベラドンナ

力を求めても良いし全てを欲しがって何が悪い
むしろ全部持っていってくれ

ディズニーのフルアニメの真逆に存在するリミテッドアニメのはしりとしての虫プロが作ったアニメーションとして
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

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ゾンビワールドへようこそ

クリストファー・ランドンの作風だということはなんとなくわかるんだけど、これは笑わせてやろうという気持ちが先行し過ぎててゾンビ設定がおざなりだな
部分的にいくつかクスッとでき
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来る(2018年製作の映画)

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来る

半ば過ぎたあたりから急におもしろくなってくる
(わけはわかるけど)わけのわからないものを見ている感がとても良い
クレジットに川村元気の名前を見つけてゲッとなった

七月のクリスマス(1940年製作の映画)

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七月のクリスマス

共感生羞恥をザワザワと掻き立てられてしまった
さまざまな移民や人種が住む街でアイルランド系の主人公が示すノブレスオブリージュ
黒猫は吉兆か凶兆か
ウサギのインサートは二人が発情して
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

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アルキメデスの大戦

人を殺す道具は美しい

山崎貴の演技や演出の付け方はどうにも気になるがそれ以上に奇跡的に原作とうまく噛み合って危ういバランスの上できちんと見られる映画になっている

なぞる話から
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オーディション(2000年製作の映画)

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オーディション

殺し屋1の垣原的なメンタリティ?

映像として見せられている事実が半分ほど
残りが石橋凌の回想なのか幻視した出来事なのか虚実は曖昧な方へ傾いていき、観客がきっとそういうことだったんだ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

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ジョン・ウィック:チャプター2

前作はアクション映画としてのリアリティラインがどこにあるのかをはかりつつ見て、ホテルやコインが出てきた辺りでけっこうお花畑的な世界なんだとわかったので今作も気楽に見れ
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斬る(1962年製作の映画)

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斬る

斬られているのは話だった
贅肉が削ぎ落とされた71分のジェットコースタームービー

ファーストショットから三隅研二の美学が光る
雷蔵の立ち回りのドリーショットは興奮する
襖を開けて回るシーケン
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イコライザー2(2018年製作の映画)

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イコライザー2

正義の執行度合いにもはやサイコパス味さえ感じる

僕と彼女のファースト・ハグ(2020年製作の映画)

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僕と彼女のファースト・ハグ

おもしろい
病の当事者にしてみればもっと深刻な問題なんだろうけど、とてもキュートでポップな映画に仕上がっていて楽しい
見終わったら割とハッピーな気持ちになれる

ある過去の行方(2013年製作の映画)

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ある過去の行方

おもしろい
極上の鬱々コンテンツ
演出や美術も映画の中身に即して堅実に撮られている
ガラス越しの意思疎通・片手負傷しての運転・壊れた自転車・ペンキ塗り直し最中の雑然とした家・Tシャツ
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百萬圓貰ったら(1932年製作の映画)

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百万円貰ったら

飽きずに見られるんだけど話によってあまりにも撮り方はが違うなと思って調べてみたら、8人の監督によるオムニバス作品だった
ルビッチは洒落てる
喜劇あり悲劇あり楽しい

スターリングラード(1993年製作の映画)

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スターリングラード

ジュード・ロウ出演じゃない方

ひたすら泥臭く地獄から地獄へ
けっこう撮り方は甘いと思うけどここまで熱量で圧倒してくれると多少の粗さは消し飛んでしまう