20220101、自宅所有品で観賞。
数年前からずっと観たいと思いながらも機会を逸し続けていた作品。
静かな元日の昼間、ゆっくりと起きてから観る。
美しい景色の奥に佇む白い教会、
後ろ姿で何かを引きずりながらそこを目指す年老いた男性。
映画のポスターやパッケージに使われているこの風景が、映画を見終わった時には悲しすぎて切ない絵になる。
悲しくて、切なくて、美しい映画。
二人はおそらく、目指す場所へ辿り着く途中で既に亡くなっていたのだろうと思った。
自分もいつかは彼らと同じように、
ふうっと地上から居なくなるのだと観ていて思う。
この邦題は素晴らしいと思う。