ねーねさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

4.3

清々しいほどのハッピーエンディングでご都合展開だけど、なぜか涙が溢れるのはなんでだろう。
ずっと気になってた映画で、私ももう30歳越えたわけだからこの機を逃すまいと鑑賞。
そしたらなんかもう忘れてた純
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.4

シリア、内戦のさなか。
生まれたばかりの幼い娘と夫と暮らすジャーナリスト、ワアドが撮り続けた、文字通り「決死」の映像ドキュメンタリー。

気軽に感想を述べられるような映画ではないけれど、これが戦場で生
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

原作すべて読んでからの鑑賞。

マンガを読んでいるだけで映像と音が浮かんでくるくらいに臨場感があったけど、当然リアルな音が付いたときの感動は比にならない!
ジャズが、生きてた、踊ってた。
大のサックス
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

いや~、久しぶりに映画に頭の中を引っ掻き回された気分。
トリッキーすぎて「何をおっしゃっているのかしら?」とエブリン気分でパラレルワールドに浸かっていたけど、あぁこれは家族のお話だったのね。
オスカー
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ジ・エンド(2011年製作の映画)

4.3

ろう文化を生きる人々と、耳が聴こえる人々の社会(あえて「一般社会」「健常者」とは書かない)を描く、短編モキュメンタリー。
もし近い未来、聴覚障害を完璧に治療出来る技術が実現したら、我々は、聾者の人々は
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.4

ノア・バームバック監督の作風が好きで、何気に結構観てきている。
その中でも、たぶん今作は特にクセが強め。

監督はニューヨークの人なので、そのあたりが舞台の作品が多いが、今作はアメリカの資本主義社会と
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クルーレス(1995年製作の映画)

3.3

アリシア・シルバーストーンの可愛さが異常な映画。
THE 90年代ガールズムービーの勢いで全部どうにかしようとする感じ、ファッションや音楽の中毒感が好き。
私がこの時代にこの見た目に生まれてたら、毎日
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.2

ヒッチコックの作品は過去に色々観てきているけど、見逃していた名作「ダイヤルMを廻せ!」。
わたし的に、ヒッチコックの中でもかなり上位に食い込む面白さだった!

不倫する妻と不倫相手の推理作家、そしてふ
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サンタに化けたヒッチハイカーは、なぜ家をめざすのか?(1998年製作の映画)

3.0

サンタのコスプレで砂漠のど真ん中に置き去りにされた主人公が、クリスマスまでに家に帰るためにヒッチハイクしまくる愛と友情のドタバタロードムービー。いやコメディ。

設定からしてかなりブッ飛んでるだけに、
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グランピーキャットの最低で最高のクリスマス(2014年製作の映画)

1.7

人の言葉を喋るぶちゃいくな猫・グランピーキャットが主人公の、ホームアローン的クリスマスムービー。
心優しい女の子が強盗から猫を救ったことをきっかけに、夜のショッピングモールにて、ふたりVS間抜けな強盗
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

これぞジョーダン・ピールのつくるSF、だ!!
いつだって期待してた以上のものをくれる、観たことのない景色を見せてくれる。

雲の上で予測不能な動きをする未知のUFO(らしきもの)を探して空を見上げる主
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

ジュラシックシリーズファンとしては、旧作メンバーとの再会が一番の見どころすぎて超絶盛り上がってしまったので、あとはもうお決まりなのでって感じ。
新旧をうまくまとめ上げて集大成にしたい意志はものすごく感
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

周りのひとたちに常に感謝しながら、一緒にいれる時間を大切にして生きていきたい。
とても詩的で美しい空間だった。
窓の外で風が鳴らす音とか、茶葉が舞う空気とか、そういうのってすごく「生きてる」って感じが
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

2.9

目黒連のファンなので観ました。すみません。
なので、あらすじをろくに観ずにラブストーリーかと思って行ったら、めちゃくちゃホラーで笑いました。
でもいいと思う、純愛ってさ…いいよね…

でも申し訳ないく
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バビロン(2021年製作の映画)

3.1

私はデイミアン・チャゼル監督の映画は全部大好きで繰り返し観ているほどのファンだし、そもそも「映画」「ハリウッド」そのものを愛しているので、まあこれはブッ刺さるだろうという過大な期待をしたのがいけなかっ>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.3

悲しい。でも、すごく好きな作品。
さりげないのに、実直で現実的で。
揺れるカーテンやさざめくベッドシーツの影のような「一瞬、でも確かにそこに存在する空気」を切り取るように、大切な人の髪をやさしく撫でる
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.3

余すことなくバズ・ラーマンワールドを楽しめる、新たな形の伝記映画。
頭からつま先まで稲妻みたいに衝撃が駆け抜ける圧巻のライブ映像は、音楽というよりも"エンターテインメント"…

エルヴィス・プレスリー
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ホンモノの気持ち(2018年製作の映画)

3.5

人間のように話し、人間のように世界を見て、食べ、眠り、喜びや悲しみも感じることのできる機能を持った次世代AIの"Zoe"。
彼女は"人間“に恋をした。
そして、いままで踏み入れることのなかった"AIと
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.3

船を転覆させることにおいてジェームズキャメロンの右に出る者はいないな…

という冗談はさておき、映像のすばらしさに息を呑む、ってまさしくこういうこと。
どういう脳みそしてたらこんな美しいものが描けるの
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.4

幼い頃、車乗ってるときに窓開けたら絶対手とか顔出したらダメよ!!危ないからね!!って母から口酸っぱく言われてた理由が明白になった瞬間だった。

音で驚かさない系のホラーが一番怖いんだよなぁ。
あとママ
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.9

古来よりファンタジーの金字塔として名高い指輪物語シリーズの、偉大なる第一章。
ドラマシリーズ「力の指輪」のリリースにあわせ、ついに夢にまで見たIMAXでの鑑賞を叶えることができたので、もはや私にとって
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ビール・フェスタ 無修正版 〜世界対抗・一気飲み選手権(2006年製作の映画)

1.5

ドイツのビール早飲み大会に巻き込まれたアメリカ人のめくるめく対決を描いた、夏のパーティームービー。
最初から最後まで観る意味なかったなと思わせてくれる感じ、たまらんですね。
無修正とか言ってるけど、そ
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ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年製作の映画)

2.0

全体的に意味がわからなさすぎてずっと腹抱えて笑ってた。
もうここまでくるとB級とかの枠を超えて、もはやエンターテイメント。
霊界のサメ召喚する時点で出オチ感がすごいが、半透明のサメちゃんがだんだん可愛
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ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)

1.0

夏だし、ジュラシックワールド公開してるし!と思って鑑賞。
シャーク系は久しぶりに観たけど、いままで観たなかでもトップクラスのB級…
いや、級をつけることすら烏滸がましいほどの低クオリティさに驚きを隠せ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

モノクロだからこそ伝えられる感情って、絶対にある。
オシャレぶったモノクロの映画は好きじゃないけど、「ベルファスト」は、人々の感情や日々を彩る音楽の美しさを伝えるためにその手段をとったのだと理解できた
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

私、こういうイカれてる話が好きでたまらない。
ポール・T・アンダーソンらしい、70年代アメリカへのラブに溢れまくった超私的な超大作。
簡単にまとめてしまうと、ボーイ・ミーツ・ガール、ボーイ・リーブ・ガ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.9

わかるよ!わかるよ!!
なんにでもすぐ興味が湧いちゃって、いい年なのにぜんぜん落ち着きなんてなくて、周りの同年代が気づいたら穏やかな家庭を築いてるとか、チャントしてることが偉いんだとか、頭の片隅ではわ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.1

私は、いわゆる日本の「お涙頂戴もの」が好きではない。
小学生のころから、さんざん「恋空」だの「レイナの物語」だの「世界の中心で愛を叫ぶ」だの、恋に落ちた主人公が病気の恋人を失って日本中が大号泣、みたい
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.4

これだからTHE 王道ハリウッド映画ってやめられないんだよなあ〜って思わせてくれる。
Danger Zoneと戦闘機の轟音が大画面に鳴り響いた瞬間にはもう、思わず身を乗り出すくらいには興奮が止まらなか
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.0

ファンタビようやく待ちに待った続編!!!ということでワクワクして観に行ったものの、すこーーし肩透かし感…
長さのわりに間延びして感じて、睡眠不足の状態で行ったのを後悔したくらい。

とはいえ、全体的に
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.0

サム・ライミ全力投球!感あふれるマーベル映画だった。
序盤のモンスターからしてなんかもうすごい熱量!
ただその分、いままでのマーベル作品のカラッとした明るさ成分はかなり少なめかな。
陰鬱、悲しみ、怒り
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.4

パリの一角で孤独を貪り合う若者たちの恋愛劇。
モノクロにすることで余分な背景が消え去り、男女の剥き出しになった感情と表情だけがシンプルに画面を通して伝わってくる。
都会に生まれて都会に育った私からした
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

なんて真っすぐな作品なんだろうか。
マイク・ミルズは、繊細な心を映像のなかにじんわりと溶け出させるのが本当に上手いアーティストだ。
大人ぶった子供と、大人ぶった大人の共同生活。
その純粋さがまばゆいほ
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.6

ショーン・レヴィは裏切らない!
ああ、面白かった。
「時間は有限じゃない」…だからこそ、後悔も無駄もない良作品に出会えたときの高揚感に意味が生まれるのだ。

SFあるある(特にスターウォーズ)をありっ
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