エノモトさんの映画レビュー・感想・評価

エノモト

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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

2.2

ジェットジャガーがほぼウルトラマン。でも特になにができるでもなく、ゴジラの足でまといみたいな感じ。当時はもうウルトラマンブームでゴジラシリーズは下火になっていたのかな。

実際使い回しシーンも多いみた
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街の灯(1931年製作の映画)

4.8

盲目の女性に恋したチャップリン演じる浮浪者の純愛を描いた作品。

笑えるし泣けるし、サイレント映画でこんなにも楽しめて心に残る作品だとは思っていませんでした。この時代に既にこんなにも完璧な映画ができて
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

もうすぐ公開の新作が楽しみな吉田恵輔監督代表作。

ムロツヨシが絶妙に気持ち悪くて良い。そして主演のサイコパスはまさかの森田剛。なかなか怖い。ゆるめのラブコメの世界に正統派サイコパスが迷い込んだという
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

さすがクリストファー・ノーラン監督。すごい。面白い。

伝記だから、他のノーラン監督の作品と比べたら映画館向けの映画というわけではなさそうだなと高を括っていましたが、そんなこともなくものすごい迫力に圧
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

日本から台南に旅行に来たバックパッカーの女の子アミとそこに住む高校生ジミーの初恋の記憶。18年後の現在、日本を旅行中のジミーが回想する形で進行する物語。

数年前メキシコで1人でバックパッカーしたこと
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000年製作の映画)

3.4

小さい頃観て、映画館にサルが現れるシーンで怖いと思ってたこととか尻で爆走するシーンでゲラゲラ笑ったことを思い出しました。

大人でも楽しめる作品の多いクレしん映画の中では子供向けなほうなのかな。アクシ
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

2.8

『きさらぎ駅』の監督の最新作。『きさらぎ駅』と同じく都市伝説を映像化した作品。

前半の不気味な感じは良かったし後半の展開は確かに予想できませんが、怖いというよりシュールに感じてしまう。
ホラーにした
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

ある中学校の二年生の1クラス35人に密着したドキュメンタリー。

全員実在する一般人だから、プライバシーの関係で配信や円盤化する予定はないため、滑り込みで映画館で観られてよかった。

カメラを回してい
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.8

悪魔の子ダミアンの誕生秘話。

最近前日譚のホラーが多いけれど今作は『オーメン』の少年ダミアンはいかにして誕生したのかを描くサスペンス風ホラー。オマージュたくさん、伏線もたくさん散りばめられて、ダミア
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

ドュニ・ヴィルヌーヴ版DUNE 2作目。主人公ポールの成長とハルコンネン家との激しい戦いがメインに描かれています。

一作目を映画館で観てから随分時間が経ったし、難解だった記憶があったので、しっかり復
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

誰にも聞こえない52ヘルツの声で歌う人たち。苦しい人生の中でわずかな希望を照らす人間ドラマ。

DV、育児放棄、ヤングケアラーにセクシャルマイノリティ。社会からの救いの手が届かない色んな人たちが出てく
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.9

宇宙船がやってきた街に住む女子高生たちの非日常と日常。原作をよく知らないまま観に行ったけど、すごく面白かった。

主演声優2人の声が個性的なんだけど、段々とキャラに馴染んでいって心地よかった。ほのぼの
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

史上最低の映画という評判通りのクソ映画。クソ映画の頂点に君臨する作品というだけで観る価値はあるけれど、想像以上に時間の無駄だった。

おもしろい、つまらないとかそういう次元ではない。これを映画として公
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ライフ(2017年製作の映画)

3.6

ISSにて、火星から持ち帰ったエイリアンとの戦いを描いたSFホラー。

『エイリアン』と同じように逃げ場のない恐怖がしっかり感じられて良かった。アメーバのようなエイリアンの見た目や生態は『エイリアン』
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Vermines(原題)(2023年製作の映画)

3.5

横浜フランス映画祭にて。

パリ郊外の集合住宅が舞台、住民たちを大量の毒グモが襲うパニックホラー。

クモが苦手な人は要注意。自分もかなり苦手なので結構キツかった。観終わった後にはどっと疲れが押し寄せ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.1

小学校ぶりくらいに観たしんちゃん映画。

昔観たときも面白かった記憶はあるけれど、こんなに感動はしなかった。大人になってから観てはじめて良さがわかった気がします。幼稚なギャグももちろんたくさんあるけれ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある山荘のベランダから転落死した男の死因を巡る法廷ミステリー。

法廷で審議を繰り返す中でも何も決定打はなく、現場にいた家族にしか真相はわからない。何もヒントを与えずに進む法廷シーンはフラットな視点で
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Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate(2023年製作の映画)

5.0

本当にすごい。
彼らの人柄が伝わってくる愛に溢れた最高のライブ。もう言葉も出ないです。

映画館で観たかったな。

シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.6

廃部寸前だった弱小相撲部の奮闘を描く青春スポーツ映画。

初めはまったくやる気のなかった主人公同様、相撲にはあまり興味がなかったけれど、試合のシーンを観ていると熱くなってくる。スポ根ものの王道展開では
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.5

大学の卒業式で出会い、お互いに惹かれつつも恋人ではなく友人の関係でいることを選んだ男女の23年間の7月15日を切りとった恋愛映画。

だんだんと成長し、関係性も変化していくけれどかけがえのない存在であ
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マザー!(2017年製作の映画)

3.8

次々と赤の他人が家に入り込んできて私生活をめちゃくちゃにしていく胸糞スリラー。

明確な説明はないけれど、なんとなく何のメタファーなのかはわかるので、思っていたよりも難解さを感じずに入り込めて面白かっ
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200本のたばこ(1998年製作の映画)

3.6

大晦日の夜の男女の恋模様を描いた群像劇。

好きな人と一緒に年を越したい男女の恋の駆け引き、下品な会話がオムニバス形式で描かれています。下心丸出しの男女の下品な会話だけどおしゃれにまとまっていて良い。
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.6

大親友の2人の小学生から大人になるまでの半生を描いた青春映画。

恋愛が絡んだり、お互いの進路のため離れ離れになったりしても揺るがない友情、これこそ大親友。羨ましいほどに強く美しい友情が、王道ながら心
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反撃/真夜中の処刑ゲーム(1983年製作の映画)

3.6

過激化した自警団とその標的になってしまった住民たちの籠城戦を描いたクライムスリラー。

常に緊張感のあるシリアスなスリラー作品ですが、建物に立て籠り、罠を駆使して侵入者を撃退するのは確かにホームアロー
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.6

毒親の元で育つ少女が持ち帰ってきた謎の卵が孵化したことで起きる恐怖を描くホラー。

少女が大切に温めて孵化させた生き物は何を暗示しているのか、明確な説明はありませんが、生き物の成長と物語がしっかりリン
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.0

前作で破壊したはずのゲームに再び迷い込む今作は前作とやってることは基本的に変わらず。

キャラが入れ替わり、人数も増え、ステージもバリエーション豊かになっているけれど、想像を超えるようなことはなにも起
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恋は光(2022年製作の映画)

4.5

大学生の男女4人による恋愛劇。

主人公は恋する女性が光って見える特殊な体質ですが、恋とは何かを哲学的に語る会話劇がメインで、甘すぎずさっぱりした作風が良い。恋とは、をこんなにも真剣に哲学的に考えたこ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

PMS、パニック障害という病気を患った男女の支え合って生きる姿を描いた物語。

社会での生きづらさを抱えてきた2人が病気は違えど似た苦しみを理解し合い、助け合って生きる姿に心が温まり、優しい気持ちにな
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.8

死因不明の死体を解剖していく中で検死官の遭遇する恐怖を描いたホラー。

前半は解剖していく中で死因を探っていくミステリー。死体だから当然動くことはないんだけど何とも言えない不気味な存在感が怖い。静かめ
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.2

テンポが早すぎてついていけなかったけれど、全17巻ある漫画らしいからなんとか2時間の映画にまとめたっていう感じなのかな。原作未読なのでわかりません。

加えて主人公たちに微塵も共感、感情移入できなかっ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

変な映画、というのが1番の感想。いちいち考えていたらキリがない強烈すぎる不条理ブラックコメディ。

全然意味はわからないけど、着地点が想像もつかず、ジェットコースターのようで面白い。3時間あるけど、一
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自由の幻想(1974年製作の映画)

3.5

ルイス・ブニュエル監督晩年の作品。脈絡のないいくつかの物語が繋がっていく、オムニバス形式のブラックコメディ。

シュールすぎて笑いどころのよくわからない箇所もありましたが、クスッと笑えるかつ一つ一つの
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.0

原住民アボリジニの住むオーストラリアの広大な大地を進む2人の姉弟のロードムービー。

美しい大自然、オーストラリアならではの多様で珍しい生き物たちをとらえた映像が素晴らしい。随所に文明社会と対比するシ
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この庭に死す(1956年製作の映画)

3.3

南米のジャングルを舞台にしたサバイバルを描いた作品。農民たちの暴動から始まるので、軍や政府に対する風刺映画かと思いきや、ジャングルに逃げ込んだ人々を通して人間そのものを風刺するような作品でした。

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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.5

帰省した祖父母の家に潜む何か、、狂気の村ホラー。
老人が怖いけど、一周回って笑っちゃうような狂気の描き方がシャマランの『ヴィジット』みたい。閉鎖的な村社会の不気味な雰囲気は、最近良作の多い韓国や台湾の
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.0

相変わらず不器用な男女4人の車でのほのぼのロードムービー。結構観てきたけど、ようやくアキ・カウリスマキ監督作品の味わい方がわかってきた気がします。

言葉数も少なく、ぎこちない空間がひたすら続くけれど
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