ライアンさんの映画レビュー・感想・評価

ライアン

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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

単純明快で先の読めるストーリーながら、犬の可愛らしさの表現が素晴らしく思わず心動かされてしまう動物映画のお手本のような作品。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

風景や音楽、主演のティモシー・シャラメなど全てにおいてとにかく美しい作品。リアルかつ丁寧に描かれた切ないストーリーにも胸を打たれた。

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

4.0

村上春樹の小説を映像化することの難しさを痛感した。ただ主演2人の演技を含め原作の独特な空気感は壊すことなく表現できていたと思うので決して悪い作品ではない。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.0

溜め息が出るほど美しい映像はさすがアン・リー監督作品。結末を知った上で改めて観ると全く違う印象となる深い内容で実に面白い。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

個人的には歴代ゴジラシリーズの中で最高傑作。これでもかと恐怖心や絶望感を煽るゴジラの演出は怪獣映画としてかなり秀逸な上、さらに胸を熱くする人間ドラマを含めるともはや怪獣映画というジャンルを超えて邦画と>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.0

映像美は素晴らしいんだけど、奇妙な世界観が独特すぎてストーリーにはついていけなかった。あえてだと思われる平坦なセリフ回しにも眠気が誘われる。ただ、宇宙人到来シーンには思わず笑ってしまった。

名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

2.0

歴代コナン映画の中ではかなり異質な作品。100年前のロンドンの世界観は楽しめるものの、矛盾を感じる部分があったり、いつもと比較してコナンをはじめとしたキャラクター達の言動に違和感を覚えたりして、世間の>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

2.0

曲は素晴らしいんだけど、主人公が歌い出す度に「でもこれ嘘なんだよな」という負の感情が生まれるし、自殺した少年が蔑ろになっている印象もあって、終始モヤモヤが付き纏うスッキリしない映画。

ロストケア(2023年製作の映画)

5.0

介護問題をテーマにした衝撃作で誰にでも起こり得るからこそ身につまされる。名優揃いのキャスの説得力のある演技は見応えがあり、特に柄本明には号泣させられた。

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

4.0

邦画の感動系恋愛映画にありがちなストーリーながら、魅力に溢れる主人公2人のおかげで胸を打たれる良作。ただ、伏線があまりないため、ヒロインが周囲に隠していた重大な秘密の内容がやや唐突に感じられた。

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

迫りくる恐怖に全く動じない寡黙な主人公の無双っぷりが痛快で、それを演じるのがニコラス・ケイジだからこそ笑いが引き立つ。

SOSタイタニック/忘れえぬ夜(1958年製作の映画)

4.0

船員達の視点でドキュメンタリータッチにタイタニックの沈没事故が描かれており、余計な脚色を廃したリアルな恐怖の表現に、かなり古い映画だと思えないほど圧倒された。

気づかなくてごめんね(2019年製作の映画)

2.0

対話支援機器を紹介する短編映画で、難聴を認知症と誤認してしまう事例を周知させる意味では素晴らしい作品だとは思うけど、短い中で感動的にまとめる必要性があったとは言え、演出が過剰なのは否めない。

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.0

もはや前作とは別物の作品で、今回の老人の善人ぶりも前作の変態さを知った上で観るとかなりの違和感あり。あと、とにかく画面が暗い。

Winny(2023年製作の映画)

4.0

興味深い実際の事件の顛末が芸達者な役者陣によって丁寧に描かれており、最後まで非常に楽しめた。特に金子勇氏が憑依したかのような東出昌大の演技には驚嘆したし、彼を支える弁護士役を演じる三浦貴大も素晴らしか>>続きを読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.0

新任教師であるアンブリッジの憎々しさの描写など秀逸な場面は多く決して楽しめないわけではないけど、より複雑化してきた原作を省略しすぎていて原作未読だと初見では内容の分かりにくさは否めない。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

殺人鬼の恐怖だけでなく、死者との通信という超常的な要素を加えることで少年の成長も描いた斬新なスリラーで、それらの演出が非常に巧み。悪役を演じるイーサン・ホークの不気味さも見事。

ラットレース(2001年製作の映画)

4.0

凄まじい名優揃いで繰り広げられるドタバタ群像劇で、ブラックユーモアすぎる部分もあるものの爆笑必至。大団円なラストだけは残念ながら好みな結末ではなかった。

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

2.0

1984年の同名映画のリブート作品で、現代的にアレンジされているはずなのに全体的に古臭さが感じられ、肝心の炎の描写も迫力に欠けていて残念な仕上がり。

ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

4.0

下品な部分もあるけど、アダム・ディヴァインの可愛さたっぷりの快演でしっかり笑わせてくれる上に、AIのストーカー化という現代的な怖さも取り入れたスマホ依存に警鐘を鳴らす良作。

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

3.0

配役は鶴見辰吾と杉田かおるを夫婦役にするなど遊び心も含め全く申し分ないけど、内容は原作の面白さには今一つ及ばず。特に終盤の説明台詞の応酬は辟易としてしまう。

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.0

シンデレラ・ストーリーの金字塔で、結末は容易に予測できる王道すぎるラブコメながら非常に魅力的に感じるのは、やはり主演のリチャード・ギアとジュリア・ロバーツのおかげ。

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.0

「死霊館」の正当な続編であり、前作に引き続き恐怖の演出が巧みで非常に恐ろしく、なおかつ家族愛も感じられるストーリーに最後まで目が離せなかった。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.0

前半が訓練所、後半が戦地という構成になっているんだけど、前半のインパクトがあまりにも強烈で面白すぎるため、後半がやや霞んでしまった印象。

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.0

きらびやかで極彩色の衣装や映像は目を見張る美しさだけど、そちらにばかり力が入りすぎて心理描写がやや弱いのは否めない。ただ、子役時代からの友人であるレオナルド・ディカプリオとトビー・マグワイアの共演を観>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.0

脱出イコール万事解決でなく、その先でも待ち受ける厳しい現実を描いた衝撃作で、監禁されていた親子を演じる2人の見事な演技で苦しみや悲しみが痛いほど伝わった。

BLUES HARP ブルース・ハープ(1998年製作の映画)

3.0

三池崇史監督の初期の作品で、同性愛者のヤクザの片想いという設定がそもそもに面白い。若かりし田辺誠一と池内博之の演技はまだまだ青臭いもののグッとくる場面も結構あってなかなか楽しめた。

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

2.0

19年ぶりの続編となる第4作目で、前作が面白すぎたこともあって期待しすぎたのかもしれないけど、テンポが悪いしストーリーも魅力に乏しくかなり残念な仕上がり。

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

2.0

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがカッコイイよねってだけの映画。この作品を機に2人が実際に結婚したことの方が面白い。

キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

3.0

大ヒット作「カメラを止めるな!」がまさかのフランスでリメイクされた作品で、日本版と内容はほぼ一緒なので当たり前だけどつまらなくはない。改悪はされてないので安心して楽しめたけど、せっかくのフランスでのリ>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

この不朽の名作を劇場の大画面、大音響で鑑賞できたことに感謝しかない。冒頭から涙が溢れ、終盤は嗚咽するほど大号泣。切ない恋、沈没までの迫力、心に響く音楽、そして若きレオナルド・ディカプリオの美しさ、全て>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

ご都合主義な部分はあるけど、4人のスターの共演はとても豪華で細かいことも気にせずに楽しめた。失恋した時に気持ちを切り替えるのに丁度いい映画。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

代理ミュンヒハウゼン症候群が題材で、毒母役と娘役ともに見事な熱演で最後まで目が離せなかった。もう一捻り欲しい部分もあったし、オチも好き嫌いが分かれる感じではあるけど、なかなかの面白さ。

オブリビオン(2013年製作の映画)

2.0

近未来を描いた映像は素晴らしいもののストーリーはいまいち。盛り上がりにも欠けており、壮大な世界観のわりに地味な印象。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

実話を基にした作品で、奇跡の偉業だけでなくその判断が正しかったのかを描いているところが実に興味深い。操縦士役のトム・ハンクスの説得力のある演技はさすが。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

自分は何を観ているんだ?と確実に思わされる怪作。台詞を極力排しつつ説明不足にはならない程度に映像のみで物語る表現力は素晴らしく、物静かな狂気に目が離せなかった。

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