Pollingさんの映画レビュー・感想・評価

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からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.5

原作、ドラマ、どちらも観ずに鑑賞。
高木さん役の永野芽郁には10年間の成長を感じたが、西片役の高橋文哉は10年間の成長を感じなかった。
意図はわかるのだが、高橋くんの童顔っぷりも相まって、ちょっと幼す
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.5

前作を数年前に鑑賞済みだったが、内容をすっかり忘れており、予習してから見にいくべきだったと反省。
キャラクター映画なので、前作の主要な登場人物くらいは押さえておいた方がより楽しめそう。
悪役のディメン
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.0

主役の女教師カーラのストレスで胃が痛い映画。
カーラは別におかしな対応をしているとは思わなかったが、追い詰められていく様がつらい。
校長の対応も結構微妙…
カーラがストレスで過呼吸になって、トイレのゴ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.3

映画レビューサイトで評価が高く、気になったので鑑賞。
よく撮影出来たなぁというのが鑑賞直後の感想。
カメラの存在を忘れているような箇所が随所に見られたし、そもそも撮影許可を生徒、学校側、教育委員会など
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湖の女たち(2023年製作の映画)

3.2

福士蒼汰と松本まりかのエロさを鑑賞する映画。
松本まりかが水門のところでなぜマスターベーションしていたかは知らないが普通にエロい。雰囲気が令和の映画とは思えないエロさ。
福士蒼汰の風呂上がりの半裸カッ
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後、非常に複雑な気持ちになる映画だった。
実際のところは不明だが、この話を映像化しようと制作陣が思い立ったきっかけは被害者家族がネットの誹謗中傷を名誉毀損で訴えた事実だったと想像する。
普通に考え
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関心領域(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞前からある程度予想していたが、やっぱり強烈な余韻が残る映画。
アウシュビッツの隣に住む家族という設定がフィクションかと思ったら、ルドルフ・ヘスという実在の人物だったのが驚き。
しかも写真も多く残っ
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鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

3.8

正直そんなに期待しないで見に行ったが、正統派時代劇で思いの外楽しめた。
冒頭の鍵を開けるシーンとか、細かい演出がややテレビドラマ感があって、もう少し映画寄りの演出にしてもいいんじゃないかとも思ったが客
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.3

原作漫画は読了。前章も鑑賞済み。
個人的には原作も後半部分が好きだったので、後章の方が楽しく見られた。
凰蘭と大葉くんのなんとも言えない恋愛模様もよかったし、不覚にも泣きそうになるところもあった。
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.3

役者の演技が本当に素晴らしかった。
草彅剛、清原果耶は本当にそういう人がいたんじゃないだろうかと思わせてくれる空気感を出ていた。
斎藤工、小泉今日子、國村隼も役にピッタリで良かった。
シナリオは中川大
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不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

4.0

両想いになった瞬間、相手が消えてしまうというトンデモSF設定かと思ったら想像以上にホラーだった。
寝ると前日の記憶が全てなくなる設定を聞いて『メメント』を思い出した。
『メメント』の主人公はある意味病
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的な権力を誇ったカトリック教会が時代の趨勢とともに急速に力を失っていく途上の事件を描く。
世界史に全く疎いのでイタリア統一運動とローマ占領をこの映画で学べたのが私にとっては一番の収穫。
よく分から
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正義の行方(2024年製作の映画)

4.0

『エルピスー希望、あるいは災いー』の元ネタと思われる飯塚事件のドキュメンタリー映画。
現実はドラマよりも圧倒的に複雑で、一概に警察、国家権力が悪いとも思えなかった。
一つ言えるのはDNA型鑑定という最
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バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本が甘いと言うか設定が雑と言うか、正直自分には合わない映画だった。

人に音楽を聞かせたくないと言いつつ大音量で自作の音楽を流すな。夜中の3時は流石に迷惑。
いくらイケメンでも会ったばかりの無職の男
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No.10(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

劇団のもつれた不倫関係から宇宙人と明らかになり、宇宙にキリスト教を布教しにいくという馬鹿映画。
宇宙人まではいいとして、宇宙にキリスト教を布教しようと言う発想が宗教に縁遠い人間からするとぶっ飛んでる。
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無名(2023年製作の映画)

3.8

1940年代の上海は中国共産党、国民党、日本軍が絡み合っているので難しい。
昨年観た『サタデー・フィクション』も同じ舞台だったか。
この映画は敢えて敵味方を隠して描いているため、後半にならないとどの立
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.8

18歳と36歳のシーンを織り交ぜるタイプの恋愛映画。
最近似た映画を観たなと思ったが『パスト ライブス/再会』と同じスタイル。あちらは12歳、24歳、36歳の3パターンだったが。
主演のシュー・グァン
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

『悪は存在しない』を観て濱口作品に興味が湧いて鑑賞。
もっと難解な作品を想像していたが、そこまででもなく面白く観られた。
複数言語で背景に字幕を表示しながら行う舞台が面白いアイディアだったが、実際に存
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

愛すべきB級バカ映画。
『ゴジラ-1.0』はリアリティがないとか言っている皮肉屋に是非見てほしい。
本場のリアリティのない映画とはこういうものを言うのだ。
アメリカ人ってキングコング好きだよね。日本人
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.2

100年前、50年前の話ではなく今現在、こんな理不尽がまかり通っていることに驚く。
戦争というとミサイルや空爆を上から俯瞰で撮った映像を目にすることがあるが、その下には多くの人がいて被害を被っていると
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作である山田太一『異人たちとの夏』は未読で鑑賞。
鑑賞前、山田太一ファンなのか鑑賞者の年齢層が高めだなぁと思っていたら、ゲイのセックスシーンから始まって大丈夫だろうかと他人事ながら心配になった。
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介監督作品は初めて鑑賞。
冒頭、森の中を見上げるシーンの長回しが印象的。いつまで続くのだろうと少々不安になったのを覚えている。
グランピング説明会の巧の朴訥でありながら説得力のある説明と、その後
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.2

もっとコメディー寄りの話なのかと思っていたら、予想以上に感動もので泣ける話だった。
江口のりこが素晴らしいのはいつものこととして、中条あやみは役者のイメージがなかったがこの映画で好きになった。
笑福亭
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陰陽師0(2024年製作の映画)

3.5

普通に良く出来ているのだが、引っ掛かりがないというか、ポップコーンムービーの枠を出るほどでもないといった感じ。
分かりやすく作りすぎているのかもしれない。もう少し観客を突き放しても良いのでは?
主演の
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

記憶が10分しか持たないのは流石に厳しいよなぁ。普通の生活も難しいように思える。
初めて鑑賞したが、結末から時間が少しずつ遡る手法は今見ても目新しいと感じる。
終盤、主人公自身が自分の記憶が10分しか
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貴公子(2023年製作の映画)

3.8

冒頭から中盤までのマルコの絶望感がすごい。
敵と味方が次々に入れ替わる展開はいかにも韓国映画的で見事。
人殺しすぎじゃね?とも思うがまあしょうがない。モブキャラはそんなもんです。
鑑賞前はもっと暗い話
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.6

アイドルと付き合えるなんて少女漫画の世界だが、それを実際にやってしまった人の話。
ただ、現実は少女漫画のようにはいかず、それなりの代償があるわけで…
エルヴィス・プレスリーの名前は知っているが、人とな
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

事前にさらっと人の感想を眺めたところ、ノーランらしい映画と書いてあったが確かにノーランらしい映画だった。
低予算でもこれだけ面白く作れるんだね。
お得意の時制弄りなので、難しいといえば難しいが、時系列
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

12歳のノラとヘソンが階段で別れるところがあざといが印象的。
24歳のSkypeの画面とMacBook Airが懐かしい。ヘソンがNYに会いに行かなかったのが分かれ道だったかな。
24歳までのパートは
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

プロレスを全く知らずに見に行ったが、面白く鑑賞。
有名なスポーツ選手の親は同じくスポーツ選手という例は数多いが、それが悪い方向に働いてしまった例かなと。
この手の映画は父親が悪く描かれがちだが、実話な
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.3

ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞とのことで鑑賞。想像以上に面白かった。
ナン・ゴールディンという人はずっと何かと戦い続けている人だと感じた。ある種の憤り・怒りが原動力なのだろう。
オピオイド危機のことを
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.1

あまり期待せずに観に行ったが想像以上に面白かった。
演奏会の最中にテロリストが乗り込んでくる冒頭シーンは怖い。体制側から見ると革命はまさに恐怖。
戦場での出産シーンは本当に地獄。実際、そういう境遇にな
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

原作既読。原作のイメージ通りだった。自分が覚えているストーリーの核となる部分は前章では描かれなかったので後章が楽しみ。
東日本大震災、コロナ禍を経てみると、宇宙船が頭上にあっても3年も経てばすっかり日
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

原爆を扱っているとはいえ、アクションがあるわけでもないし、割と地味目な話なのに緊迫感が持続するのはさすがクリストファー・ノーラン。
話の大筋は理解できたが、歴史物なので、オッペンハイマーの業績、オッペ
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『世にも奇妙な物語』で出てきそうなタイムループもの。
若葉竜也が伊勢谷友介をあの手この手で殺しまくるのだけれども、だんだんコントのノリで殺しちゃうあたりが面白い。
野菜工場は何とも印象的。映画とは関係
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.2

カンヌ国際映画祭で『さらば、わが愛/覇王別姫』とパルムドール同時受賞という情報だけで鑑賞。
何となく『戦場のピアニスト』とか『海の上のピアニスト』のような感動系かと思っていたら
男女のドロドロの三角関
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