Atoruさんの映画レビュー・感想・評価

Atoru

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カモン カモン(2021年製作の映画)

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San Francisco saxophone quartettoによるドビュッシー『月の光』の四重奏、
Dinerというアメリカ的なものが出てくる場面で流れるこの格調高いサックスバージョンの月の光
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

5.0

映画音楽に関心を持つきっかけになった作品の一つ。
美しいセリフ、景色、音楽。
映画ってこういうものだよなと、思ってしまう作品。
マリオほど幸せな人間はいるだろうか。

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

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「マドンナ(聖母像)はよそにあります」
このセリフにこの映画が凝縮されているような気がした。
社会に出る前の最後の自由を謳歌するバルセロナで出会った学生たち。
エラスムス計画という、ヨーロッパ圏内の留
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レモネード・ジョー 或いは、ホースオペラ(1964年製作の映画)

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2011.6 広尾にあるチェコ大使館にて上映

当てもなくぶらぶら渋谷から歩いて辿りついた街で出会った時間。
この映画を思い出す度、当てもなく歩き彷徨うことの価値と意味を確認する。

すべての些細な事柄(1996年製作の映画)

5.0

手元にずっと持っておきたい作品。
この映画を初めて見た時の感覚を忘れないように、道に迷ったら見たいドキュメンタリー。
2011年、自宅VHS(SHIBUYA TSUTAYAでレンタル)で初鑑賞。
20
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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2月 @Bunkamura ル・シネマ

自分は夜に街を歩くのが好きだ。

だから単純に、自分と同じように"夜映画"を欲している人にはおすすめしたい。
シャルタン・アケルマンの「一晩中」、ジャームッシ
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

5.0

2月 @Bunkamuraル・シネマ

美しい時間芸術。
足音や水滴の音が心地良く、終始耳を澄まして聴いていた。


字幕翻訳は詩人/作家の池澤夏樹。
詩の世界から映画に入ったテオ・アンゲロプロス作品
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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240113@日比谷シャンテシネ
都内で初雪、交通会館の地下にある喫茶ローヤルで待ってから観賞。

主人公がいつも昼食を取り、ライフワークのフィルムカメラで木漏れ日を撮る場所、代々木八幡。
自分は元日
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

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自宅所有品で観賞。

実際の話で、原作のエッセイが先行している映画。
フランス的なエッセンスが滲みでている映画だと感じた。

全身が動かない難病の状態でも、主人公は舌の筋肉のリハビリ中にトレーナーであ
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春にして君を想う/ミッシング・エンジェル(1991年製作の映画)

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20220101、自宅所有品で観賞。

数年前からずっと観たいと思いながらも機会を逸し続けていた作品。
静かな元日の昼間、ゆっくりと起きてから観る。

美しい景色の奥に佇む白い教会、
後ろ姿で何かを引
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明日へのチケット(2005年製作の映画)

5.0

オーストリアのインスブルック中央駅からイタリアのローマ・テルミニ駅までの3区間を、三人の巨匠がストーリーを繋いでいくオムニバス形式の映画。
学生の時にこの映画を観て以来、国境をまたいで繋がるヨーロッパ
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一晩中(1982年製作の映画)

5.0

240824@目黒シネマ(レイトショー、仕事帰り)

夜に人々が蠢いているブリュッセルの街の雰囲気が心地良い。
メインになる人物がいる訳ではなく、
人が集まる"広場"としての街自体が主役になっているよ
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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240822@目黒シネマ(レイトショー、仕事帰り)

英国映画協会(BFI)の「史上最高の映画100」で一位という触れ込みと、作品時間が異様に長く、フェミニズム映画としての傑作という前情報のみを仕入れ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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20231230@ユーロスペース
年末休みの渋谷の晴れた午後、友人との新年会のお店を探しながら神山町をだらだら歩き、オーチャードホール前の観光客だらけのStarbucksで仕方なく待ってから観賞。
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ミカエル(1924年製作の映画)

5.0

240106@イメージフォーラム

100年前、1924年作成の映画。
観賞は贅沢な時間だった。