San Francisco saxophone quartettoによるドビュッシー『月の光』の四重奏、
ダイナーに駆け込む場面で流れるこの格調高いサックスバージョンの月の光 。
雨と白黒と相まって印象的で新しい世界を映画を通じて体感した。
自分にも3歳の甥っ子がいるが、この子が９歳になった時に自分はジョニーのように接してあげることができるだろうかと、
兄妹の関係なども含めて、そう遠くない自分と重ねて観てしまった。
「僕が全てを思い出させてあげる」というジェシーに向けて言った最後の台詞、
風が吹き抜けてカーテンが優しく揺らめく部屋を写して映画が終わるのが美しかった。
