Rodriguezさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.7

イラク/バグダッドを舞台としたアメリカ軍爆弾処理班の過酷な任務を綴った話。
緊張感が半端無い。
キャスリン・ビグローという監督は『ゼロダークサーティ』や黒人らの暴動を描いた『デトロイト』なんかが近年で
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潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ(1993年製作の映画)

3.8

リチャード・ハリス、ロバート・デュバル、シャーリー・マクレーンという往年の名優だらけのヒューマンドラマ。
邦題が洒落てる。
ベーコンサンドは人と人とを繋いだ重要な小道具だし。
口の悪い破天荒な元船乗り
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ネイビーシールズ:チーム6(2012年製作の映画)

3.4

『ゼロダークサーティ』を観てからの鑑賞。
この作品もCIA/特殊部隊(ネイビーシールズ)/ビンラディン殺害作戦という同テーマだが、軸がネイビーシールズ主眼になっている所が『ゼロダーク』との相違点。
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.3

1949年のLAが舞台で、ギャングの一掃を描いた血みどろのサスペンス。
名作『アンタッチャブル』的なチーム要素もありワクワク感も高まります。
まあまあかな。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.6

ディカプリオって、こういう骨太な役柄が似合うな。『ジャンゴ』とか『ワールドオブライズ』とか『ギャングオブニューヨーク』とかね。
西アフリカでの内戦の最中、ダイアモンド密輸商人である主人公が諸々に巻き込
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.5

好きだなあ、こういうの。
邦画では伊丹十三と並ぶ天才クリエイターと私が勝手に思っている三谷幸喜作品。
久々に鑑賞。
ラジオ局、しかもラジオドラマ製作現場が舞台というのもニッチすぎて誰も手を出さないかも
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.9

韓国映画。
舞台がソマリア。内戦に巻き込まれてしまい国外脱出を追ったスリリングな展開に時間を忘れてしまう。
モガディシュの街中を舞台としたメチャクチャなシーンの数々が見もの。どうやって撮ったのか?と思
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エスケイプ・フロム・イラク(2016年製作の映画)

3.6

例えが悪いと思うけど、ISISテロリスト対トルコ特殊舞台版『七人の侍』でした。
最初から最後までスリリングの極み。

完全なる報復(2009年製作の映画)

3.4

強盗犯により妻と子供を殺されてしまった主人公と、担当した地方検事が犯人に対して行なった司法取引。そして10年をかけた報復計画。
そりゃあ主人公が気の毒過ぎて9割がた報復に賛成しちゃう気分です。
取って
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

何かの「ドンデン返しムービーbestなんちゃら」で紹介していたので観てみた。
まさにその通り。
予期せぬ最後の結末まで、ドンデン返し界の傑作です。

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.3

何度か観ているけど記録してなかったので改めて鑑賞。
ジェシカ・チャステインの代表作。
事実に基づく映画化。
実在の主人公である女性分析官は組織内ではかなりキツい立ち居振る舞いがあり、男社会のCIA内部
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私は貝になりたい(1959年製作の映画)

4.0

理不尽、不条理さの極み。
正直に生きてきた善人なのに、冤罪にも程がある。
上官は事態を正しく伝えるべきだし、そこには男気が無かったのか。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.4

映像・ストーリー・キャラクター・世界観。
若い頃に観ていたらきっとトラウマになっていたでしょう。
ところどころ、モンティパイソン風なアニメーションの動きが懐かしい。

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

掘り出し物、秀作発見!
航空機事故の際にはよく耳にする「ブラックボックス」の分析を、フランスでは航空事故調査局という機関が対応するんだ。
主人公はこういう調査業務には病的に適正で優秀なんだが、背後に潜
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ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光(2019年製作の映画)

3.5

引き続きフランス映画。
舞台のルーベ市はフランス北端、ベルギー国境に面した人口10万人程度の都市。多様な民族。
貧困に悩む市民が多いと聞く。
所長の絶妙な取り調べ術。
サスペンスとしては割と平坦なスト
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告発のとき(2007年製作の映画)

3.7

父親はベトナム帰還後も軍警察に従事し退役。その息子がイラク戦争から帰還し基地勤務中に行方不明に。二日間かけて基地へ向かい、失踪を調査。市警の女性刑事の助けを受けながら捜査を進めるも驚愕の結果と事実が判>>続きを読む

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

3.8

タイトルロール、オープニングクレジットが洒落てる。好きなオープニング。
LAのハイウェイとダウンタウンへの導入部分。しっかりボナベンチャーも映ってるし懐かしい風景でした。
法廷サスペンスらしく色々とド
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ブルー・アンブレラ(2013年製作の映画)

4.5

ハートウォーミング短編アニメーション。
ピクサー、やるねえ。
街の様々なパーツが自然な擬人化で色を添えます。

ターゲット・イン・NY(2010年製作の映画)

2.5

一応、鑑賞記録だけです。
言いたい事は山ほどあります。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.9

北の惨すぎる実情。
主人公家族たちの高貴な精神に敬服です。
出来れば前段階での、1950年代から1980年代までに行われた在日朝鮮人帰還事業にて帰還者が味わった絶望感も描いてほしい。

私は確信する(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

好物の法廷もの。フランス映画。
こいつも実話を元にした作品。
動機も証拠も死体も無いにも関わらず検察側は犯人に仕立て上げたいのか!
憤りを感じます。

*以下、ネタバレ*
息子の家庭教師のお父さんが冤
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

事前情報全く無しで、監督名(クリント・イーストウッド)だけで鑑賞したのが逆に良かった。
こういうのも彼の手に掛かれば記憶に残る一作になるんだな。

*以下ネタバレ*
仲良し3人組の青春映画なのか?と、
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.7

見過ごしていた!
好きな犯罪サスペンス作家の原作だし、監督もブライアン・デ・パルマだし、1947年のロサンゼルスが舞台だし、最後まで楽しめた。
まあしかし、コレに限らず登場人物の名前が覚えきれんからわ
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SAFE セイフ(2012年製作の映画)

3.0

悪口じゃあないけど、どうしてジェイソン・ステイサム作品って記憶に残らないのか?
腕っぷしのいいタフガイ役しか演じないからか?
(『キラーエリート』ぐらいが丁度良い)
なんなら過去作をツギハギ編集しても
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

観る世代によって受けた印象は様々と思うけど、1号2号で少年期を過ごした身としても、今回のリブートは守るべき世界観や、やり過ぎない特撮(下手したらMCUみたいになりかねない)等々、見応えのある一作だった>>続きを読む

15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

3.3

フランス映画。1976年に起こったテロリストらによるスクールバスジャック事件の映画化。
今で言う『スナイパー』たちが人命を第一とした極限状態の任務に赴く。
スナイパーや軍部の俳優にメジャーな人がいない
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.0

TVドラマ『新参者』は確か人形町がメイン舞台だったが、劇場版第二作目は前作と同じく日本橋界隈も舞台になっています。
殆どが首都高に被さっている日本橋川(で合ってるのかな?)に架かる日本橋を中心とした橋
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麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.3

以前は仕事でよく訪れた日本橋、麒麟の像を横目で見ながら信号を渡ってスタバやヴェローチェでブリーフィングしたものです。
劇場版一作目は若きガッキーや桃李、生きてる役では出てこない中井貴一の魅力や執拗な調
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宇宙人の解剖(2006年製作の映画)

3.9

コレ、最高でした。
UFOやオカルトブームを少年期に体現しているので、『ムー』的な題材には目がありません。
あのエイリアン解剖フィルムの真実がこういった事だったのか。
重要なチョイ役であるハリー・ディ
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ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)

3.5

『太陽がいっぱい』を書いたパトリシア・ハイスミス原作。
同作の世界観と同調するので楽しい。
もうちょいレトロな演出をしたら良かったのに。
撮影舞台のクレタ島〜アテネ〜トルコ〜イスタンブールが素敵です。

ダブル・フェイス(2017年製作の映画)

3.8

最近一推しの女優ゴルシフテ・ファラハニに絆され鑑賞。
静かなスリル。有能なモサドのエージェント。
まあしかし、ジャケ写が悪い。
これじゃあB級アクション映画にしか見えん。