ねーねさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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愛なのに(2021年製作の映画)

3.3

やっぱり良いわぁ、城定秀夫×今泉力哉だなんて私得すぎる。
独特の間がある空気感はもちろん、一見なんでもなさそうでどこにでも転がってそうなんだけど、いやそんなわけあるか~いって突っ込みたくなるような、絶
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.7

映画って理屈じゃない、と改めて思わされた。
それくらいパワーに満ち溢れていた。
4時間の長尺なんて関係ない。
ただひたすらにみんなのむきだしの愛をドロップキックみたいに受け続け、エロもグロもクレイジー
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シラノ(2021年製作の映画)

3.2

ピーター・ディンクレイジとヘイリー・ベネットの中世ミュージカル恋愛もの、というのに惹かれて鑑賞。

予告編から大きく期待を上回ってくることはなかったけど、彼らが人生をかけて振り回される愛の「純さ」には
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キスから始まるものがたり3(2021年製作の映画)

3.0

ノアはクロエと付き合って、エルはマルコと付き合えばいいのにって500万回思った映画だった。
とはいえやっぱりLAの夏は青春の権化!
あんな夏、過ごしてみたかったな。

しかし、マリカーは全世界共通の娯
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キスから始まるものがたり(2018年製作の映画)

3.0

スコア3点のお手本みたいなラブコメ。
キスブースであそこまで盛り上がれるなんて楽しそうでいいよね!

話としては可もなく不可もなく。
ノアのディズニーチャンネル最強スターアイドルっぽさに脳天をガチンと
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.3

確固たる主人公の不在感、不穏で不気味なBGM(ジョニー・グリーンウッド劇伴ってあとから知りました)、西部劇と思わせてサスペンスにしか見えないおどろおどろしい空気感、性的な雰囲気さえ感じさせる艶やかな馬>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.4

いまや当たり前のように存在しているハイブランド、グッチに隠された泥沼のような戦争の歴史。
わたしにとっては初めて知ることが多く、なにもかも驚きだったし、事実は小説より奇なり、とはまさにこのことかと。
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.0

御年91歳イーストウッドの主演監督作ときたら観ないわけにはいかない!
そう意気込んだ本作だったけれど、正直すこし拍子抜け…

「強い男」に憧れるメキシコの少年ラファと、かつて持っていた人生への情熱を失
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

マーベルもとい、スパイダーマンシリーズが好きでよかったと心から噛み締め号泣し胸がいっぱいになった。
大傑作すぎてわたしのコトバじゃ伝えきれないけど、とにかく言えることはただひとつ。
ピーターパーカー、
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

どうして悲劇はこんなにも美しく見えるんだろう。
いや、悲劇に見せかけた宇宙規模の喜劇、の間違いか。
結局のところ、上なんか見てないで目の前の大事な人生を見つめなおしてみるほうがはるかに有意義なのかもし
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ラブ・ハード(2021年製作の映画)

3.1

マッチングアプリの出会いでいかにもありえちゃいそうな、イマドキ感あふれるドタバタラブコメ劇場。
そんなアホなって展開も多いけど、勢いでなんとなく納得しちゃう感じは、ピザ片手に見るクリスマスムービーには
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シングル・オール・ザ・ウェイ(2021年製作の映画)

3.4

超王道クリスマスラブコメのゲイカップル版。
なのに飽きずに最後まで観れて、しかもあまりの愛らしさにキュンとしてしまったのは、主人公ふたりがチャーミングだったから?

クリスマスに家族に会わせるための偽
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死霊館(2013年製作の映画)

3.0

マリグナントが公開されているので、リストにずっと入れていた本作を鑑賞。
怖すぎて、思わず野太い声が何回か出た。

とにかく観客を驚かすことに全振りしてて、ホラーとしてはすごく良い。
呪われた人形だの、
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ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)

3.3

スクールカースト青春ものラブコメとしては、THE中のTHEを貫く王道ストーリー。
結局その手の作品が好きになれるかどうかは、キャラクター自身を好きになれるか否かだと思っているんだけど、主人公ふたりと妹
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.8

この結論に内心スカッとしてしまう自分の人間性が一番怖いし、それを目論んでニヤニヤしてそうなラースフォントリアーの顔が浮かんで眠れない。

人間なんてみーんな自分さえよければいいんだよね。
どんなに上辺
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

MCUフェーズ4への壮大な幕開けを感じさせる、新章エターナルズ。
いやはや、これから始まるぜ!!おまえら見とけよ!!感ビッシビシで、ワクワクが止まりませんでした。
 
紀元前?ギリシャ神話?スケールが
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汚れた血(1986年製作の映画)

3.5

アレックス3部作2つ目。
相変わらずの詩的な美しさが漂う。
計算し尽くされた耽美さに魅入ってしまった。
青、赤、白が印象的。トリコロール。

ジュリエット・ビノシュが天使すぎて、そりゃアレックスもモダ
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.8

若い青い恋のしがらみとときめき…
ため息が出るほど、詩的で美しい画の連続。

とくに好きなのは、タップダンス、キスするカップルに投げ銭するシーン、レコード万引きするシーン、赤ちゃんをあやすシーン、ラス
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.7

生と死。
家族の愛。
死神との出会いを通して自分の人生の意味を知る。
でも同時に、死神も生を通して死の意味を知ったのだ。

こんなん泣きますわ。
ボロ泣き。
ラストシーンの花火まですべてが耐え難いほど
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セッションズ(2012年製作の映画)

3.1

関連作に出てきたので、ふと思い出しレビュー。
首から下が麻痺して動かない障害のため、未だかつて性の喜びを知らない主人公と、セックスセラピストの女性が出会い、身も心も解放されていく…的なお話。

正直な
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.4

よくあるくだらないラブコメかと馬鹿にしてたら、正反対のシリアスなストーリー展開に拍子抜けさせられた。
こういうのもジャケット詐欺だと思いますよ!!??

若くしてパーキンソン病を患うアン・ハサウェイと
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

シャマランがちゃんと映画を撮ってる!!!!
これは、間違いなく誰もが楽しめるエンターテイメントだ。
シックス・センスに続く、シャマラン入門作の仲間入りを果たしたといってもいいだろう。

このビーチでは
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

1.1

卒業パーティーで集まった高校生たちを待ち受けていたのは、ウォータースライダーに仕掛けられた鋭利な刃物!!
一体誰がこんなことを!?
高校生たちが次々スラッシュされ、あっという間にプールが血みどろに…
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.4

さすがはショーン・レヴィ監督、相変わらず笑えて泣けるポップコーンムービーを作らせたら右に出る者はいない!
「トゥルーマン・ショー」と「レディプレイヤー・ワン」を掛け合わせたような本作、誰が観ても楽しめ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

初めての恋。
初めてのキス。
初めてふたりで過ごした夏の夜。

彼がいるだけで、毎日が輝いてみえる気がした。
彼がいるだけで、ボートでの日光浴も、ありふれた服屋のトレーナーも、映画館のポップコーンも、
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ナンバー23(2007年製作の映画)

2.6

コメディじゃないジム・キャリー2つ目。
ナンバー23という本を妻に渡されたことをきっかけに、「23」という数字に囚われはじめてしまう男のサスペンス。

昔WOWOWかなんかでやっていて、なぜかやたらと
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ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

2.1

期待が大きすぎたのか、ピースフルすぎるというかキラキラしすぎというか、毒がなさすぎて逆に辛くなっちゃった系のティーンエージャー青春ムービー。
この不思議なアプリを使えば、なんでもステータスが上書きされ
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ラブ、ウェディング、リピート(2020年製作の映画)

3.2

まさしく、ラブ・ウェディング・リピート。
何がリピートなのか?一度見てみればわかるはず!

結婚式で起こった惚れた腫れた不倫や浮気やあれやこれやの騒動に、途中で突然起こるまさかの展開に目が離せない。
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マジェスティック(2001年製作の映画)

3.2

コメディ色ゼロでまじめなジム・キャリー。
記憶を失った男がたどり着いた小さな町で、戦死したはずのルークと顔がそっくりだったがゆえに、彼が奇跡の生還を果たしたと誤解されたまま暮らすことになり…というお話
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光をくれた人(2016年製作の映画)

2.7

実際の夫婦でもあるアリシア・ヴィキャンデルとマイケル・ファスベンダーの共演に惹かれて観たけど、まったく刺さらなかったなあ。
ヨーロッパ版「八日目の蝉」みたいなお話。

暗い灯台と海、恋人とのささやかな
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.2

数学の天才という「ギフト」を持って生まれた少女メアリー。
姪っ子である彼女の「ギフト」を知りながらも、彼女自身が自由に生きられる道を守るために奮闘する叔父フランク。
数学の道へなんとしてでも進ませるた
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

とにかくタイトルが好き。
精神病院に入棟した無鉄砲な男が、言われるがままに生きてきた患者たちに「本当の自由とはなにか」を示すヒューマンドラマ。

この映画を見た当時、ロボトミー手術の歴史について調べ回
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.5

懐かしの名作。

当初は観ていて結構しんどかった。
なぜなら病を患っているデニーロの演技があまりにもうますぎるから…

内容の良さはもちろんなのだけど、もはやロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズの
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レインマン(1988年製作の映画)

3.4

原作が好きなのよね、レインマン。
あと、このジャケット写真も。
この80年代後期らしい乾いたフィルムの映像感に加え、ありがちなテーマだけど、しっちゃかめっちゃかな兄弟のロードトリップってのがまたよくて
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