ねーねさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.5

懐かしの名作。

当初は観ていて結構しんどかった。
なぜなら病を患っているデニーロの演技があまりにもうますぎるから…

内容の良さはもちろんなのだけど、もはやロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズの
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レインマン(1988年製作の映画)

3.4

原作が好きなのよね、レインマン。
あと、このジャケット写真も。
この80年代後期らしい乾いたフィルムの映像感に加え、ありがちなテーマだけど、しっちゃかめっちゃかな兄弟のロードトリップってのがまたよくて
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.4

偏屈で女好きの口うるさい盲目の退役軍人と、名門高に通う真面目な男子学生の心の交流を描いた傑作。

泣けるヒューマンドラマといったらこれでしょう。
落ち込んだ時に観たくなる映画、ベスト5。
自分の信念は
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

公開時からずっとずっと気になって、でも怖くて見れなくて、でも気になって…を繰り返していた社会派ブラックコメディ。
途中までは確かにスリラーであり、ホラーだったが、これは間違いなくコメディだ。
そして思
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.3

現代における「女としての生きづらさ」を可視化した本作。
高学歴でキャリアを持ちながらも、妊娠と育児を機に社会から断絶されなければならなかった女性の苦しみを映し出す。
誰もが「そう、私も」と頷きたくなる
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.0

白人セレブが娯楽のために一般市民を選んで「人狩り」するという、トンデモ悪趣味すぎる社会派ブラックコメディ?サバイバルアクション。
ブラムハウスなのでもっとホラー寄りかと思っていたけど、想像以上にアメリ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2

舞台はフランス、ブルターニュ地方。
冷たい海風と灰色の空。
視線と視線が交差した瞬間、そこに生まれる感情は、まさしく炎のようだった…

結婚を強いられる貴族の娘、エロイーズ。
お見合いのための肖像画を
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.3

ハリウッド音楽界の大物トップスター・グレースの雑用アシスタントとして働くマギーが、胸に秘めた音楽プロデューサーの夢を追いかける姿を描く、まさしく「ネクスト・ドリーム」な本作。
往年のスターは昔のヒット
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.5

人生について、深く語りかけられる3時間だった。
さすがのエドワード・ヤンの屈指の名作。
映画館でこのフィルムの世界観を味わえてよかった。

人々の「自分では見えない後ろ姿」の写真を撮り続けるヤンヤンが
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.4

デンマークの農村で暮らす女性クリスと、身体が不自由な叔父さん。
ふたりが過ごす静かでおだやかな変わらぬ毎日と、そこに訪れる「人生の転機」を描くヒューマンドラマ。

北欧のカラリと乾いた空気感のなか、繰
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.3

迫りくる認知症の恐怖と喪失感を、患者であるアンソニーの目線から描き出すサスペンス・ドラマ。
家族が認知症になって…というような作品は多々あれど、まさか本人の味わう世界をそのまま見させられるとは。

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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.4

男が女をメンヘラにさせるのではなく、メンヘラが自分をさらにメンヘラにさせるのである…
そんな現代の恋愛映画、に見せかけたホラー映画。
ああ、怖くて震えた。

日々芸能界のオーディションを受けながら、夢
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.1

大好きなナターシャ、ついにようやく(本当にようやく…)の単独主演作品!!
いままであまり明かされなかった彼女の素顔、今の彼女をつくりあげた過去のこと、余すことなく凝縮された最高のスピンオフだった。
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

でかいもの VS でかいものって、最もテンションのあがるシチュエーションと信じてやまない私です。
実はこのシリーズ初見だったのだけど、大画面で見るゴジラとコングの迫力といったら!!
怪獣好きにはたまら
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少年の君(2019年製作の映画)

4.4

素晴らしい作品だった…
中国の社会構造が生み出す若者の心の闇を強烈に提起しながらも、すりきれるように切ない愛の物語で包み込んで離さない。
止まらない歯車のように回り続ける怒りと悲しみの連鎖を見て、我々
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

3.3

イジメで自殺してしまった女の子ローラがインターネットを介して同級生に呪いをかける、現代の闇系ホラー。
みんなで楽しくSkype通話する、平凡な高校生たちの夜。
その会話に突如謎の人物が乱入し、なぜか亡
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スクリーム(1996年製作の映画)

4.0

さすがど定番ホラーだけあり、かなり面白い。
映画としてのバランスが秀逸。
名作なのに、今までホラーへの苦手意識ゆえ観ていなかったのがもったいなかったな。

「ホラー映画あるある」をわんさか詰め込みつつ
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.0

初代チャッキーがリブートされ、今回の主役はなんとAI搭載型チャッキー!

ブードゥー教かなんかの呪文で犯罪者がチャッキーに乗り移るオリジナル設定は、もはや無かったことに…
昔の口が悪かったチャッキーは
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BLACKPINK THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.6

大好きなBLACKPINKのライブ映像を、大音量&大画面で観れて大満足。
だいたいどの曲も網羅されてて、たっぷりフル音源で聴かせてくれる。
臨場感を味わいたいファンには是非おすすめしたい!(こんなご時
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.4

舞台はNYの移民の街、ワシントン・ハイツ。
どんなに貧しくても仲間たちと支え合いながら夢を追う若者たちの姿を、情熱的なラテンビートに乗せて描くミュージカル。

監督は「クレイジー・リッチ!」のジョン・
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.4

詐欺師とスリ師の騙し合いロマンス。
恋した相手ははたして最後まで嘘つきなのか、それとも愛のために変わるのか…?

テンポよく二転三転するストーリーは、「フォーカス」を奪ってスリをするニッキーとジェスそ
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.3

私のめちゃくちゃ好きな「第九地区」「チャッピー」の監督、ニール・ブロンカンプの作品で唯一見ていなかった本作。

時は2154年、腐敗した地球から逃れて宇宙コロニー「エリジウム」に住まう富裕層と、地球に
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.3

デヴィッド・リンチの有名なデビュー作。
お恥ずかしながら未見だったのでチャレンジしてみたところ、想像以上にグロテスク・不快度指数が高すぎて吐きそうに…

とりあえず最初から最後まで夢と現実の境目が不明
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.8

ボストンマラソンテロ。
この事件、当時ニュースになっていたのをよく覚えてます。
テロそのものの恐ろしさは当然ながら、まさかこのような銃撃戦が行われた末の逮捕だったとは知らなかった。
街を全面封鎖まです
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サマー・シャーク・アタック(2016年製作の映画)

1.8

湖の花火大会に訪れた仲良し家族に、6匹のオオメジロサメが襲いかかる!!
サメのお目目がきゅるんきゅるん。
キャラに愛着湧くだけまだマシなサメ映画でしたね。
ハリソンがイケメンだし妹可愛いし。

最後の
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シャーク・ショック(2017年製作の映画)

1.6

電気うなぎならぬ、電気ザメと戦う映画。
B級というかZ級というか、くだらなさすぎてもはやツッコむ気力も無くなるくらいただのふざけたコメディ。

よくわからんアホなヒッピー集団の村が、悪徳支配者とサメに
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スターリングラード(2000年製作の映画)

3.4

これはまさにエンタメ性高め、バランス良しの大衆向け戦争映画の筆頭ですね。
2時間超えを感じさせぬ、スリリングで飽きさせない展開が素晴らしい。

独ソ戦における、ソ連の工業都市スターリングラードで繰り広
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.6

学校内で当たり前のようにはびこる女性差別に立ち向かう、女子高生たちのガールズエンパワーメントムービー。
青春映画と一括りにしてはいけない、「今」観るべきアツい作品だった。

わたしが日頃からフェミニズ
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パージ(2013年製作の映画)

3.1

昔から地味〜に気になってたぶっとび作品。
なんとなく夜中に見てみたら、想像以上にシュールな展開で笑ってしまった。

犯罪抑制のため、1年に1回だけ、12時間の間どんな犯罪も許されるというトンデモ法律が
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ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

4.0

まだティーンだった頃の淡い思い出。
それは年上の男性との、ちょっぴり背伸びしたひと夏の恋。
厳格で自分に無関心な両親から守ってくれ、本当の自分を愛してくれる初めての恋人…だった、と思っていた。

当時
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.6

先日『ファーザー』を観た流れで、アンソニー・ホプキンスの名怪演を再び。
静かな残虐性に満ちた薄暗い空気感にゾクゾクする…
殺人鬼の話だからと言ってそこまでグロさはないし、意図的に演出された死体の芸術的
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.0

舞台は南フランスの美しきリゾート地。
2人の女詐欺師の殴り合い合戦。
心優しき金持ちIT王の心と金を奪うのは、果たしてどちらの女神なのか…!?

とにもかくにもビューティフルなアン・ハサウェイと、何や
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.4

ガイ・リッチーが贈る、ワルとワルのワルの三つ巴によるスマートクライムアクションコメディ!

大麻ビジネスの帝王ミッキー(どセクシーな愛妻家マシュー・マコノヒー)が巻き込まれたとある事件を皮切りに、ビジ
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.9

素晴らしかった。
BLMのきっかけでもある、2020年の黒人ジョージ・フロイド氏が警察に路上で殺された事件を受けて制作された、黒人差別への怒りと悲しみと皮肉に満ちたショートフィルム。

フロイド氏だけ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.3

オーソン・ウェルズの歴史的作品、「市民ケーン」。
その脚本を書いたハーマン・J・マンキーウィッツを主人公に据え、ハリウッド黄金期を舞台に作品誕生の裏側を描く。

「市民ケーン」自体は観たことがあり、各
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.4

舞台は真夏のパームスプリングス!
青い空と白い雲!
プールと浮き輪と缶ジュース!
地割れする砂漠!飛び交う弓矢!?
家族勢揃いの愛に溢れたウエディングパーティから突如はじまる、どたばたタイムループラブ
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