LEGIONさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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スマイル(2022年製作の映画)

3.0

喜びを表現するのに用いられる笑顔をホラーの要素として使い、見事に怖さを演出していた。理由の不明瞭なものはたとえ笑顔でも怖いということを思い知らされ、登場人物たちの笑顔が記憶に残りやすかった。ただ”それ>>続きを読む

60セカンズ(2000年製作の映画)

2.5

現実的な見方を追求してしまえば物語は成り立たなくなってしまうのだろうが、警察の犯人逮捕のための行動や考え方はひどいレベルで、主人公たちのやりたい放題にされているように見えた。
主人公の兄弟としての絆や
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

3.0

班長の亡骸や埋蔵金を探す旅の過程で過去を思い出して芽生えてくる感情や戦後の人生における悩みが登場人物同士がぶつかり合う様子は面白く思えた。
テーマとして投げかけられる差別意識や偏見は物語に全員が考える
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フィール・ザ・ビート(2020年製作の映画)

3.5

オーディションで失敗をしたダンサーが帰郷した先のダンス教室に通う子供たちの講師をすることになる物語。作中披露されるパフォーマンスは可愛らしいもので、子供たちの魅力である明るさや活気さがよく表れてるもの>>続きを読む

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.0

アクションの場面やシリアスな場面など空気感の作り方が上手く、ほとんどのジャンルが過不足なく詰め込まれた笑いあり涙ありのアニメーションだった。アニメならではの演出も程よく取り込まれていて、物語を妨げない>>続きを読む

フラクチャード(2019年製作の映画)

3.0

怪我の検査してもらいに行った娘と付き添った妻が一向に戻って来ず、主人公が真実を突き止めようとする物語。全ては主人公の妄想なのか、それとも病院全体が隠蔽を図ろうとしているのか、2択に絞られてしまうものの>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.5

若き富豪の多くを語らないミステリアスな雰囲気や未知なるエロさがサスペンスに似たような空気感が演出され、盛り上がりを見せる場面でより気分やノリを良くする音楽の挿入が為されていて、これらを除けば物語はただ>>続きを読む

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

2.5

物語は真面目かつ丁寧な印象を受けたが、サスペンスとして一向に盛り上がりを見せず、見せ場もあまりなかったように感じた作品だった。物語の軸となる誘拐事件の犯人も後出し要素が多く、伏線が張り巡らされているわ>>続きを読む

ザ・トリップ(2021年製作の映画)

3.5

それぞれの計画や思惑が重なり合って物語の始まりからは想像できないようなカオスな状況に陥っていくため物語の面白さで一定以上楽しめた。それに加えて容赦無く乱射され、殴られ、肉片が飛び散るバイオレンスなアク>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.0

各キャラクターを推すファンに向けたサービスが多く、それまでの関係性を含めてよりキャラクターを好きになれるような作品になっていたが、カッコ良さを演出するためだけに物語に無理矢理詰め込まなくて良いようにも>>続きを読む

耳をすませば(2022年製作の映画)

2.5

アニメで通用するような登場人物の仕草や行動を実写で表現されるとやはり違和感を感じてしまい、少しながら安っぽく見えてしまった。
物語は恋愛面で見ればそこまで面白くなく、惹かれるような展開になっているよう
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ソウ(2004年製作の映画)

3.7

見知らぬ場所で鎖に繋がれて目を覚ました男2人が強制的に死のゲームへと参加させられる物語。監禁された2人の共通点や犯人の正体など物語が進むにつれ徐々に明かされていく構成と思いがけない展開が組み込まれたミ>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.7

近未来的な世界観とレトロ感のある楽曲のアンバランスさが作品としての特色を演出していて、内容としてもアクションやSF、家族愛というどのジャンルも満遍なく楽しめるよう構成が為されていたためエンターテイメン>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

2.0

閉鎖的な村で借金暮らしをしている主人公の身に起こる過酷な出来事を描いた作品。閉鎖的な村であることから断ち切りたくても断ち切れない仕事仲間や母親との人間関係に苦しみ、借金を抱えていることから今の状況を抜>>続きを読む

好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.5

今まで好きになった男子たちに書き溜めていたラブレターがひょんなことから本人たちに届いてしまい、そこから芽生える恋愛模様を描いた作品。青春ものの恋愛としてはくっついて離れてという良くも悪くも王道な展開の>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

狂人じみた敵ではなく、組織全体との戦いに重きを置けば消化不良な終わり方ではあったが、物語全体を通して見れば十分に楽しめる作品だった。アジアや欧州など各国に舞台を点々としていくだけで物語の規模感を感じら>>続きを読む

とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.5

家で匿うことになった脱獄犯と心を通わせていくようになる母と息子の姿を描いたヒューマンドラマ。心に傷を抱えている母が脱獄犯と関わっていく中で心が満たされていく過程や母の回復と脱獄犯の優しさに喜びを感じつ>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

ヤクザとして生きた男の半生を描いたヒューマンドラマ。時代とともに変化していく社会とヤクザの存在が分かりやすく捉えられていて、ヤクザとして生きてきた人たちがしていく選択を丁寧に描いていた。
ヤクザが社会
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

築50年のアパートに越してきた孤独な男性が隣人や大家と関わり合いながら日々を過ごしていく姿が映し出されたヒューマンドラマ。物語として起こる出来事は特にないが、淡々とした日々の中で得られる小さな幸せがし>>続きを読む

AK vs AK(2020年製作の映画)

3.7

番組中に大喧嘩した落ち目の映画監督が喧嘩相手である俳優の娘を誘拐し、困惑する様子を映画として映像に収めようとする物語。主人公のアシスタントが撮るカメラから映像が映し出されているためドキュメンタリーのよ>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.7

娘が父親の入所した刑務所に入り浸り、刑務官もそれを黙認するというリアリティを重視すれば納得のいく物語ではなかったが、その自由な物語設定が組み込まれた構成であることによって家族愛として友情ものとして得ら>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

3.0

大人の色気と過激な発言で気まずさを生むヒロインと世間知らずかつ純粋すぎるが故に気まずさを生む主人公という一緒にいることで終始微妙な雰囲気が流れる関係性は面白くて、一見相性が良くないように思える2人が徐>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.0

新宗教の信仰をしている両親のもとで育てられている娘の葛藤を描いたヒューマンドラマ。学校の教師や生徒という外側からの客観的な感覚、母方の兄や主人公の姉という内側からの意見によって新宗教の無根拠さを理解し>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

2.5

意図したものなのだろうが、抑揚のない演技や感情を一切見せない無表情が何を目的として行われているものなのかがわからず、ただただ不自然だった。登場人物の心情描写でなく出来事に焦点を当てるためか、不運な出来>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.5

気持ち悪くて不気味さのあるエイリアンの造形は健在で、前作よりも対決らしさが増していて盛り上がりが多い作品だったため楽しみやすかった。エイリアンの特性は明かされているから未知なる怖さは前作よりは薄く、意>>続きを読む

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

時代や舞台など作品の世界観と詩的なセリフのアンバランスさが新鮮ではあったが、上手く組み合わさっているような印象は受けなかった。くどい言い回しや小難しい表現がそもそも苦手だったからかも知れないが、2人の>>続きを読む

偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

3.5

自宅軟禁させられている時期大統領候補の盗聴をすることになった男を描いた物語。感動しやすいエモーショナルなヒューマンドラマや場の和むコメディ、権力の惨さが垣間見えるサスペンスなど多種のジャンルがバランス>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.5

物語は二転三転していくサスペンスとして魅力的な構成にはなっているが、二転にしても、三転にしても登場人物の行動や考えに計画性が無さすぎてその場しのぎのものにしか見えなかったからあまり凄さを感じなかった。>>続きを読む

デス・レース(2008年製作の映画)

3.0

刑務所内の囚人たちによる殺し合いのレースに参加させられた元レーサーの活躍を描いたアクション映画。アクションがメインであり、見せ場でもあるからストーリーはあってないようなものなのかも知れないが、刑務所所>>続きを読む

クレイジー・パーティー(2016年製作の映画)

2.5

取引先との契約を成功させるため、主人公たちが自分たちの会社に良いイメージを持ってもらうためクリスマスパーティーを開くドタバタコメディ。真面目な性格だったり、規律を重んじていたりする社員たちが段々と頭の>>続きを読む

コンカッション(2015年製作の映画)

3.5

引退したアメフト選手たちの身に相次いで起こる脳の異常を発見した医師がそれを否定するNFLに対して闘う物語。選手をビジネスの道具として扱っているようにも感じられるNFLの対応と何かもわからないものに蝕ま>>続きを読む

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

3.5

妻に先立たれて一年、夫とその息子の元に再び現れて育まれていく家族愛を描いたヒューマンドラマ。梅雨という心が沈み込むような時期が舞台となっているが、作品としては温かい雰囲気と上手くマッチしていて少しばか>>続きを読む

遠い夜明け(1987年製作の映画)

3.7

趣旨は一貫していながらも、作品の前半と後半とでジャンルや物語の志向が若干変わっていて最後まで飽きずに見ることができた。後半にかけてはある程度の緊張感が得られるもので、実話ベースだから変更しようがないが>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

3.7

地球に向かう宇宙船が信号を受信した惑星に降り立ったことで起こる恐怖を描いた作品。単純なジャンプスケアが多く組み込まれているような気もしたが、エイリアンの正体がわからない点から生じる未知の怖さや宇宙船と>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

2.5

自分の汲み取り能力が低いからか、作品として全体的に描きたかったことが少し不明瞭に思えて、親の認知症や家族間の確執などの要素を抜きにした時に物語やその展開を通して感情を揺さぶられることはあまりなかった。>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

展開がよくわからず、突き動かされる主人公にもあまり理解ができなかったからか、感情移入がしにくくて結果的にあまり感動もできなかった。親子の確執や野球への愛などファンタジーの要素を通してわかりやすく表現さ>>続きを読む