Ryotaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Ryota

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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

4.2

素直に、明日も仕事頑張ろうと思える映画だった
自分の最初やりたいこととは違う仕事をやっている人たちの葛藤を描いているという点で少し大人向けだったかな
仕事の映画でもあるけれど、終盤は家族を描いていたと
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正欲(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「観る前の自分には戻れない」というキャッチコピー通りの映画だった
自分の想像を越えた人たちに対してどう対峙できるのか?とぶん殴られてしまった…
普通であることにこだわった人と本当に理解し合える人と出会
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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.8

大学の恩師を暗殺する命令を受けた主人公が道中の車内でこれまでの人生を振り返るという作品
思ってたよりも難しかったが、印象的なシーンも多かった
前後に町山智浩さんの解説もあり、この作品がラストエンペラー
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火の鳥 エデンの花(2023年製作の映画)

3.8

故郷である地球に帰りたがった一人の女性が、結果的にもう一つの故郷も失うという悲劇的な作品だった…
終盤はちょっとテンポが速かったが、宇宙を舞台に過酷な運命に翻弄される女性の物語として完成された作品だと
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

先住民が持つ石油の利権を狙った人たちの末路を描いた作品
暴力を孕んだ欲望を隠しながら、友人だと言い続ける面の皮の厚さよ…
長さの割に中弛みは全く感じず、それでいてシーンの余韻をきちんと感じる、熟練の技
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.9

開始5秒で騙されるという予告の謳い文句は嘘ではなかった!
タネ明かしがされた瞬間は、なるほどそういうことか、と感じたな
あんまり言い過ぎちゃうとネタバレになってしまうのでこれ以上は言いません
少しでも
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アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.7

プロレスを全く見ないがアントニオ猪木は知っている
そんな僕がこの作品を見た感想は、アントニオ猪木はスケールの大きい人だったんだなということ
怒りが原動力だった彼は、今僕たちに何を問いかけるだろうか?
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

異なる正義がぶつかり合う中、この子だけは守るという愛を描いたSF大作
僕たちの世界とは異なる発展を遂げたことが察せられたのは良かった👍
ただ、主人公のやったことがさらなる混迷を招きそうなところにモヤモ
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

4.2

動物たちがお客様の百貨店で新米コンシェルジュの主人公が奮闘するストーリー
動物たちが着飾って買い物をしてと人間と話す、宮沢賢治のような世界を見るだけでアニメーションの醍醐味を感じることができる作品でし
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

4.0

ネット掲示板発の怖い話を映画化した作品
前半は正統派のホラーだが、中盤に梶原善演じる坊主が登場してから突入するB級感溢れる心霊バトルに大笑いしてしまった😂
しかし、予想外のラストにただただ驚愕
CGな
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.3

ネットフリックスで視聴
家族というものに涙腺が弱くなってるなと最近特に思う
一度鑑賞しただけでは感想がまとめきれないが、ラストで花が更に舞い上がるシーンの美しさに泣いてしまったことだけは確かだ

岡田
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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.0

西住みほ率いるアンコウチームが敗退し、残されたメンバーで継続高校との対戦を戦い抜く
唐突な大脱走パロ(劇伴も寄せるという念の入れようw)に笑ってしまったが、ハイライトは戦車が雪上を滑りながらの撃ち合い
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.2

死刑囚舎房の看守と癒やしの力を持った死刑囚との交流を描いた映画
「世界中で愛を利用して殺しが行われている」コーフィの絶望感がよく表れた名セリフだった
どうすることもできないが、どうにかできなかったのか
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.2

ネットフリックスで視聴
ハリケーンによる大雨によって水が迫ってくるのにワニがいるせいで逃げられないという状況にハラハラしっぱなし!
危機を乗り越える中で父娘の確執が解けていくストーリー展開も見事だった
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.1

個人的には微妙な作品だった…
100分の映画にしては長く感じてしまったな
クスリでおかしくなった熊の親子と、人間たちの親子というのが対比になっているんだろうけど、人間と動物にシンパシーを感じさせる描写
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

人を分かるとはどういうことか?
究極とも言える問いに向き合う人たちを絶妙に繊細に描いた作品だった
かなえが無意識のうちに押し込めていた秘密、堀が語りたがらなかった過去、それらが緩やかに繋がって迎えるラ
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.1

びっくりはしたが、あまり怖くなかったなというのが正直な感想
ストーリーも某有名Jホラー作品に酷似していたのもうーんとなった…

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.1

主演の安藤サクラさんの関西弁が迫力あったなあ
ふとしたきっかけで大金を得るチャンスを得た姉弟だが、悪人の世界でも頭を使わないといけないんだなあ…
曼荼羅の生き様は儚くも美しかった
ラストの脱出劇は爽快
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.2

CGと手描きを融合させたようなアニメーションが独特でこれだけでも見る価値がある!
ヒップホップを軸にした劇伴もよく合っていた👍
ミュータントたちや人間ですらきちんと気持ち悪いのが良かったな

人間に虐
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

シリーズ最終章にふさわしい大作だった
大阪編で、真田広之演じるシマヅが契約よりも義理を重んじていて、日本人のことわかってるなあと思ったな
パリでのアクションは全編ハラハラし通しで、特に階段のシーンはマ
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.9

ラストがとにかく胸糞悪い作品
人のない家の中をBGMもなく長回しで撮影しているシーンは、緊張感があり飽きなかったな
子供の瞳がこんなに怖く見えるなんて…
女の子が目を手で覆うシーンが印象的だった

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

5.0

あらすじだけで胸が熱くなることが分かる、そしてその期待に応えてくれた映画
モータースポーツの魅力をふんだんに盛り込み、チャンスを得た若者が挫折しながらも夢を叶えていく王道のストーリー
何一つ文句のない
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

慣れている人なら早い段階で犯人の目星はついちゃうかもしれないが、ミステリとして十分満足できる作品
中盤に汐路の父親が殺されたかもしれないと気づくきっかけはそんなことで?と思うが、その謎をきちんと明らか
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.4

恋という感情をここまで気持ち悪く描く事ができるのか…
気持ち悪いゆえに美しく感じるという倒錯した気持ちになってしまう
醜く美しい思いを受け入れて、未来に希望を渡すというラストには形容しがたい感情になっ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.5

移動するだけの間延びしたシーンに唐突に挟み込まれる暴力
このスピード感溢れる恐ろしい暴力が独特のリズムを作り出している
ラストの倉庫での死闘は現実感がないのに妙に迫力のある名シーンになっていた👍
「ど
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.2

全編ナンセンスに満ち溢れた作品
ストーリーの掴みどころがなく、意味がわからないと思いがちだが、逆に言えばどこから見始めても面白いという意味で完成度の高い映画
たけしの狂気的な存在感には圧倒される
「い
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.0

降霊会が舞台ということもあり、かなりホラー色の強い出来上がりになっていた
慣れてる人ならわりと早い段階で犯人の目星はつくかもしれないが、ミステリーとしての出来も良かった
一粒でホラーとミステリーの両方
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

5.0

ホラー映画の金字塔にふさわしい作品だった
女の子が階段からブリッジで駆け下りてきたり、浮き上がるシーンは現代でも通じるホラー描写
カラス神父の迷いと決意、追い詰められていく母親など、人間ドラマとしても
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ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

乾いた暴力、遊びで取り戻す人間性、そして悲劇的なラスト
学生の時にDVDで見て以来だったが、完璧な映画の1つだと思う
「あんまり死ぬのを怖がっちゃうとな、死にたくなっちゃうんだよ」
ウイットに富んだセ
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

4.0

洋上の船という逃げ場のない状況、険悪な雰囲気でも協力しなければいけない、そして一人また一人怪物にやられていく…
海洋映画としても素晴らしい出来だった
子供が出てくるが、ショッキングなシーンもあるので苦
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罠 THE TRAP(1996年製作の映画)

4.5

濱マイク3部作の3作品目
最終作にして一番エンタメ色が強いかも
ガールフレンドを狙う連続殺人鬼に、窮地に追い込まれるマイク、星野との友情など見どころ満載な出来上がりになっていた
ミッキーの内面世界を将
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

今まで鑑賞してきたウェス・アンダーソン監督の作品で一番ピンと来なかったかも
作品の構造が想像していたよりも複雑で、初見では分からないかも
しかし、監督らしい緻密な画面構成は健在で、ちょっとおかしい人た
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.8

初見では難解な作品
鑑賞前後に町山智浩さんの解説があり、監督や脚本家が秘めたメッセージについて解説していたが、最初は何も知らない状態で見たかったかも
主人公の女の子が、絵画からそのまま出てきたかのよう
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ブギーマン(2023年製作の映画)

4.3

母を亡くしたばかりの家族にブギーマンが襲い掛かる
ショックを引きずっている子供をいたぶるように恐怖を与えるブギーマンの卑劣さが際立っていた
扉の開閉の演出も印象的だった
ブギーマンとの対峙と家族の絆の
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