QIさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

4.3

“Introducing Audrey Hepburn💖”

オードリーとスクリーンで会えるのはごぜ十で年に一度と思っていましたが、今回は公開70周年4Kレストア版特別上映

パンフレットやグッズの販
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

“本物は一つと決めるから偽物が増える”

初エドワード・ヤン監督作品

10人の男女が2日半という時間の中で繰り広げる群像劇そしてコメディ

舞台は急速な経済発展を遂げる台北

そんな浮ついた社会状況
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.0

“芸術と現実の間”

公開30周年、レスリー・チャン没後20年の4K特別上映を鑑賞

初見時にはレスリー・チャンの美しさと映画作品としての完成度の高さに圧倒されましたが、今回はその時と同じ気持ちで観る
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.7

“私、生きることにしたから!🔫🩸”

アクション女優綾瀬はるかをタップリ堪能させていただきました😊

個性的なキャラクター達

彼女の役どころは、特殊戦闘能力を持ったスパイを養成する機関で訓練を受けた
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地球防衛軍(1957年製作の映画)

3.5

【午前十時の映画祭】

“彼ら👽の轍を踏んではならない”

ゴゼジュウ今年の特撮枠はコレ

製作:田中友幸
監督:本多猪四郎
音楽:伊福部昭

という『ゴジラ』のゴールデントリオに特撮監督として円谷英
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ひまわり デジタルリマスター版(1970年製作の映画)

3.9

“僕はあの時死んだんだ✞”

ビットリオ・デ・シーカ監督のもと、マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレンの共演による愛の名作をデジタルリマスター版で劇場鑑賞

ロシアのウクライナ侵攻で注目を集め
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

“僕のことを信じるんだ!”

は~い、信じま〜す🙋w

まずはアバンタイトルからオープニングクレジットヘの入り方でテンション爆上がり!

…から、怒涛のアクションの連続で2時間半があっという間

かと
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.8

【午前十時の映画祭】

“炎の鉄人🔥”

『タワーリング・インフェルノ』に続いて炎と戦う男たちの作品を公開時ぶりに劇場鑑賞

『タワーリング…』がパニック映画だったのに対して本作は、炎と戦う男たち+ク
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

“ジブリはどう生きるか”

普段はほとんどアニメを観ないのですが、ジブリだけは別

そして今回は制作側の意図を汲み、ネタバレを踏まないよう、期待を込めて鑑賞した結果…

宮崎監督のこの作品に込めたメッ
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.2

【午前十時の映画祭】

“またな、設計屋🚒”

公開時ぶりのスクリーン鑑賞

当時指定席は一部しかなく、立見や通路に座る観客までいて映画館は熱気ムンムンでした😲

本作は70年代にブームとなった
『大
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小説家の映画(2022年製作の映画)

3.8

“映画に物語は必要ない!…?”

『逃げた女』に続いてホン・サンス監督作品を観るのは2作品目

フィックスカメラで延々と続く会話劇

これ脚本はあるの?と思えるくらい、それはまるでドキュメンタリーを見
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.2

“自分の居場所はどこに?”

一作目から全作品リアルタイムで劇場鑑賞、TVドラマも楽しみに観てきた思い入れのあるこのシリーズ

2016年の制作発表から今までの間には、スピルバーグの監督離脱やインディ
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遺灰は語る(2022年製作の映画)

3.6

“人生のスケッチ”

イタリア映画界の名匠タヴィアーニ兄弟

兄ヴィットリオ亡き後、弟パオロが単独で監督した兄に捧げた作品

ノーベル文学賞を受賞したイタリアを代表する小説家であり劇作家であるルイジ・
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.1

“トマト缶に涙🍅😢”

DC愛に満ち溢れた作品

それでいながらアメコミ映画のありとあらゆる要素をこれでもかと詰め込んだ、DCEUの中でもトップクラスに楽しい作品でした。

とにかくエズラ・ミラーの演
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

“運命肯定派🕷vs運命否定派🕷”

前作を超えたかも!

他のヒーローと違ってスパイダーマンの魅力は親愛なる隣人として、とても感情移入しやすいところ

過去の全てのスパイダーマンが味わってきたつらい出
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

“日焼けのあとのその痛み☀️”

オープニングクレジットのバックに流れるビデオカメラの操作音?からの意味ありげなファーストカットに、これから映し出される物語を一瞬たりとも見逃すなという覚悟を迫られかな
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大脱走(1963年製作の映画)

5.0

【午前十時の映画祭】

“The Cooler King:McQueen⚾”

My favorite actorスティーブ・マックイーン 作品の中でもベスト、かつ自分にとっての殿堂入り作品

小学生
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

“心の多様性”

是枝作品とあまり相性のよくない自分が本作を鑑賞した理由は脚本が坂元裕二だったから

彼のドラマ『それでも、生きてゆく』『Woman』は大好きな作品
(どちらも満島ひかりが出ているから
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.3

“In My Loom♫”

オゾン監督+イザベル・アジャーニということで鑑賞

ファスビンダー作品のリメイクでオリジナルは未見ですが、主人公が女性ファッション関係者から男性映画監督に変わっています(
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波紋(2023年製作の映画)

3.7

“切磋琢磨いたしましょう🔮”

荻上直子監督ファンとして鑑賞しましたが、前作『川っぺりムコリッタ』で見せた新しい方向性がさらに強くなった印象でした

12年前のあの年、夫が失踪

その後妻依子は新興宗
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左利きの女(1977年製作の映画)

3.8

【12ヶ月のシネマリレー】

“天使👼じゃないブルーノ・ガンツ”

制作:ヴィム・ヴェンダース
監督・脚本:ペーター・ハントケ

ハントケ監督はヴェンダースと映画制作を共にし『ベルリン天使の詩』でも脚
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.6

“高潔であれ”

今流行の監督半自伝的作品

ジェームズ・グレイ監督作品は前作の『アド・アストラ』がいまいちでしたが、アンソニー・ホプキンスとアン・ハサウェイを目的に鑑賞w

アンソニーは抜群の存在感
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.3

“MONS-TAR覚醒🎼”

凄い映画を観てしまった😯

この作品のテーマは?と聞かれたら…

冒頭のミステリアスなシーンと終盤の流れから、キャンセルカルチャーに目を向けたくなりますが、それはサブテー
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.7

“愚かなのはロバ?人間?”

監督:イエジー・スコリモフスキ
制作:ジェレミー・トーマス

サーカス団で生活していたEOという名のロバが、ある理由で放浪の旅にでるロードムービー

セリフも少なくひたす
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

“Disneyの功罪”

毎年恒例「スターウォーズの日(May the 4th)」特別レビュー

⚠️ファン目線の独りよがりレビューなのであしからずw

今回はSW正史9作品であまり(かなり?)評判の
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.4

“Love&Friendship Squad of the Galaxy 🪐”

シリーズの締めくくりとして、そしてファンムービーとして完璧!

とにかくガン監督のメンバーへの、そしてこのシリーズへの
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.9

【午前十時の映画祭】

“私のものはどれなの?”

5/4はオードリーの誕生日

ここ何年かこの時期の「ごぜ10」枠はオードリー作品の指定席

…ということで今年の作品はこれ

アカデミー賞8部門受賞
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.0

“「役」を「割る」と書いて「役割」”

クロキスト必修科目✍️w

汚穢屋(おわいや)

人糞を汲み上げ買い取り、郊外の農家へ売ることで生計をたてている職業

舞台はそんなリサイクル職業が多く存在し当
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.8

“手を離すなよ!🤝”

新作『Asteroid City』の日本公開が決まったウェス・アンダーソン監督

現在開催中の『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』とのタイアップ?で1週間限定での劇場公開

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幻滅(2021年製作の映画)

3.8

“悪質な人間ほど高い席に座る”

原作はバルザックの『幻滅−メディア戦記』

19世紀前半のフランス

文学を愛する田舎の純朴な青年詩人が、成功を夢見て向かったパリで享楽的な貴族社会と政治的対立に翻弄
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

“正しいことを一つだけでも”

同名舞台劇の映画化作品
制作はA24

たった6人(実質的には5人)の演者がスタンダードサイズスクリーンの中で5日間の出来事を演じるワンシチュエーションドラマ

白鯨
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坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

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とうとうこの日が来てしまいました😢

それなりに心構えはできていたはずなのに…

R.I.P.

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

“次の世代が受け継ぐべきもの”

数ある黒澤作品の中でも屈指の名作をリメイクすることがどれだけハードルが高いか

本作は『七人の侍』が『荒野の七人』にリメイクされたのとは全く違うアプローチ

時代背景
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

“ヤマアラシのジレンマ”

劇作家フローリアン・ゼレールの書き上げた家族三部作の一作

映画化され自身で監督を務めた『ファーザー』に続いて2度目の監督作品

ちなみにもう一作は『マザー』とのこと

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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

“ロンリー(じゃない)仮面ライダー🏍”

初代仮面ライダーはリアルタイムで夢中になった世代なのでウルトラマン同様、冷静になれませんが、まずは客観的な感想から

TV版の世界観とコミック版の世界観をベー
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.7

“失われたものへのオマージュ”

ヒット作に恵まれない女性映画監督のジワン

仕事と家庭との両立もままならず、ストレスから健康を害してしまうという、まさに人生の手詰まり状態

そんな彼女にある女性映画
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