のっけから容赦ない。
憐れむような相手ではないが、手加減なさすぎて気の毒にさえ思える。
デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングの共演は感慨深い。引退にはまだまだ早い気もするが、シリーズとしては頃合い>>続きを読む
世紀の大発見後の反響からくる葛藤や苦悩を中心に描く。のちの原爆まで追求するような現実的かつシビアなストーリーは、正直複雑な思いだ。何はともあれ、キュリー夫妻の人生をかけた情熱と功労は計り知れない。
序盤はキュリー夫妻の馴れ初めが、中盤はがっちりと科学の講義、終盤はその晩年を描く。
血しぶきが上がることもなく、子供でも難なく鑑賞できる(さほど怖くもない)
メアリー・スチュアート・マスターソンの役柄がかなりの年季を感じるが、スクリーンでその姿を拝見できることはうれしい。どのような役>>続きを読む
"人間は歴史から学ばない"という言葉があるが、まさしく現代にも横行するドラマである。自業自得という了見で解消することのできない後味の悪さが身にしみる。
これまでのシリーズで一番長い上映時間だが、まったく退屈させることはなかった。年齢を感じさせないド派手なアクションを魅せるトム・クルーズだが、今回はカーチェイスが秀逸。まるでジャッキー・チェンばりのコミ>>続きを読む
キャストもキャラクターも申し分ないが、なぜか自分の中で盛り上がりに欠ける。壮大な世界観のようで、意外と単純なストーリーのせいか、決戦の時でも緊張感はなかった。パート1から中途半端なエピソードが多く、ま>>続きを読む
ベタなタイトルとジェラルド・バトラー。
過度な期待はしなかったが、見事に裏切られた。気が休まることのない展開にハラハラドキドキ。余計な演出のないスムーズな救出劇にほっとする。
上映10分もたたないうちから緊張が続く。覚悟してほしい。
Uボート : ドイツの潜水艦
アイサー : はい(Yes)の意
アイアイサー : 命令を理解して実行するの意
面舵 : 進行方向に対して右に>>続きを読む
マシュー・ヴォーンのスパイ映画とは悪い予感しかしないが、やはり予感は的中。あいかわらずキャスティングがひどい。ヘンリー・カヴィルやサム・ロックウェルのスパイ役なんて不釣り合い。さらに、何があったのかワ>>続きを読む
陰湿で血なまぐさい空気感は悪くない。結末のどんでん返しもいいが、時間を遡りながら展開する中盤のストーリーは把握しづらく、緊張感を持てない退屈な時間が長かった。残酷非道な犯行と結びつかない犯人像も違和感>>続きを読む
伝えたいことがわかるような、わからないような… 乏しい演出と演技力が全て。
「アパートで「素晴らしき哉人生!」を観て、暖炉のそばで食事して朝まで愛し合いましょ」
こんなスローテンポの西部劇は初めてかもしれない。殺された妻の仇を討つ単純明快な復讐劇と思いきや、一杯食わされた。まさに役者が違う。几帳面で冷静沈着な悪魔の子が末恐ろしい。ブルックの今後が気になるところ>>続きを読む
R.I.P. Louis Gossett Jr.(1936-2024)
エージェントキングスマン序章。
シリーズの中では一番おもしろい。イギリスならでは紳士的な振る舞いが、間延びしたような退屈な時間もあるが、裏腹に大胆な設定や演出には唖然とする。キャスティングもよかった。
なぜ言語学者の彼女だったのか?
あのまま武力行使ならどうなっていたか…
疑問は尽きないが、いかんせん思考回路をフル回転させてくれた作品だった。出した答えは、世界は一つ。みんな仲良くしましょう。
危険な任務と知りながら、一人でも多くの兵士を救出するため戦地へ向かうドーソン親子とジョージ。
自国の兵士を最後まで見送り、連合国のために留まる決断をする海軍将校。
空から燃料切れまで救出作戦を援護>>続きを読む
妻への強姦および殺害を目の当たりにし、自身も受けた暴行とショックで、記憶障害を患うレナード。手がかりらしきジョンGという名をたよりに犯人を追う…というのが物語の軸であるが、レナードの記憶障害にあわせ、>>続きを読む
序盤で、アジア人のマジックショーを見学するアンジャーとボーデン。足の不自由なマジシャンが披露するマジックのタネを明かし、マジシャンたる真髄を見極めるボーデンに対し、それをあざ笑うようなアンジャー。光と>>続きを読む
前作と変わらず本筋が理解しづらい。何と戦ってどうなれば勝利なのか。展開もだいたい読めるので感動すらない。終始マジックやイリュージョンを観せてくれたほうが、よほどおもしろかったかもしれない。