愛に狂わされた女優
芸能に人生を捧げてきた女優マートルが、今度演じることになった演劇の中で、自分の中年クライシス問題に直面し葛藤する。今こんなものを映画で描いたら怒られること百間違いなしの統合失調罹>>続きを読む
ドライブマイカーがどちらかというとケア的な視点で語られていたのに対して、こちらは慾望の経済とでも呼べそうな、社会構造への批判的な眼差しが注がれている。タイトルも併せて考えると、ブレッソンの『ラルジャン>>続きを読む
犬の群れにいたのは、私たち自身でした
舞台背景を大胆にカット、さらに常時手持ちカメラかつフィルタリングなしで撮り、通常の映画で用いられる劇的効果が断ち切られている。映画とは幾重にも効果を重ねて作った>>続きを読む
阪元監督初視聴。マンガ的想像力の限界突破。日本映画にはこんな可能性があったのか。引き続き他の作品も観ていくぜ。
このレビューはネタバレを含みます
華やかな結婚式→テロ→軍の暴虐→軍事政権誕生。暴力が暴力を、その暴力を暴力が治めるという暴力の無限地獄。
強姦のシーンがないあたりまだ観客に優しい。ともあれいちばん重要なのは、わずか一時間半の間に国家>>続きを読む
マッドな男たちから解放され、自由意志を逞しく育てていくベラの成長は、虚構性・家父長制の横暴への応答、例えば映画の暴力性や社会的なや批判と重なるのだろう。
ジャンル性が展開が進むごとに変化していく。最>>続きを読む
個人から世界への、とうてい釣り合うはずのない救済への祈り。それが二人の愚かな男に死をもたらす。
本作での(世界あるいは自己の)救済ー世界からの逸脱(自死、偉大そうで全くそんなことない愚かな死)というナ>>続きを読む
書を捨てよ街へ出ようを実践してみた結果
カルティック
アウトサイダー
サックス:自己言及の隠喩
ロートレアモンの身体性のかけたバーチャルな地獄からマジもんの地獄下りへ
リンチみある
人の描写がのちの>>続きを読む
数多くの無為な戦争映画たち、戦争ごっこは大概にせえよ
生徒たちの繊細な人物描写にしみじみとしていたら、ふいに不釣り合いな暴風が襲ってくる。息をつく間もなく展開が進む。気がついたらあってはならない悲劇>>続きを読む
ブルーカラーを取り扱っている同監督の二作を比べると、ひらすら能天気な明るさに満ちていた『ストレンジャー』の頃よりも、ユーモアの発生源をより深刻な現実の方へ寄せてきている。それぞれの登場人物に異なる出自>>続きを読む
ボスラッシュ。キアヌの動きもこれまでより早かった気がする。
映画の王国
『アメリカの夜』『そして人生は続く』
ヌーヴォーロマン、ヌーヴェルヴァーグ
サスペンス
多層性
アキがパラノイアでおもしろかった
ダイナソーはよく聴いてるけど知らんこともたくさんある。観れてよかったよ。
《•••et il me sera loisible de posséder la vérité dans une âme et un corps.》
クソ男を殺し、裏切り、その先は地獄。しかし地獄>>続きを読む
間が抜けていてコミカル。でも、科学の発展の末に最悪の結末を自ら招く、という顛末には、環境問題やCovid-19などの現実への危機感も重ねられていて、あんまり気楽に笑ってもいられない映画になっている。コ>>続きを読む