hirobeyさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

あの謎の飛行生命体の口の中の映像が何ともシュールで、チープで笑ってしまった。

「ゲットアウト」は、テンポのいいスリラーで好評だったが、こちらはあまり怖くないホラー系SF?

映像を撮りたいって一生懸
>>続きを読む

普通の人々(1980年製作の映画)

3.5

過去鑑賞記録

ロバート・レッドフォード第一回監督作品。

静かな映画の印象。
食卓シーン。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

原作を読もうか、映画を観ようかと悩んでいたら時間が結構経ってしまって、結局、このタイミングでDVDレンタルに至った。

本作は役者の演技が皆良かった。松坂桃李、広瀬すず、横浜流星は、今までのテレビドラ
>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まぁ、実験やっちゃう?ってところがあり得ない設定だけれど、そこを抜きにしても酒との付き合い方はほどほどに、ということかな(笑)

酒を飲んだことで得られた成果もあれば、酒に飲まれて失ったもの、最悪のケ
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.9

「BLUE GIANT」って何?
やけにスコアが高いけど?
ジャズのアニメ?
なんか高尚な作品?
そんな感じでとりあえず劇場へ。

いや〜、まさかこんなに泣かされるとはね。じわじわくる感じ。

主人公
>>続きを読む

タンポポ(1985年製作の映画)

4.0

配信では観られない作品。
初鑑賞だと思う。

1985年公開の作品。一風堂が博多に開業したのもこの年。まさにラーメンブームの先駆けだった。

これほどの役者さんが出ていたとは知らなかった。若手で出演し
>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.1

期待通り!
文字通り手に汗握る"チンサム"なスリルが味わえた。

観覧車さえ足がすくむ。ディズニーシーに行っても、マウンテン系は乗れても、"タワー・オブ・テラー"には乗れない。そんな高所恐怖症なのに、
>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

名作には名音楽あり。

作曲家達のコメントで構成された本作。映画音楽への熱い想いが語られている。

映画本編以上に音楽が有名なものもあるし、音楽があったからこそ名作となったものもあると思う。

先日鑑
>>続きを読む

思いやりのススメ(2016年製作の映画)

3.9

「アントマン」のポール・ラットが傷心の元作家で新人介護士のベンを演じた。
筋ジストロフィーの15歳の少年と"世界一大きな穴"を見に行くロードムービー。

親子の関係、愛情がテーマなのかな。邦題が陳腐で
>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

4.0

若きゴンちゃん、若き淑子ちゃん、若きテラシン、若き園子さん。あの頃の感じ、昭和の青春真っ只中の感じが懐かしい。(ひと世代若いんだけど)
そして、現代の淑子の変わらぬ思いと、娘の歩の気持ちの変化が刺さる
>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.5

夏秋編に冬春編も含めた共通の感想を記載。

こういう自然の描写や美味しそうな料理が登場する作品は大好きだ。日本の四季の美しさは本当に日本人の心に響くと思う。

夏の訪問者たち
干し柿作り
胡桃割り
>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.5

夏秋編、冬春編 共通の感想

リトルフォレスト=小森
これはフィクションではあるけれど、映像にある自然の風景や人々の営みはノンフィクション。

いち子の人間関係のストーリーも少しだけ表現されているが、
>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

はちゃめちゃ家族のロードムービー。
父・母・息子・娘・祖父・伯父という家族構成。これが、なかなかあり得ないような訳アリな設定。
タイトルの「リトル・ミス・サンシャイン」は、全米の美少女コンテストの大会
>>続きを読む

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方(2021年製作の映画)

3.9

愛は許すこと。
終活の一つであるメモリアル動画を作ることになった70代の夫婦をめぐるハートフルコメディ。

終活そのものよりも、夫婦の物語だった。
まさか、このコメディで泣けてくるとは思わなかった。な
>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ブラックコメディ。
アカデミー作品賞他多数受賞している。
タイトルは薔薇の名であり、アメリカの美しさという外観を飾ることに対する皮肉も効いている。

灯りの使い方が独特で美しい映像だというのが第一印象
>>続きを読む

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開時に鑑賞できなくて、レンタルでようやく鑑賞。
「インファナル・アフェア」の名優アンソニー・ウォンが車椅子の中年オヤジを演じている。
「最強のふたり」は裕福な白人男性と黒人男性という関係だったが
>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

知的障害者の冤罪という悲劇+刑務所内のドタバタ喜劇+父娘の深い愛情、という作品。

とにかく娘イェスンを演じたカル・ソウォンという子役がとっても可愛い。凄い子役がいたものだ。韓国恐るべし。ただ、その後
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.3

地元のミニシアターで一週間の期間限定上映だったので、前売り券を買って、何とか時間を作って(直前にトイレにもしっかり行って)鑑賞した。

マエストロ、エンリオ・モリコーネ。本人と関係者のコメントで構成さ
>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

LAMBに続いて北欧を舞台にした作品を鑑賞。
唐突に一方的に交流を絶たれるという不条理。理由が分からずに執拗に復縁を迫るも拒否られる。ただ、時折相手が見せる優しさが復縁の期待を持たせるから混乱する。そ
>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介監督作品。2作目の鑑賞。
地元のミニシアターで2021年の中での評価が高かったので、気になっていた作品。
本作は3話からなるオムニバス。

「ドライブ・マイ・カー」の独特な台詞回しの違和感が、
>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

配信を待ってもいいけど、メンズデーだし有村架純が出るなら観るか、くらいの軽い気持ちで公開最終日に鑑賞。
結果は大正解。泣かせる話だとは思わずにいたので、不意を突かれて涙。

輪廻転生がテーマ。だだし、
>>続きを読む

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大西洋上の豪華客船で生まれ育った天才ピアニストの生涯。

「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督ジュゼッペ・トルナトーレと音楽エンリオ・モリコーネの作品。

生まれた年にちなんで、"ナインティーン・ハン
>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.3

タイムループ、ショートムービー

1人の青年が家に帰ろうとするも、警察官に殺されてしまう世界から抜け出せないという話。

軽い気持ちで観たが、内容はさにあらず。

青年が黒人で、警察官が白人男性。
>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.4

バァー、バァー、バァー
あのサウンドがとても印象的だった。

西部戦線とはドイツのフランス国境にあたる。"異常なし"がとても意味深。

「1917命をかけた伝令」は同じ第一次世界大戦のイギリス兵の物語
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

紙にペンを走らす音
規則正しい縄跳びの音
ミット打ちの力強い音とリズム
電車の音
ギターの音

彼女には一切聞こえないこれらの音が全編を覆っていた。

音と共に16ミリフィルムでの映像も、老舗ボクシン
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.5

キャリー・マリガンの作品ということで、劇場へ足を運んだ。平日なのでかなり空席があり貸切に近かった。

「スキャンダル」と同様、実話がベース。重厚な再現ドラマとも言える。
こちらはハリウッドの有名プロデ
>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.2

アニメ制作サイドの業界モノ。
『サウンドバック奏の石』斎藤瞳
      vs
『運命戦線リデルライト』王子千晴

アニメ「shirobako」でも業界事情を知ることができたが、こちらの設定は、土曜日
>>続きを読む

マネキン(1987年製作の映画)

3.9

過去鑑賞記録
主題歌が良かった。

愛はとまらない
Nothing's Gonna Stop Us Now
/Starship

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.4

この手のホラー系は好んで観ないのだけれど、「LAMB」からのA24繋がりで観てしまった。

どちらかと言うと「ミッドサマー」のグロさの方がダメかな。
本作の方が制作が先なのが納得。

やっぱり人間が一
>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.7

サイダーハウス=リンゴ農園の宿舎。その壁にある規則の貼紙。それがタイトルになっている。

まだスパイダーマンになる前のトビー・マグワイア主演、マイケル・ケインがアカデミー賞助演男優賞を受賞している。な
>>続きを読む

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

精神病院に入院した17歳の少女の物語。原作はスザンナ・ケイセンの自伝。

スザンナを当時大人気だったウィノナ・ライダーが演じている。とても繊細だが魅力的な彼女らしい役だった。

しかし、なんといっても
>>続きを読む