蛇らいさんのドラマレビュー・感想・評価

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蛇らい

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シュガー(2024年製作のドラマ)

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ユーモアの最高値を叩き出して、かつこんなにも自由自在なストーリーテリングしてくるドラマは他にないな。

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ポーカー・フェイス(2023年製作のドラマ)

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ミステリーな作風なのに、序盤でスポイルする構成が新鮮味があってとても面白い。ライアン・ジョンソンの仕事には毎度関心する。毎エピソード、アメリカ的な風景の中でナターシャ・リオンの愛嬌溢れるキャラクターが>>続きを読む

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Mr. & Mrs. スミス(2024年製作のドラマ)

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既存のタイトルですら華麗に手中に収めてしまう。スタートダッシュの反射神経良さには毎度惚れ惚れする。

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チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)

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クレイグ・メイジンえげつない。正直、このレベルを観てしまうと他の作品がまともに観られなくなる。

アメリカ史観でのチェルノブイリであるため、ロシア側からの視点で語られる作品があれば観てみたい。

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SHUT UP(2023年製作のドラマ)

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今一度、基本に立ち返るという意味でも意義がある内容だった。地上波ドラマらしからぬ洗練されたルックとそれに見合ったタフな脚本も見事。

ドラマの構成上、仕方ないのかもしれないが、女子側だけが頭の悪い立ち
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エコー(2024年製作のドラマ)

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何となくぬるっと観られてしまうのは話数の少なさ故。台詞の少なさからどうしても映像的な意匠が求められるが、何一つ目新しさら見当たらない。主演の役者の圧倒的な力量不足から起因する間延びする時間が本当にしん>>続きを読む

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キャシアン・アンドー(2022年製作のドラマ)

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スローテンポな展開であるものの、重厚な語り口とタイミング良く挿入されるカタルシスのあるアクションで、ずっと観ていられる。

プロダクションデザインも素晴らしく、往年のSWのオーセンティックさもありなが
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ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から(2023年製作のドラマ)

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コンセクエンスよりドラマチックさの復権。断然こちらの方に軍配が上がる。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のケンとチャコを彷彿とさせる敵キャラに興奮しつつ、プロダクションデザイ>>続きを読む

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逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!(2021年製作のドラマ)

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恋愛の要素が希薄になってしんどいかと思いきや、パンデミックにおける距離を利用して結婚後でさえドラマを持たせる蘇生のしかたには唸った。

ドラマシリーズでは最低だった、ガッキーの衣装とヘアメイクが一段と
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逃げるは恥だが役に立つ(2016年製作のドラマ)

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文脈のない引用の数々はしんどいものがある。短絡的な引用は視聴者を信用していなのか、それとも力量の問題か。

現代的なキャラクターで、スラップスティックなラブコメを毎エピソードで構築しつつ、力技ながら最
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一流シェフのファミリーレストラン シーズン2(2023年製作のドラマ)

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ジリジリとした焦燥感が生み出すダイナミズムが、S1から一変して予想外の着地。レストランのシステムが機能し始めたことによる、個々人の欠落したメンタルが浮き彫りに。ラストの壁一枚隔てた作劇が圧巻だった。

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ブラック・ミラー シーズン6(2023年製作のドラマ)

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Netflixへの自己批判的な態度が爽快。皮肉にもシリーズが開始された時よりも、社会が作品のテーマ性に接近してきていると感じる。

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アトランタ シーズン4(2022年製作のドラマ)

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最終シーズンにこのテイストは流石の貫禄。余すことなく堪能した。

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今夜すきやきだよ(2023年製作のドラマ)

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様々な価値観のニューノーマルが増大する現代で、とは言ってもそれらに安易に迎合できず、割り切れないものって確かにあるよねというモヤモヤを、食卓を介して丁寧に咀嚼している。

10話では、多数派が権威を振
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キラー・ビー(2023年製作のドラマ)

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Billie Eilishの出演が、ミュージシャンの枠から外へ飛び出してきて、より実体を感じた。それこそが本作が描いたトキシック・ファンダムと偶像の関係性そのものだ。

肥大化したスター性は大衆の最愛
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THE LAST OF US(2023年製作のドラマ)

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恍惚として、ワンエピソード毎を大事に噛み締めながら完走。主人公2人を軸にしていながら、彼ら以外のキャラクターも自立した物語を生きていることに体温すら感じる。

ゲイカップルにフィーチャーしたE3は、屈
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カルテット(2017年製作のドラマ)

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人生観を唐揚げにレモンをかける、かけないで見出す。ドラマチックではないことをいかにドラマチックに描くか。降参。

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ガンニバル(2022年製作のドラマ)

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日本のドラマシリーズにおける様々な要素のクオリティにおいて、現時点でトップクラスであり、ストリーミング作品でやっと底が抜けたなと感じる作品だった。本作の様なクオリティが少しずつアベレージになってきてく>>続きを読む

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ウェンズデー シーズン1(2022年製作のドラマ)

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各キャラクターの特性を深く理解しているからこそのストーリーテリング。ビジュアル先行の謎ショットも豊富で楽しい。毎度ダレそうなギリギリのところで楽しさが持続するので全然観られる。

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舞妓さんちのまかないさん(2022年製作のドラマ)

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食は人間の営みを豊かにする上で欠かせないものであるとハードな職業を通して語られる。オーバーアクトにならない自然体の森七菜の演技は現実離れした花街文化の中で、陥りがちなフィクショナルな幻想から引き戻して>>続きを読む

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大河ドラマが生まれた日(2023年製作のドラマ)

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1話75分完結で的確に面白いものを作れる金子茂樹のパッキング能力はさすが。

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First Love 初恋(2022年製作のドラマ)

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今作で実感したのは、今回インスパイアされた2曲が現実の街で流れる中で営まれるごくごく平凡で、ありふれた人々の個々の恋愛の物語に勝るものなんてない。どんなにロマンチックで劇的な物語よりも。

『Firs
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アラスカ・デイリー(2022年製作のドラマ)

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『ウインド・リバー』で扱ったテーマを、トム・マッカーシーの緻密で誠実な演出で描き切った力作。

『エルピス』が本作のような境地に辿り着けなかったのは、同じ志を持ったとしてもメディアやジャーナリズムの構
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DEVS/デヴス(2020年製作のドラマ)

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これは凄い。

新鮮で完璧なプロダクションデザイン、壮大なテーマに寄り添う演出の技巧に酔いしれる。

物事の可能性がワンカットに収まる映像表現には感動させられたし、未来を予知した映像を見る登場人物を観
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silent(2022年製作のドラマ)

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手話というコミュニケーションツールで外界をシャットダウンして、2人だけの世界を構築できるものとして描いたのは上手い。そこから省かれた周囲の人間の悲哀も美しい。

主人公2人がそれとなく落ち着いた関係性
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エルピス—希望、あるいは災い—(2022年製作のドラマ)

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提示された主題や、渡辺あや渾身の脚本に心躍っていたE1と、気迫のストーリーテリングが素晴らしかった最終話、それぞれの熱量が全エピソードを通してキープできていればなという残念感。

テレビ局という組織の
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一流シェフのファミリーレストラン シーズン1(2022年製作のドラマ)

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一向に風向きが変わらず、停滞と後退のフラストレーションが怒号になって飛び交っているのに、なぜこんなに面白いのか。

改善されない状況の先に、物語の見通しを視聴者が見出す仕掛けなのかもしれない。

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エミリー、パリへ行く シーズン2(2021年製作のドラマ)

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パリを舞台にして、フランスの映画史に触れずにはいられないのだろうが、ヌーヴェルバーグの実験的精神を揶揄するのはお門違いにもほどがある。

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Mo/モー シーズン1(2022年製作のドラマ)

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主人公は社会での身のこなしが上手な方で、一見、喜劇のように映るが、自分が同じ立場の難民だとしたらこんなに強く生きていける自信はない。

「お前んちの猿がキキーッて耳の中で乱行して耳ん中から赤ちゃんが生
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シー・ハルク:ザ・アトーニー(2022年製作のドラマ)

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ついにCGのクオリティにも大量生産の皺寄せが来ている。第4の壁を破るという能力がストーリーに干渉するのであれば、マルチバースや死後の世界を含め、いよいよ何でもありになってどうでもよくなってきた。

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ターミナル・リスト(2022年製作のドラマ)

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フークアの気骨のあるアクションの手捌きは、さすがの一言。スタイリッシュの裏を行く、這いつくばりながらでも決行する復讐劇には求心力がある。脳に障害を抱えた主人公の不安定な記憶がサスペンス性を増す。

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初恋の悪魔(2022年製作のドラマ)

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全体のテンションとかが、坂本脚本を精緻にとらえた『大豆田とわ子と3人の元夫』と比べると格が落ちる。

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アトランタ シーズン3(2022年製作のドラマ)

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のたうち回るくらいの楽しさと面白さ、そして恐怖。無数のコンテクストをドラマシリーズならではの歯切れの良さで仕上げている。重厚でありながら重過ぎず、肉抜きされたストーリーテリングは唯一無二。

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エミリー、パリへ行く シーズン1(2020年製作のドラマ)

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脚本や演出、カメラワークなど、どこを切り取っても映画的な要素はゼロだが、自国以外の女性がユートピアとしてのパリに抱く憧憬を、的確過ぎるほど具現化している。

男性との出会い方とあしらい方、ファッション
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ステーション・イレブン(2021年製作のドラマ)

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家や家族といったコミュニティのあり方を、パンデミックというリアルタイムの上に更新させる。

ほぼゼロからのスタートに見える世界、社会でも、人々は文化や芸術の歴史を糧に生きていく。それは根源的に人間の記
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空白を満たしなさい(2022年製作のドラマ)

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『ミステリと言う勿れ』もそうだったが、欠落した登場人物のメンタルヘルスに傾倒する内容や、直接的なセリフの多いドラマを、真に受けるリアクションの多さに、ある種の危機感(視聴者的にも一個人としても)を感じ>>続きを読む

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