Rebelさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

4.3

コメディとしても面白い。しかし笑いすぎた涙が、終盤、感動の涙に変わった。

ひき逃げで亡くなったゲイの青年とノンケの麻薬取締官…、ひょんなことから死後婚で結ばれた2人の世にも奇妙なバディムービー。
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ドラえもん のび太と銀河超特急(1996年製作の映画)

3.7

子供の頃に観たドラえもん映画を、なんとなく観始めたら、結局最後まで観てしまった。

ミステリートレインが誘う快適な銀河の旅へ向かうのび太御一行を待ち受ける宇宙人ヤドリの侵略計画…。

ドリーマーズ・ラ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.2

素晴らしかった。
炎と水という対極にいる2人が出会い、さまざまな困難を乗り越えていくなかで、大きく成長していく。

水のブヨブヨ感や火のメラメラ感が、さすがピクサーで、ストーリーもよく練られていた。
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

4.3

やっぱりイーサンは最高だ。
なんだかんだこの頃のミッションインポッシブルが私にとって旬なところだ。

生物兵器キメラをめぐる攻防と変装による駆け引き…

デ・パルマ監督のシックな雰囲気に包まれた1作目
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.0

期待外れもいいところだ。

MCUでマルチバースには馴れているつもりだが、本作は肝心なところで、観ている側を置き去りにしてしまう。

作品によっては「2度観ると、作品がより味わい深くなる。」とか「観れ
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.8

前作の『バンブルビー』が最高だった。

本作も胸熱展開の連続で、久々に「私の観たかったトランスフォーマーを観られたな~」という余韻に浸っている。

幼き頃、テレ東さんの『ビーストウォーズ』をしっかり観
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い。
『カメラを止めるな!』や『ドロステのはてで僕ら』もそうだが、こういう作品を観てしまうと、名作映画は、なにも高い予算を注ぎ込んで有名俳優やコテコテのVFXを使わなくたって作れること
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.8

猫好きでカンバチ様大好きな私が本作を見逃すわけにはいかない。

19世紀末、イギリスで猫とともに生き抜いたある男の物語。

ヨーロッパではネズミ取り用の道具として重宝されてきた猫を「ペットとして飼う存
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.3

あまりに悲しい。でも面白いとは別の理由で片時も目が離せなかった。

第一次世界大戦の激戦地だった西部戦線。

戦争映画では基本悪役側のドイツ軍だが、ドイツ軍側から戦争の悲惨さや虚しさ、残酷さを描いた作
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.9

私は恥ずかしながら「And~~I~~♫」しか知らなかったので、彼女の波乱に満ちた半生や偉業を本作で初めて知った。

わんぱくなお姫様が全米を沸かせる歌姫になっていくなかで、地位や名声、お金に眩みはじめ
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.5

久々にクレしん映画を観た。

やはり原恵一さんのクレしん映画(ハイグレ仮面、ブリブリ王国、雲黒斎、ヘンダーランド、豚のヒヅメ、温泉わくわく、嵐を呼ぶジャングル、オトナ帝国、戦国大合戦…、全部大好き。)
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.2

ミニシアター系の邦画には、名作がゴロゴロ転がっている。本作もその一つだ。

キャストの皆さんが現役高校生に見えるくらい自然体な演技で、セリフだけでなく、クラスメイトとじゃれ合ったり、軽口を交わす一瞬の
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

4.3

素晴らしかった。小出恵介のカムバックも嬉しい。

観ているだけで映画好きには居心地のいい作品で、たぶんこの作品を観ている最中、各々、思い出の映画館がふわふわと頭に浮かぶのではないだろうか。

映画って
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

1.4

まさか昨日、鑑賞した『グリーンナイト』につづき二発目の不発弾映画に当たるとは…

147分も私の貴重な時間を奪った挙げ句、オチがこれ?

極限状態のなか展開する富裕層やジェンダー論争に対しての醜いブラ
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

1.0

つまらない。最初のワクワクは不発に終わった。パテルは悪くない。パテルの深みある表情を評価して☆スコアを1つだけつけることにする

これはグリーンナイトによる試練だったのか、覚悟を決めた主人公の絶望的な
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.0

面白いうえに久々に白熱した。
最近、当たり作品を引き続けている気がする。

ウェールズの廃れた村でレジ打ちをしていた女性が知識0からの独学で競馬の世界に挑む。

ヨーロッパでは競馬は紳士淑女のスポーツ
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.2

最高すぎる。こんなニコラス・ケイジが観られただけで幸せだ。

『ナショナル・トレジャー』『ゴーストライダー』『60セカンズ』…など

さまざまなニコラス・ケイジを観てきたが、まさかの本人役で大活躍する
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.7

出てしまった、早くも2023年私が観たなかで邦画暫定1位が…。

長澤まさみVS松山ケンイチ、ただ不思議と松山ケンイチの言葉の方にばかり耳を傾けてしまうところがこの映画に仕掛けられたトリックであり、そ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.8

日本のうっとうしい猛暑とは一味ちがう温かみを感じさせる陽射しが眩しく、ヒロインの過酷な冒険、マウイの孤独…かなり大人向けなディズニー作品だった。

間違いなくスタジオジブリのあの作品の影響を受けている
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

トラウマになる面白さだった。
無人島に取り残される、地下に取り残される、海底に取り残される…

私もありとあらゆるサバイバルホラーを観てきたつもりだが、これは新感覚の恐怖だ。

鑑賞中、ずっと祈る拳を
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.5

辻村深月さんの原作は恥ずかしながら、未読だが素晴らしかった。

かがみの中の孤城へ、無作為に集められた7人の少年少女たち…、共通項のないはずの彼らが少しずつこの異世界に集められた意味を見い出すたびに感
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

とても良質なサスペンスだった。

キャストたちの穏やかな言い回しがとても自然体で、第一級の俳優陣たちがゆえに造れる空気感に飲み込まれてしまった。

職業は転職すれば変えられる。しかし肩書きやその人に貼
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.1

面白かった。
RPG風のストーリーではあるが、ファイナルファンタジーというよりどちらかといえば、ドラクエのようなキャラ設定やギャグ要素など雰囲気が私好みだ。

このような異世界を舞台にパーティを組み、
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.2

NETFLIXのアニメ映画では傑作の部類に入るのではないだろうか。

中世ヨーロッパのようで、近未来的な騎士たちの世界観も真新しく、ストーリーもマイノリティに一石を投じる展開となっており、それでいて説
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

『あまちゃん』から10年。のんさんは海洋生物との相性が良いのか、主演をあえてのんさんにしたのは名采配だ。

単なるさかなクンの自伝的作品に完結していないところも素晴らしい。

「個性」を「異端」とせず
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

4.1

とてもいい映画だった。
若かりし頃の悪友たちとひとりの女性をめぐる人間関係が時に、複雑に絡み合い、怒りや憎しみを生めど、時間が優しく解決してくれる。

青春は、時間が経てば経つほど、若い頃より香ばしく
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.2

邦画でここまで感動したのはだいぶ久々な気がする。

コロナショックやウクライナ侵攻、止まらない物価高騰を目の当たりにして、社会全体が陰鬱な閉塞感に包まれている。

私たちは「当たり前」がいつ崩れてもお
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.7

インド発ニューシネマパラダイスのようで、インド特有の英語が話せるかどうかで決まる格差社会についても触れており、映写機の光に触れようとする少年の手がなんとも力強い。

映画の力では現実は何一つ変えられな
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

噂には聞いていたが、すごい熱量の映画だった。

イギリス統治下のインドで、幼い妹を奪い取られたビームとイギリス軍の秘密警察として忠誠を尽くすラーマ。

2人の男の間に芽生えた立場を超えた友情とバトルシ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

まずは私事だが、最近仕事が多忙を極め、なかなか映画が観られなかった…。

だが今日から三連休。ここで一気に観たかった映画を攻め立てたいところだ。

とりあえずは本作から鑑賞。

サスペンス調でありなが
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.9

前作を鑑賞したのは2022年7月30日以来だから、ちょうど約1年ぶりのタイラー・レイクとの再会だ。

今回は極悪兄弟から妻の妹とその子供たちを守るミッション。ドンパチ&肉弾戦、クリヘムはソーだけじゃな
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.2

爆速ヒーロー、フラッシュの劇場ソロデビュー作だが、なかなか良いロケットスタートを切れたのではないだろうか。

グラント・ガスティンのドラマ版はもちろん観ているのでフラッシュの予備知識やキャラクターにつ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

前作は2019年8月14日鑑賞して以来約4年ぶりに最新作を鑑賞。

こんないいところで、前編が終わりだなんて、つくづくマーベルもニクいことをする。

スパイダーマンVSスパイダーマンの戦いと、軽妙な軽
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スタン・リー(2023年製作の映画)

4.3

面白かった。
マーベルファンは勉強のためにも全員必見。

ファンタスティック・フォー、ハルク、スパイダーマン、アイアンマン…

言わずもがな、マーベルヒーローをこの世界に生み落とした偉大なる父、スタン
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

日付は超えたが、土曜の昼間に1作目を鑑賞し直して、そのまま夜は「ウェイ・オブ・ウォーター」を鑑賞。

前回は密林での戦いだったのに対して、今回はシーバトルだけにブルーが目に焼き付く。

やっぱりサリー
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アバター(2009年製作の映画)

3.9

「ウェイ・オブ・ウォーター」を観る前の復習鑑賞。実に14年ぶりの鑑賞だ。

ナビィ語や文化、生物の一つ一つをゼロから組み立てたジェームズ・キャメロン監督の作り込みに圧倒される。

敵の兵器もメカ好き・
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