あぱっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あぱっち

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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

騒動をきっかけに解雇された凄腕シェフがフードトラックを調達し、事の発端となった批評家へ再び挑む!

手際良く進む調理描写にとにかく食欲をそそられる

ありきたりな対決モノながら、SNSの炎上騒ぎなど"
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サンタが殺しにやってくる(1981年製作の映画)

3.5

"サンタクロースを溺愛するハリーは同僚のイジメにより闇を抱えクリスマスの夜、恐ろしい計画を実行する"というストーリー

残酷描写は殆ど無い、主人公が狂気の犯人へ豹変していく様を丁寧に描いたスラッシャー
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

5.0

"ここがスポーツジムです。未亡人となったアメリカ人女性たちは皆ここへ来て次の結婚へと努力するのです。女性たちは電車のようにゼエゼエ息を切らし、ブレーキをかけると、もう1度ここへ停車するのです。"

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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

1.0

流行りの若者の感覚に何とか合わせようとしたものの、センスが合わず大爆死したような印象を受けた

アクション映画は銃撃戦とカーチェイスとロックを用意しておけばいいという安直な考えではダメだったという良い
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ロボコップ(1987年製作の映画)

5.0

"センスが良い"という言葉は、ポール・バーホーベン監督の為にある

"マーフィーが割れたコカイン瓶を踏み付ける"というカットとか、どうやったらそんな演出を思い付くのか

処刑軍団ザップ(1970年製作の映画)

3.5

当時流行していた"ヒッピー文化"に"狂犬病"を融合させた野蛮なホラー映画

"カルト教団が生きた鶏の首を切断する"という野蛮なオープニングでスタート

ショッキングシーンの度に鳴り響く野蛮な不協和音が
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戦場の謝肉祭(1980年製作の映画)

3.5

"ベトコン基地の破壊を命じられた精鋭部隊は奇襲攻撃を受け捕虜になってしまい..."というストーリー

80年代に粗製濫造された"マカロニコンバットアクション"の1つ

『ビヨンド』のデヴィッド・ウォー
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人喰族(1984年製作の映画)

5.0

『食人族』の世界的ヒットに肖って製作されたウンベルト・レンツィ監督のカニバリズムホラー映画(実は元祖食人映画はレンツィ監督の方が先)

ところがどっこい、予算をケチったのかアマゾン上空の映像はちゃっか
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新・死霊のはらわた(1986年製作の映画)

3.5

"レンタルビデオ店でゾンビがゾンビ映画をレンタルする"という完璧過ぎるオープニングでスタート

アマチュアとは思えないハイレベルなカット割り、アングル、台詞回し、特殊効果のオンパレード

ホワイトハウ
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レッド・ストーム/アフガン侵攻(1991年製作の映画)

5.0

画面に映る全てが"本物"の戦争映画

"1991年の冷戦終結という歴史的な年にイタリア&ソ連合作として製作された"という時点で凄い

ストーリーの主軸はメロドラマだけど、オープニングの赤ん坊の割礼シー
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スピード(1994年製作の映画)

4.0

ノンストップアクション映画の名作

何と言っても"外道"を体現したようなデニス・ホッパーの悪役ぶりに一目惚れした

ノウイング(2009年製作の映画)

5.0

2000年代のハリウッド映画はハマれない事が多いものの、本作は何度見ても面白い

もう何十回も見ていて、展開も分かっているものの、何故か飽きない

数字の謎解き、不気味な来訪者、次から次へと巻き起こる
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素晴らしき生命たち/ビーイング・ディファレント(1982年製作の映画)

4.0

障害者に真っ向から向き合った堅実なドキュメンタリー映画

顔面に巨大な腫瘍が浮き出ている男、小人症の男、巨人症の女、両腕の無い女、登場する障害者が全員前向きに生きている姿に感動する

何より"子供が喜
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キラーフィッシュ(1978年製作の映画)

3.5

"クライムアクション&モンスターパニック"

イタリア映画界きってのサービス精神旺盛監督、アントニオ・マルゲリーティの代表作の1つであり、定番の"ミニチュアセットの大爆破"が随所で登場

"オカマがピ
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

4.0

"ジャッロ"ジャンルの最高峰であり、アルジェントの代表作

ラストの畳み掛けが見事

オープニングとエンディングのゴブリンサウンドの素晴らしさは言うまでもないものの、随所で流れる素っ頓狂なスコアもこれ
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フェノミナ(1985年製作の映画)

3.7

ジェニファー・コネリーのあどけなさの残る演技とゴブリンサウンド、そしてスイスの雄大な自然を堪能しつつ、奇形児、頭部切断、蛆虫プールといった"低悪アルジェントワールド"節全開の悪趣味描写にも浸れる

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スリープレス(2001年製作の映画)

3.8

"監督=ダリオ・アルジェント&音楽=ゴブリン"のタッグで2000年代に蘇った古典的なジャッロ

オープニングの列車内での惨劇シーンから掴みはバッチリ

全盛期の作品と比べたら割と大人しめかつストーリー
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魔鬼雨 デジタルリマスター版(1975年製作の映画)

3.5

ドロドロ特殊メイクを楽しむ"だけ"の映画

テンポが絶望的なのはともかく、70年代オカルト映画らしさ溢れる陰惨な展開は良かった

そして何と言っても、すっぴんでさえ特殊メイクをしているようなインパクト
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

言わずと知れた日本が世界に誇る怪獣映画

反戦、反核映画でありながら、説教臭くないエンターテイメントとして仕上げた本多猪四郎監督の手腕には何度見ても感服します

13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

スラッシャーホラー映画の金字塔的立ち位置ながら、実は大して面白くない(個人的に)

"曰く付きのキャンプ場へ訪れた若者が次々と惨殺されてゆく"という、今となっては手垢の付きまくったストーリー

最終的
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ザ・ビースト 〜ブレイロードの悪夢〜(2005年製作の映画)

3.5

「ブレイ・ロードの獣」
"主にウィスコンシン州で目撃されている未確認生物。最も古い目撃は1936年、ジェファーソン近郊でマーク・シャックルマンという教会の夜警が深夜、原住民が埋葬されている塚の上で二匹
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ビヨンド(1980年製作の映画)

4.5

ストーリー云々よりも"ルチオ・フルチ監督の猟奇的な美的センス"を楽しむ事が大切

死体に群がるタランチュラの群れ、粉砕する少女の頭部、眼球を貫通する木片、吊るされた画家のミイラ

ありとあらゆる美しい
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怪奇!魔境の裸族(1973年製作の映画)

3.3

かの名作『食人族』よりも7年早く製作された"カニバリズム描写を含む"映画

アクション、ホラーなど多彩なジャンルを手堅く仕上げる職人、ウンベルト・レンツィ監督の手腕が見事に発揮されている

というか、
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ザ・チャイルド(1976年製作の映画)

4.0

"子供が大人を襲う"系映画で1番好き

カラッとしたスペインの孤島で繰り広げられる最悪の血みどろバカンス

個人的な見どころは狂気に満ちた子役の"笑み"の演技

無垢な表情で淡々と大人を惨殺してゆく姿
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華麗なる大泥棒(1971年製作の映画)

5.0

エンターテイメントを極めたアクション映画

やたら尺の長い金庫破り&カーチェイス、フランス映画特有のシュールな笑い、愛嬌のあるベルモンドの体当たりスタント

画面に映る全てが素晴らしい

そして何気に
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レスキュー(1988年製作の映画)

4.5

任務遂行中に北朝鮮軍に拉致された特殊部隊員の父親達を救うべく、息子達は武器を手に戦いに挑む!

8〜90年代に良質な娯楽映画を量産したディズニー傘下のタッチストーン・ピクチャーズ製作

主演はマット・
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パリ警視J(1984年製作の映画)

5.0

主人公→ジャン=ポール・ベルモンド?
黒幕→ヘンリー・シルヴァ?
音楽→エンリオ・モリコーネ?

こんなコラボレーション、好きにならない訳がない

"アメリカナイズ"されたフランス映画

オープニング
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宇宙からのツタンカーメン(1982年製作の映画)

5.0

エジプトから持ち帰ったミイラがX線検査により蘇り、次々と人々を襲い出す!

Filmarksでは『ハリウッド大通り』のトム・ケネディ監督作品となっているものの、実際は同姓同名の別人

"80年代産のS
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.0

生粋のサイコパス2人組による快楽殺人劇、と見せかけて、もしかしたらとんでもなく難解なSF映画だったのかもしれない

サンゲリア2(1988年製作の映画)

5.0

ルチオ・フルチ監督が病に倒れ、ブルーノ・マッティ監督が引き継いで完成させたゾンビ映画

一応クレジットではフルチ扱いされているものの、味付けは完全にマッティ風味

まず脚本が『トロル2 悪魔の森』クラ
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ルチオ・フルチのマーダロック(1985年製作の映画)

5.0

ブロードウェイを目指すダンサー達が何者かによって惨殺される事件が発生、2人の刑事は捜査を開始する

ルチオ・フルチ監督作品というだけで最高なのに、音楽がELPのキース・エマーソン!

この時点で、もう
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バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

5.0

"ムチャばかりしてると命を落とす。"

人生で初めてラストシーンで泣いた映画

ストーリーはあってないようなもの、全編通して"1970年式型ダッジ・チャレンジャーが警察に追われながらアメリカの広大な原
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サスペリア 4Kレストア版(1977年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら、今回初めて新文芸坐にて鑑賞

ひたすら"赤・青・緑"を基調とした極彩色の残酷シーンが素晴らしい

"微かに動く心臓に刃物を突き刺す"過程をじっくりと見せるのも、アルジェント監督作品なら
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マンハッタン・ベイビー(1982年製作の映画)

3.6

エジプトで謎の光を浴びた学者の父、そして盲目の老婆から謎のペンダントを受け取った娘は帰国してから不可解な現象に巻き込まれてゆく!

残酷描写を得意とするルチオ・フルチ監督作品の中でも"比較的"大人しめ
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刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

3.8

インパクト抜群の残虐なオープニング、淡々とした手持ちの荒いカメラワークの捜査劇、突如始まる銃撃戦と次々と敢行される様々な鎮圧作戦、随所に挿入されるシュールなユーモア

そしてタイトルにもなっているマル
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リオの男(1964年製作の映画)

4.0

新米航空兵のアドリアンは、謎の2人組に誘拐された恋人を追いかけてブラジルまでやって来てしまう!

どことなくチャップリン映画を思わせる冒険活劇

本作は何と言っても、尋常じゃないくらいテンポの良いスト
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