チャーリーライスさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

チャーリーライス

チャーリーライス

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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

高校の時、地元が退屈に思えて仕方ないのめっちゃわかる

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.7

エマのことは愛しているけど、彼女が描く絵には実は全然興味なさそうなアデル
根本的に価値観が異なる二人が体の関係で強く結びつき、そして必然的に離れてゆく
引きの映像が少なく、3時間ほとんど顔のアップばか
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.5

白人ポリス腹立つけど、なんとなく、昔の白人と黒人ならこんなこともよくあったんだろうな、くらいの感じで受け止めてしまう自分がいる
でも、もしこれが日本で起こったこととして置き換えて考えたら、やっぱり到底
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

怖すぎて終盤いっぱいキャンドル出てきたところでキャンドルジュンのこと考えて気を紛らわせた

愚行録(2017年製作の映画)

3.3

ぬるっとズームしていく映像全般は美しくて好き
中身は割と近年量産されがちな暗くて重い系
兄弟の過酷な生い立ちに比べたら、大学の内部生と外部生のヒエラルキーの問題なんてどうでもいいんだけどなと思いながら
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.8

葛城事件というタイトルが秀逸
その事件の加害者は親父で、葛城家の一員になってしまった母と子2人は被害者に思える
葛城家の人々が音を立てて飯を食い、飲み物をガブガブ飲むシーンが何度も出てきて印象に残る
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.7

おんなじピアノの曲、何回流すねん
堕胎シーンでああゆうの映しちゃうセンス、無理

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.1

クソな男達へのささやかな復讐
①ウンコ踏ませる
②フルチン晒す

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.0

何もないどん詰まりのど田舎で両親と実家暮らし、独身、42歳
娯楽といえばセックス、オナニーぐらいしかない

そんな「この世の片隅」に生きる岩男やその周りの人々が抱える土着性がアイリーンへの偏見や差別と
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

1.9

結末の残酷さをマイルドに中和するかのように挿入される歌唱シーンとか、裁判シーンの陳腐さとか、演出面が全体的にちょっとダサすぎて無理だった

マルコの描き方が記号的で、内面が全く描けていないというのは致
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透明人間(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後の主人公の表情

解放されてスッキリ!ってのもあるんだろうけど、それだけじゃなくて、よっしゃ今からワイもいろいろヤったんでー!とか、遺産ゲットだぜー!って顔?

37セカンズ(2019年製作の映画)

3.7

いきなりの入浴シーンで度肝を抜かれた

障がい者の性やヌードという、これまで健常者中心の世の中が"なんとなく観てはいけないもの"として一方的にタブー視していたものをしっかりと見せきる思い切りの良さ
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よこがお(2019年製作の映画)

3.6

いい人なんだけど、めっちゃ鈍感な人の話

鈍感は時として凶器となり人を傷つけてしまう

市子さんはその代償を払って転落しても、鈍感だから、自らの鈍感が元凶であることに気づかない

そんな彼女の企てた復
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.7

一果とりん、この二人のナチュラルな存在感が素晴らしく、この二人の絡みをもっと見たかった

この二人が極めて「映画的」な存在感を発揮していたので、それ以外の主要キャストの所謂「ドラマ的」な演技や、音楽を
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

亡くなった姉の代わりにミラノへ嫁ぐことになったエロイーズと、画家である父の名前で絵を描くマリアンヌ
誰かの代替品として生きざるを得ない二人の女性が代替不可能な愛を知り、束の間の幸せな時間を過ごす様子が
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

恥ずかしながらこの映画で初めて国内の「クルド人問題」を認識した私は、川口市で難民申請が通らず仮放免に苦しむクルド人を取り上げたネット記事に付けられた辛辣なヤフコメの数々を目の当たりにすることで、ようや>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.4

原恵一さんということで期待したけど、アニメーションとしての見どころは薄かった

学校だけがあなたの世界じゃないから、頑張って大人になれ!というメッセージに背中を押される子供たちがたくさんいるといいな

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

河川敷で対戦相手から声をかけられた後のなんとも言えない表情
それは試合に負けた悔しさというより、こちらから何も言葉を返せないもどかしさだったのかもしれない

河川敷の高架下という世界の片隅からケイコが
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.3

"男の子が生まれたなら愛を教え
女の子なら世界に羽ばたけと教えます"

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

岸井ゆきのさんの嫌なヤツ演技がうますぎて、岸井ゆきのさんを嫌いになりそうです

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.0

客観的視点を重視し、それぞれの登場人物の主観、心情には深入りしないスタイルの群像劇
このため、終盤のダウンシーンで一瞬だけ映し出される「心情」がより効果的で切なく、胸を打つ

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.2

ベッドで少女のような顔して土食ってるシーンめっちゃ好き

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

猫の名前はボイル
「沸騰する」以外に、「要約する」「激怒する」という意味もある言葉

父親は常に怒りを抱えていた
彼はそんな父親を憎んでいた

猫を見つけた主人公は抑圧されていた怒りの感情を最後に爆発
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

とにかく"色"の映画で、特に服や壁の色に注目して観ると面白い

最初、真っ白な壁の家の中に閉じ籠る真っ白なシャツ姿のリトル
その部屋の窓をこじ開けて入ってきたファンの服の色は青ベースに黄色と赤の複雑な
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空白(2021年製作の映画)

4.9

古田新太、一世一代の名演
そして伊東蒼ちゃん、短い出演時間ながら素晴らしい存在感

二人の演技は歩き方までリアリティがあって細かいディテールまで演出が行き届いている

終始、微妙に揺れ動くカメラは、こ
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さがす(2022年製作の映画)

3.2

テーマの重さと娯楽性の高さのアンバランスが面白いんだけど、サイコパスの描写がステレオタイプでなんか惜しいなー
主役の女の子がとても良かっただけにもったいない

田舎のジジイのエロ部屋には男の浪漫感じた

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.1

昨日「こちらあみ子」を鑑賞し、あみ子が心の深いところに刺さりまくった状態のまま鑑賞

世間からはアウトサイダー的なポジションに位置付けられてしまう主人公の「偏愛」を描いている点は両作品の共通点

あみ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

5.0

ラストシーン
海側から手を振るあみ子を写したショットでは「あっち行かなくてよかった〜」と安心したけど
手を振る姿を後ろから写したラストショットはあみ子が救難信号を送っているように見えて切なくなった
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

安藤サクラの最初の涙のシーンで一気に引き込まれて、最後までのめり込んで観た
息子の頼もしさよ、泣けるわ

安藤サクラパートと窪田の過去パートは素晴らしい強度だった一方、妻夫木ファミリーのパートはやや凡
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.9

いろんな要素がゴチャついてて中途半端
ホラーとしては怖くないし、女性搾取ものとしてはメッセージが弱くキャラクターが記号的で感情移入できない

でも、トーマシン・マッケンジーちゃんが可愛かったから満足

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白がってはいけないテーマの作品だけど、映画として抜群に面白かった

主人公の元恋人の男は、表面上は普通の良い人だった
私たちはみんな、自分自身のことを普通の人間で、他人を著しく傷つけるようなことはや
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