LEGIONさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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エイリアン(1979年製作の映画)

3.7

地球に向かう宇宙船が信号を受信した惑星に降り立ったことで起こる恐怖を描いた作品。単純なジャンプスケアが多く組み込まれているような気もしたが、エイリアンの正体がわからない点から生じる未知の怖さや宇宙船と>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

2.5

自分の汲み取り能力が低いからか、作品として全体的に描きたかったことが少し不明瞭に思えて、親の認知症や家族間の確執などの要素を抜きにした時に物語やその展開を通して感情を揺さぶられることはあまりなかった。>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

展開がよくわからず、突き動かされる主人公にもあまり理解ができなかったからか、感情移入がしにくくて結果的にあまり感動もできなかった。親子の確執や野球への愛などファンタジーの要素を通してわかりやすく表現さ>>続きを読む

地上の星たち(2007年製作の映画)

3.5

作中で主人公や教師が思いに耽ったり、悩みこむ場面に流れる音楽の曲調がどれも似通ったものに聞こえ、多く組み込まれているため若干退屈に感じてしまった。ただ歌詞を通して心情描写をわかりやすく表現し、感傷に浸>>続きを読む

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004年製作の映画)

3.0

不幸なことが重なり、絶望を知れば知るほどほど幸せなことや大切な存在が何なのかを気づかせてくれる内容になっていて、辛い展開が多いながらも三兄弟の絆と前を向こうとする生き方に心が温まった。現実からは程遠く>>続きを読む

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリーではあるが、北朝鮮に深く関わっているとされる人物の登場や武器売買や製造のプロジェクトに関しての話し合いで10年にわたる場面が次々と展開されていくため、並の物語より重厚さを感じられる作品>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.5

シリーズ独特のSFの世界観と場の和むコメディ要素が良いバランスで組み合わさっていて作品の雰囲気は好きになれるものだった。疑問点も残る部分はあったが、様々な地に舞台を移していき、後半にかけて盛り上がりを>>続きを読む

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

2.0

人間ですら周りの人間に危害を加えることがあるのに、そんな人間に擬態するXが危害を加えないわけがないように思えてしまったため、Xに対しての序盤の設定に違和感を覚えてしまい、後半にかけての展開も想像が容易>>続きを読む

恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

2.5

新たな生命を迎えることになる5組のカップルや夫婦にそれぞれ焦点を当てた群像劇。妊娠することや養子を迎えることを経て衝突する姿や互いを尊重していく過程が映し出され、コメディタッチで表現しつつも真面目なテ>>続きを読む

崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.5

高層ホテルの一室から横領事件の無実を主張し、飛び降りを図ろうとする男を軸に事件の全貌が明らかになっていく物語。無実を証明するために余計な罪を次々と重ねていくから後半にかけての内容と結末は理想すぎるもの>>続きを読む

スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.5

田舎町で巻き起こる民主党と共和党による大規模な町長選を描いた社会派コメディ。嘘をついたり、買収をしたりと主人公や相手側の取る行動があからさま過ぎてリアリティはあまり感じなかったが、選挙活動におけるそれ>>続きを読む

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.0

一途でひたすらに純粋な青年の姿が可愛らしく、そんな彼と関わっていくことでヒロインの冷えていて淡々とした心が徐々に溶かされていく過程はヒーリングストーリーとして最後まで楽しめた。
許せる心を持つことやそ
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

レースの迫力が凄く、興奮と同時に恐怖も感じさせられる二面性が随所で表現されていて単なるゲームではない本物のレースにどれほどの覚悟を必要とするかが主人公を通して描かれていた。ゲームをなぞった演出がレース>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.5

一つの独特で確立された世界観とそれを表現した映像が凄く、展開として胸が熱くなったり、期待感が膨らませられる場面が多いからこそ映像により迫力を感じた。
物語としてみれば主人公側と敵側の策略は双方とも物足
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.5

主人公陣営がそれぞれ分かれて旅をしていくため3つの軸から物語が展開されていく構成になっていて、再会せずとも互いに信じ合ってどんなに不利な状況に追い込まれていても諦めずに突き進む勇敢な姿やそれぞれが仲間>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.5

闇の冥王の復活を防ぐため、魔力が込められた指輪を葬ろうと仲間と共に旅に出るホビットの姿を描いた作品。確立された独特な世界観が約3時間を通して描かれ、旅が始まったところで話を終えてしまうこの第一作は続き>>続きを読む

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.0

こと細かに突き詰めれば犯人に結びつく手がかりの所在やリスクを犯す犯人の行動理由など不思議すぎる点がいくつもあって、推理ものとして綺麗な作りには全くなっていないのだが、主人公の持ち合わせる狂気さと面白さ>>続きを読む

BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.0

普通に素手で闘ったら一瞬で負けてしまいそうな少女が刑務所から脱獄した屈強な囚人たちを容赦なく倒していく構図は面白く、インパクトのあるグロい描写も多くて最後まで楽しみやすかった。相手への攻撃や殺し方から>>続きを読む

ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー(2014年製作の映画)

3.5

ペンギンズの関係性やそれぞれの個性あるキャラクター性に良さがあり、ユーモアのある馬鹿げた会話のテンポ感も良かったため、見ていて飽きなかった。秘密の潜入捜査としてエリートを気取っていながらも、どこか抜け>>続きを読む

ゲッティング・イーブン(1994年製作の映画)

3.5

出所したばかりの父親の所にやって来た息子は父が強盗を企んでいることを知り、更生させようとする物語。息子と時間を共にしていくことで大切な存在であることに気づき始め、心境が変化していく過程は心温まるもので>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.0

義足の設定は脱出や戦闘など要所で丁度いい具合のピンチを演出していたものの、別にその設定がなくともそこまで面白さは変わらなかったように思えた。
巨漢で元FBIである主人公に危機が訪れてもあまり不安は募ら
>>続きを読む

シャレード(1963年製作の映画)

3.7

ロマンスとサスペンスが組み合わさった作品で互いの要素が掛け合わさってどちらも面白さを増してる部分はあったが、死ぬかもしれない危機的状況で恋愛に走る主人公の様子から緊迫感が一気に抜けていくため、会話のテ>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.7

スパイダーマンとして生きる者の責任や苦しさなど主人公以外のキャラクターにもしっかり焦点を当てていて、ヒューマンドラマ部分だけでなく出来事としても壮大な物語であるから今作ではなに一つ解決されていないが、>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.5

過去と今を重ね合わせて、これからを見据えていく中で自分の存在を見失う様子が強気で荒っぽい性格の裏で表現されていてなんとなくの理解はできたが、自分にはあまりよくわからない感覚ではあった。疲れたというより>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.7

重厚で深みのある物語である割に展開としては案外淡々としていて、そこまで盛り上がりの雰囲気は見せなかったが、逆に言えば殺伐としていて、その作品の雰囲気が描かれる出来事の暗さと上手くマッチしているように感>>続きを読む

同級生(1998年製作の映画)

3.5

親や周囲から理解されず、孤独を感じていく主人公の辛さが描かれていながらも、人気者の同級生と過ごす中で愛や幸せを感じていく様子も描かれていて感動しやすい物語だった。周囲の冷たい対応だけでなく、理解を示す>>続きを読む

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

2.0

ラブホテルで働く人や訪れる人たちそれぞれの悩みが描かれているが、彼らのエピソードはどれも語りのみかつ悩みを提示しただけで他の話に移り変わっていくからか、少し薄く感じた。どれもやるせなさを感じさせるもの>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.5

不慮の事故で死を遂げてしまったある男が何者であったのかを探る物語。物語や設定はサスペンスらしいものだったが、ヒューマンドラマとしての魅力が強い作品だった。切り離すことのできない過去や変えられない自分の>>続きを読む

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.5

会えることに喜びや幸せを感じつつも、同時に直視しなければならない現実や辛さも募っていく主人公とヒロインの複雑な心境が丁寧に描かれていて、絶え間なく動き続ける世界の中で立ち止まる様子が切なかった。そうし>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.0

精神病棟に収容された3人の超能力者たちが医師から能力は妄想であるというカウンセリングを受けていく物語。
現代社会に溶け込ませたような世界観の中での善vs悪を描いているからか、アクションにしても映像の魅
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

アニメならではの魅せ方や音楽の素晴らしさが多く表現されていて、どれも演奏される音楽の邪魔をしない形で演出されていたように感じた。聴く者を魅了し、感情を昂らせる圧巻の演奏が印象的で、描かれている物語や演>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.0

燃え上がる炎のシーンは迫力があり、人の手に負えないほど規模が拡大していく森林火災はかなり脅威的なものだったからこそ、立ち向かい、利用しようとする主人公の勇敢さを感じられた。
過去の出来事にトラウマを抱
>>続きを読む

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.5

裏で陰口を叩きながらも表では仲良く振る舞う女学生の”日常”は想像がつきやすいものながら残酷で怖くも思える世界だった。学校の中心でいたい女子たちの陰湿な争いが延々と続き、人付き合いの難しさを感じるような>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.0

スリラーの部類ではあるが、前作とはジャンルもストーリーも別物で、ある意味新鮮だった。主人公目線で圧倒的恐怖の対象だった盲目の老人が味方となる心強さと同時に盲目というハンデを背負った者ならではの戦い方も>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

2.5

犯罪を犯した特殊な性癖を持つ者を理解されないものとして登場人物が捉えているように感じる部分があったからか、”普通”の人は迷惑をかけられなければ特殊な性癖を持つ人なんてどうでもいいし、社会が生きづらいと>>続きを読む

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.0

飛行機に乗るまでの時間に見知らぬ女性からとある殺人についての話を聞かされる建築家の物語。真相や結末を踏まえた上で生じるそれまでの展開で起こっていたことの疑問点は多々あったが、会話を重ねていくことで気に>>続きを読む