ないでさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

4.5

フィギュアスケート版の『牧神の午後への前奏曲』、元祖はこの人だったのですね。素晴らしい完成度の牧神でした。そして、荒い映像の群舞の中にいても、何処にいるか一目で分かってしまう美しさ。

代々木体育館で
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さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

3.0

自分の中のマーロウは青二才なイメージなので、ミッチャムみたいな「男」として出来上がってる人が演じる違和感が最後まで払拭できなかった・・・でも70年代に求められた探偵像ってこんなだったのかな。

マロイ
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

4.5

結構前に観た映画ですが、妄想らしき部分に対して、ああいう現実らしきものを見せてくるセンスがすごく印象に残っています。この監督なんかすごいなと思ったきっかけです。

俺たちフィギュアスケーター(2007年製作の映画)

4.7

たまに観たくなる映画です。めちゃくちゃ荒唐無稽なんだけど、意外とフィギュアスケート界をちゃんと描いている(いや描いてないけど)ようなところもあって、つまりはフィギュア界は元からこれだけ無茶苦茶ってこと>>続きを読む

真紅の盗賊(1952年製作の映画)

3.6

俳優の身体能力を使ってディズニーアニメの動きを実写で再現してみた、みたいな面白い映像でした。彩度の高いカラフルな衣装もフルカラーアニメを意識しているんじゃないだろうか。赤と白のシマシマパンツは当分忘れ>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

4.5

キッドから牧場の話を聞いた時のダラスの瞳が、月光を受けてキラキラしていた所がすごくいいなと思いました。

おっさん2人が思いきり賑やかに送り出してくれるラストシーンも良かった。

大いなる眠り(1978年製作の映画)

2.1

007ものの亜種として移植されたフィリップ・マーロウという感じでした。70年代の雰囲気は目に楽しい部分もあったのですが、スタンウッド姉妹のお色気要員扱いが酷すぎて相殺されました・・・本来は彼女たちの人>>続きを読む

三つ数えろ(1946年製作の映画)

4.2

村上春樹訳の影響をかなり受けてる頭で観ました。ガイガーの美形の同棲相手とか、アグネスの小柄な婚約者とか、ハードボイルドな世界観では省略されてしまいそうな人物がフィルム上にちゃんと登場しているところに心>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

過去二作と比べると相当エンタメに振った印象でした。舞台となるヴェネチアの光景と屋敷はとても美しく幻想的だったのですが、そこにホラー表現が乗っかることで、まんまディズニーシーとホーンテッドマンションみた>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

ほっこりしたくて観ました。
芦田愛菜さんの輝きを抑えた高校生感は神掛かっていました。
BL作家役の古川琴音さんもいい雰囲気でした。

オーソン・ウェルズの オセロ(1952年製作の映画)

4.5

三つの遺体が運ばれる葬列と吊るされる一人の男、という強烈な図から始まるところにオーソン・ウェルズらしさを感じました。

デズデモーナは正真正銘の潔白で本当にひどい話な訳ですが、エミリアの不実の疑いは実
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オセロ(1995年製作の映画)

4.2

ケネス・ブラナーがぴかぴかの善人顔でイアーゴを演じていました。

探偵ミタライの事件簿 星籠の海(2016年製作の映画)

2.5

石田ひかりが出てきた時だけ画面がパッと華やぐ女優力にはすごく感心しました

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.5

原作履修済みです

リベラル界のプリンスである民主党出身アメリカ大統領の息子と、伝統と保守の権化であるイギリス王室のプリンスが恋に落ちるお話

俳優さんたちはみんな魅力的で、丁寧に作られた愛すべき作品
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.8

今までの宮崎駿作品のどれかほんの一部分でも印象に残っている人なら観る価値はあると、個人的には思いました。

駿は私たちを残して行ってしまう気満々でした。0.2マイナスなのは、後半ちょっと力尽きてません
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.5

俺様刑事しか出てこない話だったらつらいなーと思っていたのですが、相棒のアサドさんが有能で出来た人物だったので最後まで観ることが出来ました。ボーイミーツガールの悪夢版みたいな怖い事件でありました。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ監督の自伝的作品ということで、ユダヤ系の少年サミー・フェイブルマンが両親に連れられて初めて映画を観た日から、いよいよ映画人となるべくスタジオに足を踏み入れる瞬間までが描かれていました。>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.8

母がミュージカル好きで、子供の頃から一番何度も観てる映画かも知れません。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家族に誘われて観に行きました。公開からしばらく経つのに観客が多くて、マリオシリーズが広く愛されているのを感じました。

以下は蛇足です。

ピーチ姫が実力とリーダーシップを兼ね備えた人物として描かれて
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

色々考えさせられるし、子役の演技力はすごいなと思うのですが、こりゃないなというのが正直な感想です。

家族になる選択、子供を持つ選択を重ねてきた同性カップルに対して、「世界を救うための選択をしろ」と押
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.5

公開当時ティーンエイジャーを連れて映画館で観ました。古川琴音さんが特に印象に残っています。

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

4.5

BBCのドラマ版が印象的だったので、古い映画版も見てみたくなりました。こちらはこちらで想像以上に面白くて完成された作品でした。

結末は小説とは違います。そこも含めてカメラワークや屋敷の間取り、光の使
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.4

ヨーロッパの老舗ホテルをあっさり買収しちゃうマネーパワーのエピソードはほんの枕で、そこから「みなさんまだご存知じゃないでしょう、新しい中華系リッチの世界をお見せするわ」ってめくるめくストーリーが展開す>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コロナ禍の時、こちらのドラマシリーズの独特な雰囲気は日常から連れ出してくれるいい気分転換でした。なので今作はお礼も兼ねて劇場で観ようと決めていました。

あの衣装を着こなした露伴先生と泉さんを大画面で
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