EDDIEさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

エグゼクティブ・デシジョン(1996年製作の映画)

4.0

ハイジャック注意報発生!
カート・ラッセル×スティーブン・セガールの上空制圧アクション。大型旅客機とのドッキング…ワクワクするガジェットは勿論、テロリストたちとの緊張感漂う演出など大味と思わせといて丁
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.2

中学の教師が原爆を作り政府を脅迫。
当時人気絶頂の沢田研二を主演に、刑事役の菅原文太と駆け引きするクライムサスペンス。
人生に希望もない無気力な男が突如目覚めた奇行。何も背負うものがない人間は一番怖い
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

3.9

マジ場地!!卍!!
東京卍會vs芭流覇羅の決戦いざ参る。
場地はなぜバルハラに…裏切りかそれとも…心の内は奴のみぞ知る。
仲間を最優先に想い助ける彼らの信念。
見事な結末に感動…だが二部作いらんだろ。
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.9

絶望、堕落、失墜、墜落、転落、顛末…それでは言い足りないぐらい、あらゆるチャンスを棒に振ってきた一人の女。
どうしようもない主人公、その行く末は。
誰もが堕ちる可能性はある。
彼女の人生を思い返せば希
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.5

大切な人に何が残せるだろうか。
父から息子へ。これからを生きる彼にとって亡き父の言葉なんて不要だろうか。
この父子の結び付きを見ていれば自ずとわかるだろう。最期の時が訪れるまで一緒にいたい。それが自然
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サメストーカー(2020年製作の映画)

3.1

超絶粘着キモ男が美女を付け狙う新感覚サメ⁉︎映画。
ストーカーとサメが合わさるとどうなる?想像力の限界を超えた捕食型スリラー。
とにかくストーカーの視線や言動がキモすぎる。あなたは奴の行為に耐えられる
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.4

インディアナ・ジョーンズ、最後の冒険。
こんな映画が観たかった!!…と書きたかった。“インディ・ジョーンズとは” “アドベンチャーとは”と定義を問いたくなる完結編。俺らが観たかった冒険はこれなのか?全
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.3

前作からシリーズ第4弾!
今回のテーマは血縁と継承。
前作でインディの父との物語が描かれたが、今作ではインディが親の立場として描かれる。
舞台は1957年、スパルコ率いるソ連軍との対立。
相変わらずの
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.1

その隣人、変人につき。
偏屈なおじさんOTTO。
彼が人を寄せ付けないのは悲しい過去を背負っているから。根は悪い人じゃない。
突如個性的な隣人家族が引っ越して地域との交流を深めていく。
なんだけどユー
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

インディの大冒険活劇シリーズ第三弾。
今回のテーマは過去との対峙。行方不明の父親と聖杯を探すことに。
前作のような破茶滅茶グロシーンは少ないが、インディのアドベンチャー映画として十分に楽しめる。なんと
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

3.7

これぞ求めていた古典的B級スラッシャーホラー!
お前ら、たかがプーパロディホラーに何を期待してる?
「こんなのが見たかった」
悪ふざけも何ならもっとふざけてもらっても良かったぐらい。
惜しむらくはクリ
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

4.4

最後、男の背中を見て何を思うか。
定年間近まで教鞭を振るってきた定時制高校教頭が突如路頭に迷う。
映画『生きる』のように何かを成し遂げるわけでもなく、ただ人生の過去と未来を憂い狂う。大半の人間は振り返
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.8

斜陽産業にさようなら。
女性誌志望の主人公が成人雑誌編集部に配属され奮闘するビジネスドラマ。直向きに良い雑誌を…と邁進し、慣れを覚え、エロを追究。後半真面目路線に突き進みすぎて失速感は否めなかった。
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.8

何かを諦めること。
自分の人生だと受け入れること。
意地になったところで前に進もうとする大切な人を妨げているだけかもしれない。
セリフの一つひとつが実に深い。
是枝作品の他の傑作に隠れて語られることは
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うつくしいひと サバ?(2017年製作の映画)

4.0

「サバ?」って何から巡る愛の物語。
前作『うつくしいひと』では高良健吾の探偵役があまり機能してなかった分、今作ではそれが活かされていて2本で1本の作品として評価されるのが前提な感覚を持った。

201
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うつくしいひと(2016年製作の映画)

3.3

熊本映画としての企画が先行している分、物語としてはそれ以上でもそれ以下でもないラブストーリー。
タイトルの通り、“うつくしいひと”を主題に「美しい人」を巡る話。
とはいえ、九州出身の自分としては高良健
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

狂っちまうぐらいのマルチバースっぷりに翻弄されっぱなしの140分。
舞台に応じて変えてくる絵のタッチに惚れ惚れしながらも脳内パンク!
マイルズだけでなく今回はグウェンも主人公。彼女の葛藤や境遇が切なす
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スタン・リー(2023年製作の映画)

3.8

マーベルが今のような人気コンテンツに至るまでの変遷を原作者スタン・リー視点のドキュメンタリーで語る。
スタン、ジャック、スティーブ、彼らがいなれけば今はなかった。市民と変わらぬ悩みを抱えるヒーロー像、
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

4.0

傭兵再び。前作でも凄まじかったアクションのスケールがさらに増し増し!
ヘリ撃墜シーンはもはやゲームの世界観。ハンパない!Netflixはこのシリーズはクリヘム引退までやり続けてくれ。
だからこその不満
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.9

これぞエンタメの最高峰!
テンポよく飽きさせない編集を駆使して魅せる魅せる!劇場で観てこそ真価を問われるフラッシュの高速アクション。
想像だにしない展開とサプライズの連続。
そこのあなた、ネタバレ喰ら
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.6

人に優しくできるって“強さ”だなって再認識。
物事の表面だけをみて良い悪いを決めることは簡単だ。
だけどその背景にある辛さや苦しみ、さらには“本当の優しさ”ですら気づかないでいる。
生きるだけでも大変
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私の男(2013年製作の映画)

3.4

共依存。本当の父親になりたい男と父を独占する女。原作未読だが、おそらく映画ではディテールまで描き切れていない気がした。「おそらくこうだろう」と推察はできるが確信がない。
当時19歳の二階堂ふみの艶めか
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.6

すべてのヤクザの抗争に終止符を打つ。
「その男、凶暴につき」〜「3-4x10月」〜本作の一連の流れが密接に繋がっているように感じさせ、沖縄の海で過去作を連想。
バイオレンスと日常的な戯れが交互に訪れな
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.7

草野球チームがヤクザと抗争を繰り広げる珍道中。
懐かしの芸人や若かりし頃の現ベテラン俳優などが次々に登場。石田ゆり子はまさに天使の美しさ。
沖縄パートは「今これ何の時間?」ってのがキツかったけど総じて
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.5

世の中イカれた奴ばっか。
暴力に次ぐ暴力。警察は聖職者?
んなこたぁねぇ!
クリーンな奴の方が珍しいんだ。
ラストまで観て、まさにそう言い聞かされた感覚。
沈黙がもたらす緊張感やドラマを邪魔しないお笑
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

自動車開発以来の大発明AI人形ミーガンと心に傷を負った少女の邂逅。
サイコスリラーとしては及第点で、何よりミーガンの動きはリアルで良かった。
一方、会社的なセキュリティや詰めの甘さなど目につく部分も多
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

4.3

子供は大人が思っている以上に成長しているし色々考えている。
一つの出会いが互いに向き合い一歩一歩前進していく。血縁関係のないただの同居人だけど彼らの今後を見届けたくもなった。
大人はもっとちゃんとしろ
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海賊じいちゃんの贈りもの(2014年製作の映画)

4.9

これは最高の贈り物!
程よくコメディでホッコリさせてくれて学びも与えてくれる。
個性豊かなとんでも家族がバラバラなところからどう再生していくか。脚本のセンスも抜群でまさかの掘出し物。
長女役がエミリア
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.9

27歳の女性と身体の不自由な叔父さんの穏やかな人間ドラマ。他人から見たら一風変わっていても2人にとってはこれが日常。非日常な恋愛が絡んでも変わらない。
言葉少ないながらも通じ合っている2人の関係性が羨
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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

3.9

原題“Ain't Them Bodies Saints”は「彼らは聖人君子ではない」。
強盗を生業とする“ボニー&クライド”な2人は銃撃戦の末、男が刑務所へ。
残された女は子を産み彼の帰りを待つ、至極
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

21世紀、実際の事件が題材になっている驚き。彼女たちはタイトルの通り終始話し合う。
“赦す”ことがメノナイトの教え。結局、言葉を男たちは都合の良いように置き換えているだけ。宗教の教えを逆利用した男性性
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スパイスより愛を込めて。(2023年製作の映画)

3.6

スパイス愛の強さが青天井。
ここまで本格的にカレー作りの描写が入ってる映画は観たことがない。
スパイス愛と人間ドラマどちらも丁寧に描こうとしたが故か、ちょっぴりチグハグな面も見受けられたが作り手の想い
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

1950年代のニューヨーク。
惹かれ合う2人の気持ちは誰にも止められなかった。時代が許さない?彼女たちは常に戦っている。世間の目と。
美しい衣装やロケーションとは裏腹に残酷すぎる現実。一方、ラストの希
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.9

衝撃的スタンブリー・キューブリック。
これが1968年の映画だって?信じられない。
映画は物語。役者同士のセリフの掛け合い、それだけで物語が構成されるわけではないと思い知らされた。音楽の使い方が秀逸。
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ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

3.1

死後の世界は存在する?
我々が見る記憶の彼方、なぜ生きようとするのか、なぜ自殺しようとするのか。
今を懸命に生きることの大切さを説いている気がした。
ミステリー的な物語の構造は最後に全てを悟らせるが、
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

圧巻の撮影と演出パフォーマンス。
ハンディカム映像を通し過去の想い出を旅する。11歳の娘ソフィと31歳の父カラムが共に過ごす夏休み。
それぞれの視点から見出される陰と陽。
終盤のダンスシーンは音楽も作
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