inazumaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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チャイルド・プレイ3(1991年製作の映画)

3.6

前作『チャイルド・プレイ2』でグロくてデンジャラスな名バトルが繰り広げられた「チャッキー工場」で、ドロドロと怒濤の復活を遂げるチャッキーをバックに流れるタイトルクレジットがめちゃくちゃカッコいい。血が>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

とても良いとはいえないテンポ、長ゼリフの押収、3時間にわたる上映時間…
『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』と比較すると体感時間がめちゃくちゃ長い。。だけど不思議と全然"苦"には感じなかったです。
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.0

「悪魔はウソつきだ。我々を混乱させ、そのウソに真実を混ぜて、我々を攻めるのだ」

ホラー映画の金字塔ですが、本編よりも、この映画の存在そのものが怖い。
本作を取り巻く数々の事件やウワサ話がまさに恐怖そ
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.0

タルコフスキー作品を劇場で!
やっぱり睡魔はやってきた…

詩的宇宙って、、何ぞや…
『ストーカー』に続き2作目ですが見映えは同じ。たしかに絵画のような風景、部屋の描写は美しい。特に水の表現の美しさは
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「例えどうなろうとこの旅は最高よ」

バカンス台無し系ロードムービー🚙💨
…かと思いきや、そんは生易しい映画ではなかった。
人殺しに始まり、窃盗、公務執行妨害、器物損壊と、どんどん犯罪に味をしめていく
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ピラニア(1978年製作の映画)

4.0

水中の中でキランと光るピラニアの目。『グレムリン』を思わせるコミカルな冒頭の演出で、これはもう大好きな「次に誰が襲われるか分からない」系モンスターパニック映画としてノホホンと鑑賞しましたが、意外と胸熱>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.5

1人の男が、1つの家族を狂わせる。
大問題作『ビジターQ』の元ネタ!?

初のピエル・パオロ・パゾリーニ作品。
観れただけで光栄です。

テレンス・スタンプ演じる謎の青年が年齢、性別に関係なく家族を誘
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.7

この度、初めて「ライブ映画」というものを鑑賞しましたが、圧巻でした!
というか全編ライブだなんて知らないまま鑑賞したのでこのまま最後まで突っ走るのかという単純な衝撃もありました。
『ボヘミアン・ラプソ
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.8

「この世は不思議な所だ」
善と悪が入り乱れる"不思議な世界"を旅する。それは異空間を彷徨ったりとか、夢と現実の区別がつかなくなったりとか超常的なものではなく、あくまで今そこにある現実に身を投じてるだけ
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.2

マトモなやつが一人も出てこない超B級パニック・コメディ・ムービー🍅
たけしの『みんな~やってるか』級にやりたい放題やってます。ガチのヘリ墜落事故が映り込んだり、クレジットや劇中字幕にどこともしれない家
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.7

何が起こるか分からない!
誰がどこでどうなるか分からない!
これこそタランティーノ節!
予定調和とは無縁の傑作。

ほとんどのタランティーノ作品は「自由だな~」という印象を受けます。特にキャラクターを
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.6

見事なまでに狂ってる…

『哀れなるものたち』が面白かったのでランティモス初期作品にウキウキで臨みましたが、想像以上に狂ってて最後までほぼドン引き状態での鑑賞となりました。この狂いっぷりと嫌悪感、ラン
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

母親が死に、娘として蘇る。
体は母親、中身は娘、そんなベラが最後に父親と対峙する。ドラマが何重にも重なって迎えるこの複雑怪奇な展開に圧倒されました。
脳移植映画はグロテスクですが他人の体に乗り込み一体
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ヘルレイザー3(1992年製作の映画)

3.6

またまた呼ばれて来たぞ❗
ヘルレイザー・リバイバル祭!第三弾!

前作2が素晴らしかったので見劣りはしたものの、ドアタマから派手な演出でバッチリつかんで盛り上がり、終盤の大殺戮シーンも激痛必至で見応え
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

4.0

一番怖いのは人間……いや、幽霊だ!

高橋洋の狂気のフィルターを通して描かれる「怪談百物語」。登場人物たち全員が過去に体験した恐怖を語りきると何かが起こる。

柳下毅一郎曰く、「本当に怖いのは人間」っ
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エイリアン4(1997年製作の映画)

4.2

リドスコ→キャメロン→フィンチャーと若き名匠たちを輩出したSFホラーシリーズもついに正念場。20世紀最後のシリーズ作品となる本作を手掛けるのは後に『アメリ』でブレイクするジャン=ピエール・ジュネ!ポッ>>続きを読む

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.5

善悪と信仰についての物語。
観てる間はキョトン状態でしたが、観終わって振り返ると、心にジワジワ込み上げてくるものがありました。

冒頭、カイテル演じるLTが息子を車で学校まで送り届けるシーンで幕開け。
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エイリアン3(1992年製作の映画)

2.8

デヴィッド・フィンチャーのデビュー作。この監督の作品は『セブン』『ゲーム』『ファイトクラブ』『ゴーン・ガール』の4作のみ鑑賞。どれも面白い(特に『ゲーム』!)ので、本作にはとても期待していたのですが、>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.5

今敏の作品を劇場で!圧巻でした!

あらすじとしては伝説の大女優にインタビューをするだけというものですが、語られる女優人生が実体化して、その記憶の中を取材者たちがさまようというとても愉快な設定。さらに
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悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

4.4

「覗き見男がこの後とった行動とは?」
ちょっとスケベなクイズ番組で幕開け。初っぱなから意表を突かれました。
覗き見ることで始まる恐怖の物語であることを、ドアタマでこんなポップに表現されるとは。

ブラ
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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

4.8

また呼ばれて来たぞ❗
ヘルレイザー・リバイバル祭!第二弾!

新たな敵の登場!
カオスでエロティックな地獄巡り!
そして、お馴染みツンデレ魔道士たちの"あんな"姿まで拝めるとは…
大大大満足でした!
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エイリアン2(1986年製作の映画)

2.9

おいキャメロン(様)!
いくらなんでもこりゃねーっすよ!泣
ド派手なSF超大作としては申し分ないですが、前作リドスコ版の世界と本作の世界が繋がってるとは到底思えない。いや、繫げてほしくない!笑
キャメ
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.8

SFホラーの古典をようやく鑑賞👾
必修科目映画として面白さ云々関係なく軽い気持ちでしたが、、面白すぎた‼️
どっちかというとホラー映画として楽しめた印象。個人的にSFホラーといえば『2001年 宇宙の
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.7

スコセッシ作品2大常連のデニーロ&ディカプがついに真っ向対決‼️
濃厚なお二人の顔面を味わい尽くすことができお腹いっぱいです😤

特にディカプ…もう本当に好きです。切羽詰まって焦ったりヤケクソになった
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

ピラミッド型の巨大建造物、飛び交う車、舞子はん、食欲のそそらない寿司屋、降り続く雨☔
…悪夢のようだけど超カッコいい、何度観ても惚れ惚れする世界。
なのに、、なぜだ、なぜ眠くなってしまうのか。。3度目
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

久々の鬼太郎!
鬼太郎との出会いは1990年代にリアルタイムでテレビ放送されていた第4シリーズと、再放送の第3シリーズ、劇場版の大海獣など。「のっぺらぼう」や「足洗い」など妖怪のおどろおどろしさにノッ
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ほかげ(2023年製作の映画)

4.5

戦争が終わった先にあるトラウマと混乱…『野火』『斬、』の流れを汲んだ作品ですが、終わっても終わらない地獄を描いた本作がいちばん怖いうえに、現在の現実と完全に地続きになっていて本当に恐ろしい作品だと感じ>>続きを読む

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)

3.1

サイボーグ、ヴァンパイア、獣人、ヤクザ、女子学生、荒廃した日本…いろんな要素詰め込みすぎのハイテンションアニメーション!

遠くない未来(?)、人類は姿形を変えながら進化し、適者生存の世界を生き抜いて
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

降霊、ダメ。ゼッタイ。

降霊でラリってハイになる発想は面白かったのですが、結局は家族・疑似家族の絆をメインに描いてて、ちょっとシンミリモードになってしまったのが残念。

「薬物乱用」「死者への冒涜」
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.8

自分もいつか老人に…
老人は大切に(切実)…

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』とぶっ続けでジョージ・A・ロメロ作品鑑賞。まさかこれがアマプラにあるとは。ちょっと前に劇場公開されてたけど行けなくて
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

ゾンビ映画の礎をようやく鑑賞🧟‍♂

序盤にある、閑散とした墓地をヨタヨタ歩く爺さんを遠目から映したショットで早速心掴まれました。普通の人間にみえるけど、何かがおかしいあの感じは黒沢清映画を思わせます
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.3

2024年初っぱなから良いもん観れました。評判良いのは以前から知ってましたが、まさかこんなシビれる胸アツ映画だったとは。

なかなか変則的な物語で、一口にジュブナイル・ホラーとは言えない新しい切り口で
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.2

2023年の締めはずっと気になってたスピルバーグ作品。空港でオッサンが生活するという予告編を公開当時見て以来、気になり続けてはや20年。やっと観れた。。

ちょっと都合良すぎる展開が何個かあるのが気に
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.8

不気味でパワフル。
伏線わんさかパズル映画。
大好物でした!

天才指揮者ターが"ある事件"をきっかけに世にも奇妙な世界に迷い込んでいく。この『アイズ・ワイド・シャット』的な展開が、もう最高です。
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.8

やっと見れたよスピルバーグ名作🏃🏃

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を劇場で観れなかった腹いせにディカプ映画を堪能したったりました。

シャレオツなオープニングアニメーションから余裕で心掴まれ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

ちょっと遅めのクリスマス映画鑑賞🎄
めでたく不朽の名作で。

俳優・坂本龍一の演技を初めて堪能できましたが、『御法度』の松田龍平みたく妖しい雰囲気ビンビンでヤバい。大島渚は魔性の男を作り上げるのが上手
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