MMMさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

「これが俺達の日常なんだ。」

今日まで現人類=ホモ・サピエンスである我々は、この地球上に繁栄する最大の種として成り上がってきた。

成り上がれた最大の要因が、フィクションを生み出せることだと言われて
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

「すべての物事には、始まりと終わりがある。」

人の一生は、生をもって始まり、死によって終わる。

始まりと終わりの間には、中間がある。

僕らの人生は、その殆どが中間だ。

だからこ
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

4.0

「僕のヒーローアカデミア、完。」

これはある意味、最終回だ。

アザーエンドと言っていい。

素晴らしき戦いに、最高の拍手を。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.5

「すべては、この日この時のために。」

リアルタイムで、42年。

遠い昔、はるか彼方の銀河系では、一体どれほどの時が流れたのか、、、。

脈々と紡がれてきたフォースの系譜。

これまでのジェダイの騎
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.6

「僕らは死ぬまで、変わり続けてく。」

ハァ、、、、ほんとね、大好きですわこの映画。

もう9年も前の映画なの!?

失恋した時、毎回この映画を自分で自分に処方してますね。笑

今回はそういうわけでは
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

「正義を成す、術の違いだ。」

富める者と貧なる者。

幸なる者と不幸なる者。

遇される者と虐げられる者。

奪う者と搾られる者。

強い者と弱い者。

さあて、正義とは、何だろうか。

それを僕は
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.3

「一人は良いけど、独りはイヤだ。」

この映画をみて、思いのほか自分が寂しがりやだって気がついた。

1人は、気楽で自由で楽しいさ。

けれど、独りは、とてもつらい。
ぼくは、あれには、
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.5

「この船の名は、、、大和。」

今の世にも蔓延る、脈々と受け継がれている日本人の権威への盲従。
上が決めたことは正しいという思い込み。
他には根拠を求めるくせに、一番肝心なところで、根拠のない幻
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天気の子(2019年製作の映画)

4.3

「人の心は、空と繋がってるんだ。」

この言葉を聞いて、ハッとした。
確かにそのとおりだなって。
朝、空が雨降りだと、なんとなーく憂鬱な気分になる。
朝、空が青いと、生きてるって気がして元気に
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.8

「J,K,Z,,,,,,T,C,H,M!?」

めっちゃメン・イン・ブラックしてた!!
OPとか展開とかお決まりの空飛ぶ車とか。笑
ふつーにおもしろかったよ!!

ただねー、これはこれでいいんやで?
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.3

「装着せよ、強き心。」

人が死ぬ時はいつか。
それは、人に忘れ去られた時だ。
そんな台詞がぴったりだよな。

トニーは、アイアンマンは死んだ。
もういない。
けれども、死んでないん
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アラジン(2019年製作の映画)

4.0

「幼き日のあの頃に、、、」

まだ、VHSの時代。
我が家にはたくさんのDisneyアニメーションがあった。

その中の一つが、『アラジン』だ。
ジーニーは山ちゃんだった。

なんかさ、すごいよね。
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

「彼らと共に歩んだ軌跡が、今ここに道となる。」

11年間、共に戦い、共に笑い、共に傷つき、共に敗北を喫し、思い悩み、迷い、それでも僕らは、共に前に進んできた。
手探りで、道なき道を切り拓いてき
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

「始祖のヒーロー!!」

MarvelとAvengers。
2つの始祖であるキャプテン・マーヴェル。
その強さは次元がちがいます!!
美しさもまた良い。

MCU「インフィニティ・サーガ」の源であり
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

「ヒーローはなぜ、僕の心をつかんでやまないのか。」

ここで、昔話をしよう。
17年前、僕が彼に出会った夜のことだ。
親に連れられて、僕は立ち込めるポップコーンの薫りに出迎えられ、夜のスクリー
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

『DCEUniverseはじまったな!!!』

『ワンダーウーマン』からキレッキレに完成度上げてきたなおい!!!!

『Man Of Steel』も好きだったから、DCEUシリーズは密かに応援していま
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「おかえり、ルル。」

報われなかった二人が、報われる時が来た。

ルルーシュという犠牲のうえに、愛し合えなかった人々が、手を取り合えなかった者たちが、肩を並べて笑い会える日々が、あの先に確か
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.0

「評価し、比較し、分析し、レッテルを貼り、貼られるこんな世の中じゃ。」

ラベリングすることなく。

美醜でも、デブとかガリとかでも、チビとかノッポとかでもない。

人はありのまま、唯一無二の
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.8

「僕は本気で生きていない。」

つくづくそう思った。

今の僕は、ゆっくり死んでるだけなんだ。

いつか人は必ず死ぬ。

始まったものは終わる。

頭では理解していても、日常がそれを忘れさせる。

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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.0

「“愛”より出でて“愛”より終わる。」

この世に光と闇があるのなら、彼らは同じところから来たのだろう。

愛により始まり、愛を求め彷徨い、愛により終焉を迎える。

今日か明日かそのまた先か、いつ潰え
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.7

“自由”や“仕事”に対する興味深い洞察には、一見の価値があるかもしれない。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

「Queenが僕の中に鳴り響く。」

大空を穿ち、人々の心を貫いた、ただ一つの音楽、ただ一つのバンド、ただひとりの人。

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

「幼心の僕に、会いに行こう。」

プーは、僕の純心だ。

いつの間にか、悪だと、無駄だと、必要ないと切り捨てていたものが、なぜそうなのか?
確信なんてないのに、そう思ってた。
刷り込まれて
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MERU/メルー(2014年製作の映画)

4.1

「生きて還る。」

自然と相対すときの私の鉄則

1.五体満足で生きて還ること。
2.絶対に生きて還ること。
3.そのための準備を徹底すること。
4.できれば成功して、生きて還ること。

未踏峰である
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劔岳 点の記(2008年製作の映画)

3.9

「人は人のままでは、山に登れず。」

山とはなぜ、人を惹きつけるのだろう。
人類が生まれるより以前から、悠久の時をそこでじっと聳え立っている。

向かわなれけば、向かってくることのない存在。

なぜ、
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.1

「あゝ、おっぱい。」

おっぱいは素晴らしいなあ。
大変興味深い。
見るだけで僕を幸せにしてくれる大きなおっぱい。

あゝ、おっぱい。

私の胸のうちに、常に燻るワクワクを求める冒険心。
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バオ(2018年製作の映画)

4.0

『バオキュート♡』

会話のない画だけでものをいう。

映画の原点ですよね。

何を言ってるかがハッキリと伝わってくる、秀作だと思います。

ファミリー対決、こちらに軍配。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

「難しいのひとことで」

片付けていいんですか?

これは、難しい映画なんかじゃねえよ。
難しいで止まってんのは、見出そうとしてねえからだ。
人生の貴重な2時間も使って、なにぽけーっと消費だけしてんだ
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.9

「怪獣王ゴジラ」

評判がイマイチだったので、期待せずに観たら、、、。

めっちゃおもろいやん!!

設定が虚淵さん脚本って感じのシリアス路線と絶望感MAXとでご満悦です。笑

にしても、ラストは反則
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

「古今東西のロマンてんこ盛り!!」

エンドロールでこんなにニヤニヤしたのは、久しぶりだーー!!!

これ、スティーブンの生涯最高の1作じゃない??

間違いない!!

あの浪漫溢れるOASISのゲー
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「1400万606分の1の確率。」

俺たちは負けた。
サノスに負けた。
いや、一つの理想に屈服した。

これは、善か悪かの物語ではない。
勧善懲悪を骨格となす英雄譚の中で、いつも我々は勝ってきた。
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.9

「イェーガーに惚れ惚れ。」

いや〜脳汁でましたね!!

イェーガーが洗練されていて、美しくさえあり、かっこよかったなあ。

特にセイバー・アテナ、どストライクな見た目と装備ですよあなた、、、。笑
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

人は、二度死ぬとはまさにこのこと。

記憶に残ることは、永遠に生き続けることなんだなあと実感しました。