チャーリーライスさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

チャーリーライス

チャーリーライス

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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.4

登場人物それぞれにしっかりとしたリアリティーがあってよかった
主人公は打算的で賢い人だったので、ラストの告白は正しさの追求というより、「背負いきれない」と判断した末の行動なんじゃないか、と意地悪な見方
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

タイトルで示唆されるように学生から大人になる「途中」で止まっちゃってるフランシス(27)が痛々しくてかわいくて愛おしい
パリに行く前の食事会のシーン、周囲から浮きまくりなフランシスに居た堪れない気持ち
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

自分には全然刺さらなかったけど、こんな変な作品がアカデミー賞とっちゃう世界線は嫌いじゃない

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.6

終盤、なんでかボロボロ泣いた

未来について語る子供達
彼らが白黒の世界にどのように色をつけていくのか
私たち大人にできることは忍耐強く彼らと向き合うこと、そして記録すること
ぺらぺらぺらー

ロブスター(2015年製作の映画)

3.2

カピバラになってカピバラ界でパートナーを見つけたい

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.4

アゴヒゲの密度びっしりな男性ホルモンおばけコリン・ファレルの脇からどんな大スカンクが出てくるんだろうというワクワク感
それを見事に裏切られたマーティンの気持ちに寄り添いたい

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.0

フローレンス・ピューを堪能できる作品だけど、ストーリーと演出が単調なせいで短いはずの89分を長く感じてしまった

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.0

飛行中に鳥の群れに魅了されて危険顧みず飛行機のエンジンを切ってしまった、その瞬間、地上の家族や会社はどうでもよかったという、母親の不倫相手が話すエピソードが印象的
家族という枠に縛られずやりたいことや
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.7

2人の女性記者にはそれぞれ家族がいて、それぞれの生活がある
そんな当たり前のことをきちんと丁寧に描写しているところが良き

バービー(2023年製作の映画)

3.8

「もう大丈夫やケン」
「や」をチョイスした字幕の人が優勝

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.8

この監督が描く優しさと、優しいがゆえに抱える孤独感がとても好き

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.9

教育という現代を生きるための「地図」を持たない女性たち
天に掲げた拳は、暴力のためではなく、方角を知るための羅針盤として使う

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

エル・ファニングが毎晩部屋の窓から入ってきて添い寝してくれるって…

人生の運をそこで全部使い果たしたかもしれないジェイミーの行く末が心配

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

賢く自立した現代的な女性の逞しさを描きつつ、古典的なハッピーエンドで鑑賞後いい感じな気分になりたい消費者の欲求(→時代が変わってもそこは不変)もそれとなく満たしてくれる素晴らしいラスト!

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.3

並べられた断片を自分の解釈でつなぎ合わせて一本の線にできるかどうかを問われる作品

最後のアレは、映画リテラシー高めのドM達を狩るってゆう皮肉がこめられてるって理解で合ってますか?(違います)

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ひつじん…

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

家族みんな死んじゃって彼氏も微妙
そのまま孤独抱えて生きるよりオカルト集団の中で謎の連帯感と共に生きる方が幸せクマー?

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.5

MENでアレックス・ガーランドの変態炸裂を堪能した後でこの作品を鑑賞した私の感想

監督はエイリアンのアダムとイブが世に解き放たれるという本筋の話は実はどうでもよくて、腹の中のグニョグニョとか男の上に
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

原初より存在するであろう気色悪い男性性が、社会という複製装置の下で再生産を繰り返し脈々と受け継がれたその先に、自分の元夫が存在している

男がみんな同じ顔してるのは、男固有の気色悪さへの批判であるとと
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「グッド・ナース」やなくて
「サイコパス・ナースVS持病持ち・ナースwithポリス(実話)」だった…

ルーム(2015年製作の映画)

3.7

ジャックが初めて世界へ放たれた時の、圧倒されて頭の処理能力が追いつかないあの感じ、ジョゼと虎と魚たちを思い出した

へやに別れを告げて親子で歩き出すラストの余韻、また観たいなと思える作品

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.3

AIの造形の美しさ、雄大な自然の中に佇むシャレオツ建築物、シンプルな音楽、アリシアヴィキャンデル、見た目が闇金ウシジマくん風のオスカーアイザック、全部好き

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.2

90年代の乾いた空気感のようなものが4:3の画面に封入されてた

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

「湿地の娘」ってネーミングが味わい深い
自然の摂理ってやつよ

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

宮崎駿作品を説教くさいから嫌いと思ってる人こそ観るべき作品

わかるヤツだけ、わかりゃいい
なんか欲しけりゃ適当に(石)持って帰れ
という映画

観た後、夢にいっぱいカエル出てきてうなされた笑

流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作未読
正直あまり期待してなかったのだけど、撮影の美しさ、余分な説明なしに時系列を細切れに配置して見せきる構成力、俳優陣の素晴らしい演技など、とても上質な作品だった

セックスを他者との関係性のゴー
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.2

「家族っぽさ」を弱々しく鳴らすメトロノームのリズムで始まり心臓マッサージのリズムで終わる
自らの罪に対する罰を軽く見積もった男が辿る末路として完璧な終わらせ方

怪物(2023年製作の映画)

4.0

子供たちよ、大丈夫だ
この映画を観た私たちは、君たちを丸ごとそのまま受け入れるだろう

きっと、「誰でも手に入るものが幸せ」って、そういうことなんだから

きっと、そのためにこの映画はあるのだから

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.3

そりゃいろんな事情があるんだろうけどさ、やっぱバイク盗んだ時点で終わりだと思うんだよな
人生3周目みたいな顔してたベトナムのお父さんをもう少し深掘りしてほしかった

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.4

ゲオルゲの欠点のなさは2次元的
酒飲んで路上で寝てるジョニーの夢オチ説まである(ない)

犬猿(2017年製作の映画)

3.3

吉田監督お得意の嫌な奴系映画だけど、女性陣のフレッシュな演技のおかげもあってか作品のトーンは軽め
これでお姉さん役を岸井ゆきのさんとかの演技派にしちゃうとコメディ色が薄れ、ホラー味が強くなるんだろうな
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